クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

玉原湿原から尼ヶ禿山周回  H-23-5-19

2011-05-20 10:38:01 | 中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川
「小尾瀬」と云われる玉原湿原へ水芭蕉見物、序に尼ヶ禿山とおまけに
三角点・長沢にタッチしてくる周回ハイク。最近は沼田市街地も大体道を
覚えたので材木町から柳町交差点、右折して木田坂上から北へR-266をまっしぐら。
綺麗な円錐形の戸神山、ぼってりの高王山などを左手に見て迦葉山分岐を
過ぎ、カーブNOの設置された蛇行道を進むと雑木の間から玉原湖。



更に進んで案内書にあるセンターハウス前の駐車場、生憎レストランには
本日休業の張り紙。二台が駐車しているだけで閑散、さては水芭蕉の最盛期は
過ぎたかの予感。友人のWASSYさんの16日の記録で満開とあったのだが。
目前の中央広場にも人影はなし。ハウス右側のサイクリング道路から出発(8.30)。
オッと入り口に注意看板、残雪・登路不明確のため尼ヶ禿へは上級者とあるが
何とかなるだろう。





帰途の登り返しが心配になるほどの下り道を進むと、左に自然環境センター、
右に十二山宮。





そこに道標で湿原入り口。そのままロードを直進すればトンネルの所まで
続いているらしい。



木道を進むがどうも湿原の雰囲気がなかなか出てこない。



やがて左周り右周りの分岐、尼ヶ禿に行くので右周りの道へ。道標の前に
極めて小規模ながら目的の花が現れた。大きなカメラと重そうな三脚を
構えたカメラマンが一人。











群落は僅かの区間であっけなく終わってあとは茫々たる風景、夏や秋には
別の姿を見せるんだろうか?



この道標で湿原ともお別れ、尼ヶ禿まで2.3K、1時間20分と表示。



周辺も山道らしい雰囲気。



やがてさっきのサイクリング道に再び合わさる。トンネル経由なら右に
行くのだがこっちは最短を狙うので左折して僅かの距離のこの道標で山手に。



前方に低い二段の稜線が現れる。



木枠段のお蔭で楽々と小稜線に向かう。



登りきると又、道標。あと1.7Kで一時間5分とやたらと時間表示が細かい。
前方に見える建屋が東京大学セミナーハウスだろう(8.56)。



樹幹につけられているこの紐は連続しているので多分目印か?積雪時期には
極めて有効だろうな。



大木の幹のこの穴は? 啄木鳥と総称される赤ゲラなどの採食の跡?



評判のブナの森林地帯を気分良く歩く。巨木も多い。



トンネルからの道と合流する稜線まであと直線で100m。



合流は丁字路(9.28)、左折して次の目印の鉄塔に向かう。



鉄塔下を通過、ここの標高は約1345m、目標までの標高差120m、直線距離
約540m。



所々に出発点の注意板にあった残雪があるが登路の最大はこれ。



乗り切ると迦葉山への分岐道標、aninecoさんはここから登ってきたんだな。



やや厳しい登りを経て山頂着(10.16)。東の直ぐ目の前に武尊、高崎からは
赤城の左肩にちょっぴり見えるだけなのでじっくりと対面。



眼下には玉原湖。



東南のこの山は三つ峰?



奥利根の山々、もつと左に雪を戴く連峰が見えるが雑木が邪魔して写真に
ならず。南の赤城・子持・榛名方面は完全に靄の中。





花は全く無いが山麓の新緑が見事な盛り上がり。



三角点は三等で点名もそのままずばりの「尼ヶ禿」



標識は柱のものを含めて二つ。何時も見る達筆や、すかいさん、G氏のものは
見られなかった。






誰も来ない静寂の中で軽食を採りながらのんびりと景観を楽しみ出発は(10.47)
帰路は黄色線。



途中の雪溜まりの柔らかいところでずぼっとツボ足、深さは大体30㎝弱。



鉄塔通過は11.00、往路の丁字路分岐は直進で玉原越起点方向へ。



下りは半端ではなく、此方を往路に選ばなくて正解とつくづく実感。
湿原に注ぐと思われる綺麗な流れを渡って対岸の斜面を一登り。



やがて写真で見たサイクリング道終点のトンネル前に到着。



路傍にはフキノトウがずらっと並んでいるがやや育ちすぎ。



蛇行道路を下りながら左への脇道を探す。下から大型カメラを持った
二人連れ、久し振りの人の姿。
やがて目標の分岐、



左へ登る道はやや藪っぽいが幅広。



約200Mで玉原越起点、左に行けば藤原湖か? 右へ行けば水源ルートの
終点を経て湿原。此方は「行き止まり」表示への直進。



緩く登っていくと右側に「東電武尊無線中継所」のアンテナが高々と。



案内どおりその脇で幅広道は終わって左目の荒れ道に。



少し進んで僅かに右に寄ったらチャントした木道付きの登山道。



殆ど平坦の樹間の道、三角点山の直下で疲れた足を休めるため
路傍に座り込んで昼食。
かなり足に堪える登りをこなして漸く三角点峰に到着。こんな立派な道標で
優遇されている三角点は初めて。多分、山頂標識を兼ねるんだろう。



三等で点名は「長沢」、1302.5m。



往路と変らぬ巨木の森を東に向かって急降、落ち葉がからからに乾いて
いて滑り易いので慎重に。



ここにも小規模の残雪が見られる。相当な豪雪地帯なのかな?



下りきると分岐道標、その先まで行ってしまうと湿原は見られないので
「水源ルート」を下る。



やや厳しい下りだが、やがて泥濘地が多くなり、丸太橋が渡してあるが
それでも間に合わず靴は泥んこ、近くの清流でその都度、洗い落とす。



沢を離れても道は何となく湿っぽい。



道にはこんな倒木が邪魔しているーーと、思ったら伐採材を
登路に放置してあるのだ。標識を付ける位の道ならもっと配慮したら
良いのに。



やがて玉原越起点から降りてくる道に合流、左折して僅かの距離で
湿原遊歩道西北端に到着(13.22)。往路で右回りの半分を見たから今度も
右回りで残りの半分。



だが、湿原らしいのは木道だけで何もない。



間もなく往路との合流近くで群落、すっかり花は終わっている。



それでも僅かに残る花を探してパチリ。何組かが同じ様に少ない花を
探してウロウロ。







今から湿原に向かう数人とすれ違いながらやつと環境センター脇で
サイクリング道路に出る。



あとは道路を長々と登るだけだが、生憎の事に水場で小学生の団体と
一緒になり、ペースを合わせようとしたらとても追いつかず、
遥かに引き離されて重い足でセンターに帰着(13.46)。
15000歩強のやや疲れた一日も無事終了。但し、セルフで撮った筈の
自分の画像が記録されていない事を帰宅後に発見。確かに雪嶺をバックに
撮って確認もした筈なのに。タモリの「世にも不思議なーー」風に
考えると爺イの余命は78歳で遂に無くなった? 眠ると目が覚めないかとも
思ったが、今ブログを書いているのだから少なくも今日は大丈夫。

ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 榛名南麓破線遊びと天狗西峰... | トップ | 水沢山簡便コース周回 H-23-... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川」カテゴリの最新記事