(今回は病気の話です。多分面白くないと思います。腎臓が丈夫な方にはこの記事をスルーすることをお勧めします。)
先週14日が今年2回目の受診日でした。尿中蛋白はほぼ正常値となり、血中アルブミンも少しずつ改善して正常値まであと一息です。なので毎日のステロイド投与量も 2.5mg 減らしてもらって 12.5mg となりました。
検査結果から見ればすべては順調に推移しているのですが、気にかかることが2点あります。その一つはステロイドのの副作用です。上記の表を見てもらえばわかりますが、ステロイドの摂取量はだんだん少なくなっていますが、副作用の方はむしろ顕著になっているという実感があります。ネフローゼ症候群というのは、タンパクが尿から漏れ出すので血中アルブミン濃度が薄くなる、そうすると浸透圧の関係で血液中の水分が血管外に漏れ出してそれが浮腫みになるという、そういう病気です。なので血中アルブミンが増えてくれば浮腫みも改善されるはずなのですが、私の場合は足の甲やほっぺたなど特定の部分が腫れて来てむしろひどくなっているような気がするのです。
ステロイド剤はあらゆる炎症に効くと言われる薬ですが、それだけに副作用も多くそれを抑えるためにいろんな薬を合わせて併用します。ところがそれぞれの薬にも副作用があるわけで、その時々の体調によってさまざまな症状が出ます。塩分が滞留して急に体重が増えたり、逆に急に体重が減りだしたり、やたら内出血しやすくなったり、手が急に硬直したり、今まで経験しなかったようなことが次々と起こります。中には、毎年冬になると悩まされていた乾燥肌の悩みがなくなったというような好ましい副作用や、とにかく御飯が美味すぎて食べだすと止まらないというような悩ましい副作用もあります。というような具合で、最近は少し薬の副作用に翻弄されているような感があります。
もう一つの懸念は、このステロイドと何時決別できるのか? ということです。受信日の検査結果が良好であればステロイドの服用量を減らしてもらえるのですが、今回は 2.5mg の減量です。受診は8週間に一度ですので毎回 2.5mg 減らしていっても、12.5mg がゼロになるにはあと5回はかかります。しかも、ステロイドの摂取量が少なくなればなるほどその減量幅も小さくしなければならないらしいので、順調にいってあと1年以上はかかります。
もう少しこの副作用と付き合っていくしかなさそうです。