クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

旧赤城村から鈴ヶ岳 H-18-8-11

2006-08-11 21:59:07 | 赤城山周辺
明日からお盆に入ってしまうし、上層寒気の入りこみで二、三日は雷雨あり
との予報なので昨日のゴルフ疲れも忘れて山行きの支度。軽めのコース
として難易度星二つの家族向き「鈴ヶ岳・赤城村コース」を選択。
赤城村って「赤城」という山名を冠しているので古来からの村名であろうと
思っていたら何と誕生は1956年(S-31)だった。
この年、勢多郡・敷島村と横野村が合併そして50年後の2006年に渋川市。

関越を使うほどでも無いので渋高線で渋川四つ角を経て17号に合流。
約6キロで70号線方面に右折、津久田信号で左折して深山方面
看板を辿り、深山信号を過ぎたら今度は「赤城キャンプ場」道標に
従って進む。やがて「展望の丘」への分岐を過ぎるとキャンプ場、
この看板、進行方向後ろ向きなので見逃し易い。

そこから約1㌔で登山口(10.29)鈴ヶ岳へ2.9kと表示されて
いるので歩行標高差585mも考えると一寸キツイかなと思いながら山に入る。

右手に大きな山が見えるがこれが「矢筈山」かもしれない。
道は作業道風、所々にテープがあるダラダラ登り。間も無く左手に岩窟風
のものが見えた。寄り道して中を覗き込むがどうやらかなり深いらしい。
(10.40)

路傍に立派な道標も現われるがこのタイプ、鞍部までに九つも設置されて
いる念の入れ様。(北コースには4個)

壊れた木橋を過ぎると急登と平坦を繰返しながら南東へ。
何時も見る馴染みのマークの石柱を過ぎると(11.09)

やがて渓流にぶつかりその近くに石碑があり「清流不動明王」と刻まれ
ている。渓流の冷たい水で顔を洗い、渡らずに東に向きを変えて登っていく。
(11.21)

途中の石像物などを見ながら行くと、樹幹のテープ位置から鞍部に向かって
ジグザグ道が始まる。

急登ではないが一辺が長いので楽ではない。(11.57)
最後は直登して漸く鞍部に到着。ここは四つ角で新旧道標が多く賑やか。
右の道は大沼とあるが「新坂平」を発して「鍬柄山」を経てくる道、直進は
北コース。目的の山はここを左折となる。
(12.17)

古い道標には「新坂平」と書かれている。

直ぐに目の前の大コブに挑む。傾斜はキツイが木の根と岩角が自然の
階段に成っているので意外に登り易い。まもなく本格的な岩場が2箇所
続く。慎重に進むが岩の表面に動物の爪痕らしき筋が多数付いている。

ここを過ぎるとやや平坦の道で最後の鞍部へ。同じような岩場の間を
古いテープを目で追いながらコースを辿る。大分、緊張状態が続いた後、
幾つかの石像物の先に広場風の頂上(13.00-13.29)。
頂上標識、三角点、石像物と賑やかだが、カンカン照りで1500mを
超えているとは思えない暑さ。


十数年前に「群馬移動通信」氏親子が撮ったと同じ構図で記念写真。

樹葉繁茂が激しいので岩の上から展望を楽しむ。大沼の左端に見えるのは
「黒檜山」と「駒ヶ岳」なのかな?「岳」より「山」が立派。湖の色が
緑に同化してハッキリしない。


その右手のアンテナ林立の山は「地蔵岳」か?

ゆっくり昼食の後、慎重に下山開始、岩場も何とか無事にすりぬけて
再び鞍部に戻る(13.54)
今度は周回下山のため、北に向うが渓流近くの案外な急降で、ザラ場も
多くて此方の方が滑り易い。

日陰の為か湿気が強くて発汗も多くて気分は良くない。似たような道を
飽きもせずに降り続けやがて北西に廻り込むように林道らしき道に飛び出す
(14.31)。其処の出口の看板をみたら頂上まで1.5kとあるので此方
が近いが、ここまでは車が入れないから大差はない。キャンプ場まで3.1k、
従って駐車場所まで2.1kの林道歩きだ。


道はガタガタ、暫く下ると再び林道にぶつかって合流。(14.37)
関東ふれあいの道の看板があり、大洞に繋がるらしい。

似たような未舗装道を延々と下ると途中にゲートなどが2箇所もあり、やっと
林道の終点となって舗装道路へ出る。(14.54)

この先、僅かで「展望の丘」看板があったので一寸寄って見た。ここからの
「鈴ヶ岳」の姿は誠に見事。あれを登ってきたと思ったら満足感一杯。

ほんの少しの歩きで駐車場所に辿りつく。(15.07)
往路2時間31分(1時間55分)復路1時間36分(1時間35分)( )内は300選。
帰りはのんびり違う道をあちこち回って帰宅。桐生第一の逆転勝は車の
ラジオで知った。先ずは目出度し。
次の東洋大姫路とも互角の勝負が出きるだろう。


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