五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2014・3・7

2014-03-25 21:41:11 | 日記
母と老老ランチでかき揚げうどんと明太子のおにぎりを食べた後、広尾のRギャラリーでバレンタインディのお返しにバラで細工した包みを一つだけ買い求める。そう、今年チョコレートをくれたのは今日会うことになっているSちゃんだけだったのだ。付き合っている彼女はいないし、お店はやってないし、当然と言えば当然なんだけど、ひとつだけと云うのは何だか妙な気分。3時半に茅場町のT歯科へ。先週に引き続き前歯の治療。終わった後、神保町の岩波ホールで「家族の灯り」(オリベイラ監督)を見る。こんなにこんなにポルトガル好きなのに、ポルトガル人の文学や映画を今まで面白いと思ったことがないのは不思議だ。唯一イタリア人のタブッキに導かれて読み出した詩人ペソアだけか?と云っても「異名者」と云う概念や彼の生き方に哲学的興味を持っているだけで、詩の内容じゃない。105才の現役最長老の映画監督が撮ったこの「家族の灯り」も例外じゃなかった。起きていられたのは30分位か?目が覚めたら場内が明るくなっていた。このポルトガル人の芸術的感性と俺のミスマッチについてはいつか解明したい。Sちゃんが仕事を終わるまですずらん通りのロシア料理店で待つことにする。古本屋街の裏通りとロシア料理が似合うと思うのは、ニコライ堂があるからか?でも、Sちゃんとロシア料理は似合わない。早々に店を出て、何処か別の店を探すべくブラブラしている内に大手町から丸の内まで来てしまう。彼女行きつけのバーレストランでケーキと珈琲。例の如くいつものお喋りをしてから、東京駅で秋田から上京してきた父親と会うSちゃんと別れたのだけど、五分もしない内に山手線ホームで五反田のもつ焼き屋にいくことになった彼女と父上に会ってしまう。そしてそのまま五反田のもつ焼き屋Bに同行することになったのだけと、自分より十数才も年上の娘の男友達?と飲む父親の気持はかなり複雑か?
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2014・3・24

2014-03-25 19:36:31 | 日記
朝起きたら昨日ポルトガルへ旅立った若手俳優のTとS夫婦から「今リスポン空港に着きました。ポルトガルを満喫してきます」と云うメールが入っていた。俺はすぐさま「リスボンはパイロアルト、カフェブラジリアの前のベンチに座っている俺の友人である詩人のペソアによろしく」と返信をする。ポルトガルについては殆ど未知の世界だった二人だけど、出かける前に俺がポルトガルについての蘊蓄を傾けたので、この程度の固有名詞は理解できる筈。それにつけても羨ましい限りだ。朝食兼昼食は、畳鰯、しばらくぶりに始めた自家製の漬け物、イカの沖漬けの胡麻油炒め、大根の煮つけ、若布とネギの味噌汁。2時に事務所へ。Iが来て、一昨日の妹に代わって床をピカピカに磨き上げていく。誰が見ても掃除嫌いの俺にしてみれば、Iや妹の清潔好きは想像がつかない世界だ。夕食は母と一緒にアラビアータにアボガドのサラダ。最小グラスでビールを一杯づつ飲む。デザートはIがお土産にくれたレーズンクッキー。美味。夕食後はノーゲストだったので東京タワーを時折見やりながらパソコンに向かう。何処か売れっ子作家風。11時過ぎ少し寒かったけ天現寺から五反田まで歩いて帰る。ブラブラ歩きの小一時間はポルトガル語のテキストを聞きながら歩く俺のポルトガル逍遥。
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