初めて我が家にツバメがやって来て巣を造ったのは2004年のことだった。
それ以降、巣を天敵のカラスに襲われた翌年を除いて毎年やって来ている。
退職後、ブログを始めてからは「ツバメ日記」を書き、ツバメを観察してきた。
一時期は我が家の北、東、南の軒下に三つの巣を造った年もあったのと、一年に二度産卵するつがいもあったりして、おそらく今までに100羽以上のヒナが我が家から巣立ったものと思われる。
1.つがい
毎年、雄のツバメが最初にやって来て、大きな声で鳴き、雌のツバメを待つのが始まりである。
雄ツバメ
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雌ツバメ
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雄と雌の外見的違いは尾の長さである。
雄の尾は長く細い。雌の尾は短く少し太く見える。
2.巣造り
二羽のツバメは近くの田圃から藁と泥を運び唾液で固め産卵のための巣を造る。
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一度造った巣は翌年は傷んだ所を補修して使用するのが一般的である。
巣は修理しながら使用すれば10年ほどもつ。
3.産卵・抱卵
交尾した雌ツバメは一日一個の卵を産む。5~6個の卵を産むと言われているが、今までの経験からすると全て5個であった。
産卵しても直ぐには温めない。ヒナの成長を合わせるために、3~4個目あたりから抱卵するようである。抱卵は雌ツバメの役割である。雄ツバメは近くで天敵を見張っている。
抱卵開始から2週間ほどで孵化しヒナが誕生する。
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4.育雛
ヒナが誕生すると両親のツバメは頻繁にエサを運ぶようになる。
エサは最初は小さいものから始まり、成長につれて大きな昆虫を運んでくる。
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5.巣立ち
ヒナは孵卵して約三週間ほどで巣立ちする。
しかし、同時にに巣立ちできないヒナが多くの場合存在する。最後に誕生したヒナと思われるが、餌を十分貰えず体が少し小さい。
それでも、夕方には何とか巣立ちする。
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巣立ちしたヒナにも親鳥は暫く餌を運ぶ。
その後、飛行訓練をに三日ほど行う。訓練中の夜はヒナたちは巣に戻る。
最後の日の朝には挨拶するように全員そろって電線に並び、その後、飛び立つ。
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ツバメ
分類 スズメ目 ツバメ科
生活型 夏鳥
分布 種子島以北
生息地 市街地、農耕地など
見られる時期 3~10月
全長 17cm
くちばし 小さい
尾羽 燕尾
鳴き声 繁殖期の雄「チョチチュワチュチチュチ・・・ビリリリリ」
飛び方 直線飛行
雌雄の特徴 雌雄同色