五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2017・11・21

2017-11-22 09:35:17 | 日記
まだダッチロールは続いている。今日も老老ブレックファースト(自家製のチーズハムサンド、キャンベルのスープ、カリフラワーとキャベツのサラダ、オレンジ)の後、街をフラフラ歩く。歩きながらあーでもなければこーでもないと展開を思い浮かべる。こっちを立てればあっちが立たずの、正にダッチロールの光景。機体は何処に向かうか分からずに歩き続ける。いつの間にか恵比寿ガーデンヒルズの中にきている。随分と歩き続けたので一休みして珈琲を飲みたかったが、どこもまだやってない。やっているのはガーデンシネマの中のカフェだけ。こんな映画の観方があってはいけないとは思うけど、珈琲飲みたさに10時45分上映の「ネルーダ 大いなる愛の逃亡者」(脚本ギレルモ・カルデロン、監督パブロ・ラライン)のチケットを買う。劇場のポスターに「チリの英雄的ノーベル文学賞詩人パブロ・ネルーダ」を描く独創的文学サスペンス」とあるのを見ただけで、恥ずかしながら私はネルーダのことも、監督のララインのことも何もしらない。上映までにまだ30分以上あったもんだから珈琲を飲みながら珍しく買ったパンフレットを読んでネルーダとララインのことを頭に納める。それは結構知的好奇心をかき立てる内容で、そのおかげで映画も十二分に堪能することが出来た。特にいい加減なプロレタリア詩人である主人公を追跡する警察官の生真面目さが面白い。ガエル・ガルシア・ベルナルが好演。映画館を出た処で、今度の芝居「壁」に出て貰う島川由美さんから電話があったので、恵比寿駅で会う。駅ビルにある中村屋でカレーを食べながらアメリカ旅行の土産話やその他四方山話を一時間ちょっと。会計の段になって、これからのつきあい、支払いは割り勘にして貰うことにする。それが何となくおかしい。ジャージャンまで来て貰って、渡米前に渡した台本の続きを(つまり四分の三まで)を渡す。正直云うと、お腹が空いてなかったので母との老老ディナーはパスしたかったが、そこは無理してでも一緒に食事するのが道義?母はいわしの煮つけの残り、私はスペアリブのジンジャエール煮の残り、更に豚汁の残りでご飯を少々。食後、録画しておいた「トットちゃん」(脚本・大石静)、リアルタイムで「監獄のお姫様」(脚本・宮藤官九郎)を見る。後者は何故時間軸を目茶苦茶にしているのかだんだん分かってきたけど、その種の映画や芝居を見慣れている私でもこんがらがってしまうのだから、さぞかし一般の人は戸惑っていると思うけど、いつも時間軸を目茶苦茶にした芝居をやっている私が文句をいうことではない。寒い。こんな夜はやっぱり紅茶にウイスキーだ★テアトロジャージャン第11回公演「壁」(作演出・桃井章) 出演・mic、櫻井美代子、島川由美 公演日2018年1/12日(金))14時&19時、13日(土)14時&19時、14日(日)14時の計五回公演(開場は開演の30分前) 料金3000円 会場はバージャージャン 予約専用電話は090ー9964ー2231 今回は一回公演の定員が30人、合計150人の定員しかありません。お早めにご予約を ★テアトロじゃーじゃんのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。jerjan-hiroo4f.jimdo.comへアクセスして下さい。