クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

恩賀・高岩見物  H-20-9-27

2008-09-28 12:52:12 | 安中・松井田
高岩見物とは後になってからの言い訳で本当は高岩を早々に片付けて
「大山」に行く積もりだったのだ。だが、スタートからの思いこみ違いの連続で
混乱し、結局何も出来ずに高岩周辺トレッキングで終り。何とも締まらない
一日だったが、若しかすると老人ボケ?と思うとゾットする次第。

やや風はあるが予報通りの晴天で気楽にR-18を西進。何時もと違って
松井田バイパスからの妙義が見事、白雲山中腹の「大ノ字」がはっきり見える。
車を停めて展望を楽しむ。



碓氷バイパスで約3K、最後のセブンイレブンでスポーツドリンクと昼用の
餌を少々仕入れて、直ぐ先を左折して先日覚えたR-92へ。13K程の蛇行道を
辿り、もう少しで軽井沢インターと言う地点に高岩登山口道標。これがかつて
「あおちゅうさん」が書いていた正規のルートらしい。そこから0.2K先にも又道標。
高岩が見事に見えるのでこれだけでも満足(10.31)。



だが、今日は「300山」に書かれている「野外教育センター」から入りたいので
直進して信号を右折して軽井沢方面へ。右側を注視しながら進むがそれらしき
建物も脇道もない。更に進んだら見付らないままに大きな橋まで来てしまった。
諦めてUターン、再び探しながら下っても駄目でインターに。
ここから再び高岩を眺める。



仕方なくR-92に入りなおして先ほど確認しておいた道標から山手に乗り上げる。
この道は「コの字」に廻って下の道標に出る筈だが、真中辺に登山口の標柱。
反対側の山手に斜めの登り道。



だが、狭い道なので駐車場所もない。そのまま、0.2K程バックの侭下がって
退避スペースに駐車。蛇行山道をバックで0.2Kとは歳は取ってもマダマダ
運転は確かなものと一人で納得。登山道は直ぐに二又分岐するが、右の
舗装路は数十㍍で藪にぶつかり進行不能。再び元に戻って左の道。
水路と言った方が適当なのか?窪と言うべきなのか?ザレの歩き難い道は
間も無く作業道に合流、下山用なのか? 「登山口→」の道標。



二つ目道標で右に回るとやや藪ッぽい道。後で考えると、ここでセンター
からの道と合流していたらしいが全く気付かず別ルートと決めこんでいた
ので後の混乱のもと。



間も無く大岩の下に「御嶽大権現」の祠、これを見たら合流済みを認識すべき
なのに何も考えずに通過(11.29)。



少し傾斜が厳しくなり大岩の間を縫うように進むがこんなテープや



岩に付けられた黄色のマークに依って進路は明瞭。



やがて爺イの大嫌いな沢登りが始まる。傾斜もきつく故障中の足裏に
ビンビン響く。沢にはマーク多数だが予想外に長く角落山を思い出す。



漸く沢登りが終ると今度はズルズルに滑るザラ場、今日は軽量の靴なので
軽アイゼンも装着できずに苦戦。其の先に軽い岩混じりの急登を抜けて
何とか鞍部着で休憩(12.16)。



ここて゛頭の中の方位感覚が完全に狂った。地形図によると西南から鞍部に
着いた筈なのに何か北東から来たような感覚。鞍部から見える左右の山の内、
右の山の下部に大穴が空いている。あれッ 岩の大穴は雌岳ではなかったか?
(実際は穴明き岩は雌岳の北端の岩でここから見える筈はなかった)
鞍部の右が雄岳、左が雌岳という予備智識が崩れてしまった。
此の先、センターからのルートが別と思って探しまわったりして右往左往
したので記憶が定かでないが、最初は右に行ったと思う。
岩隗に近付き、二又を左に行きこんな岩の下を進んだら展望場所で
行き止まり。



東に見えるのは若しかすると「裏妙義」の連山か。



その少し右手に近いのは多分「谷急山」と奥に妙義の山々らしいが
自信はない。



分岐に戻って右に行けば多分雄岳のチムニ―鎖場だったろうに何気なく
鞍部に戻ってしまった(12.37)。今度は反対方向、
こんな岩山が見えた(13.00)。



一寸酷い道を進むと



何か正面が崖、上にロープが見える。数㍍の崖を登ってロープで又数㍍。
ロープの終点から右に移って急登を登ると小さな稜線、左に行くと展望。
だが、方向感覚が狂っているのでどの山を撮っているのか判らない。
(この撮影位置はaninecoさんの写真からすると雌岳最初のピーク付近。)





展望場所から前進すると左に岩のヤセ尾根、其の先のトンガリに光った
金属の鎖が長く付いている。爺イは岩廊下を渡れないので眺めるだけ。
こんなのはHPに載っていた記憶は無いなと思いながら進むと行き止まりの
感じなので引き返す。
(帰宅後に読んだaninecoさんの2006-12の記事に「稜線から離れて
ナイフブリッジで繋がる残置ピトンがある岩峰が雌岳主峰」とあったから
若しかすると此れが該当か?)




ロープ上に来ると殆ど垂直なのでビビッて足が動かず座りこみ。良く
こんな所を登ったなと感心するより後悔しきり。暫く降り方を考えて
いたら天の助け、赤シャツの単独氏が見えた。
大声で呼びかけたら「どうしましたあ?」と近付いてきた。
「降りられないんです」と泣きを入れると「見ててあげます、誘導します」
と心強い一言でロープにぶら下る。何が恐いかって登りでは気づかなかったが、
ロープを結んである立木が崩落で根がひっくり返り今にも落ちそうなのだ。
下からの誘導でロープ末端の小テラスまで下り、雑木にしがみ付いて漸く生還。
単独氏はどうやら雄岳の帰りにこっちの様子を偵察に来たらしい。
二人で鞍部に戻って雑談暫し。「思い込みが強いと錯覚はよく起きるもんですよ」
と年寄りを労わる気遣い。

先に帰途につく単独氏を見送ってから
遅い昼食(14.00-14.14)。
長野県山岳ガイドマップには雌岳手前に「崩落地」とあるので
此の辺の事かもしれない。

帰路は往路と同じ、一体今日は何しに来たんだろう?
下りのザレ場で数回の転倒、沢下りに入ると途中でこんなもの、落下して来た
岩が丁度枝に嵌りこんだのかな。
それとも落下して来た岩を抱きながら木が成長して上に持ち上げた?



下山途中ではこんな道標が満遍なく付いているので頼りになる。




往路では見逃した道標、恩賀方面とインター方面とある。
若しかするとこの「インター方向」というのが野外センター行き?



一旦はインター方面に進んだが木柵が出てきて良く判らないので再び
左に回って本道に復帰しで無事帰着(14.53)。
ここからの高岩もなかなかのもの。



一服してからR-92で帰路につく。R-18に合流する手前でこんな景観。
若しかすると「西大星」とか「赤岩」「烏帽子」等の裏妙義の山隗の一
角なのかもしれない。




今度はもっと判り易くロープや鎖の無い山にしよう。

(長野県山岳ガイドマップより)



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