傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

治療する在宅ホスピス

2005年12月07日 | 在宅ホスピス
ホスピスって、積極的な治療をしないところなんでしょ!?

ただ痛みをとって黙って見ているところでしょ!!??

と決め付けるのはどうでしょう。

在宅ホスピスでも抗がん剤による治療を行うのを実際目にしました。

ホスピス・緩和ケアってこんなもの!

って枠にはまらないのがホスピス・緩和ケアですね。

患者さんの希望は何よりも優先させたいと考えて、みんなケアしています。

百人いたら、百通りのケアがあります。

疼痛緩和のガイドラインはあっても

ケアのマニュアルはありません。


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4 コメント

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化学療法とホスピス (taq)
2005-12-07 15:11:25
日本のホスピスで,化学療法が可能なところはほとんどないと思います。その理由は何かなあと考えてみると,1)薬剤が高価であること(定額制の入院費用ではカバーできない) 2)化学療法をしない患者=ホスピスで診るべき患者と考えていること,3)最新の化学療法のプロトコールを安全に行うことがホスピス医師にできるのか と言う問題があります。僕の意見は適材適所です。ホスピス・緩和ケア病棟で化学療法は難しいと思います。僕自身も最新の化学療法をしてくれと言われれば指示は出来ますが,それは「生兵法」に近いと思っています。

こういう考え方も現実としてはあります。
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定額制 (MCP)
2005-12-08 01:24:19
そうですか。状況は厳しいですね。

一般病棟の中で作る緩和ケアチームだとそれが可能ですよね。

治療中から緩和ケアを平行して進めていくとなると、やはり緩和ケアチームで対応すべきなんですね…?
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問題は単純ではなくて・・・ (taq)
2005-12-08 10:21:58
光栄なことですが,時々緩和ケア病棟にしばらく症状緩和を目的に入院された後に,化学療法に戻られる患者さんがいらっしゃいます。病棟の雰囲気やスタッフの対応を気に入っていらっしゃって,「ここで抗がん剤出来ないの?」と言われて答えに窮したことはあります。



病棟のハードウエアの問題ではなくて,生活の場としての病棟そういうポリシーに賛同された方が化学療法をどうしてホスピスでやってはだめなの?と言われるのです。



「また化学療法して戻っておいでよ。」という話しをして数ヶ月他の病院や病棟で対応して頂いています。
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心の支え (MCP)
2005-12-08 12:04:48
個々にあわせて対応されているんですね。

他の病院や他の病棟でしばらく治療して、戻っておいで、といわれたら、安心ですね。

今後どこで過ごすか不安なく治療に専念できそうです。

その言葉は心強いし、支えになっているのかもしれないですね。
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