日日是好日

退職後の日々を写真で記録

新潟水俣病

2024-03-18 09:22:52 | 日記
昨日、書いた道の駅「阿賀の里」の裏には阿賀野川が流れており、遊覧船 を楽しむことができる。私も二度ほどこの遊覧船に乗ったことがあるが、紅葉の季節など景観は素晴らしい。



しかし、この阿賀野川には残念な歴史がある。この川沿いに住む人たちに、後に「新潟水俣病」と呼ばれる公害の被害が発生してしまった。
この道の駅の展望台にも新潟水俣病に関する写真や資料が置かれている。

資料を見ると、「1965年(昭和40年)5月に新潟大学の椿教授らが、原因不明の水銀中毒患者が阿賀野川下流域に散発と報告した」と書かれている。
昭和40年5月というと、私が新潟に来た翌月である。
確かに、この頃に水銀中毒が発生しているのを聞いたのを覚えている。
また椿教授をテレビのニュースでよく見かけた。

後に原因は昭和電工(株)がメチル水銀を含んだ排水を阿賀野川に流していたことが分かった。
このメチル水銀は川魚に濃縮蓄積され、その魚を多く食べた人たちに被害が発生した。

新潟水俣病が公式に確認されたのち、水俣病の認定、補償などを巡って裁判が現在も続いている。
昨日の当地の新聞にも「新潟水俣病第5次訴訟 判決まで1ヵ月」とのタイトルで大きく扱っていた。
半世紀以上経過しているが、まだ完全解決に至っていない。


「延期するタイヤ交換今朝の雪」

 3/17の歩数:5,787歩


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