榛名南麓の周回。南榛名林道の「糠塚橋」を発して地形図の破線を
北上して南から「鏡台山コル」、南北鏡台山に寄ってから天狗西峰、
南稜線を下って「種山林道」、南端の四等三角点・唐沢にタッチして
帰ってくる予定。
R-126で榛名に向かい、車橋の林道四つ角で榛名南林道に左折。
その角に5-16から5-19まで工事のためR-126全面交通止めの看板。
約10K西進して林道が最北に達するところが糠塚橋、花が咲き乱れる路側に
駐車して出発(9.03)。
先ず、帰路に下りてくる沢左岸の「種山林道」に注意看板が無いことを確認。
何時も思うんだが「ぬかずか」ではなく「ぬかづか」だよな。
登山口はこの道標のある林道入り口でダラダラ登り。
ほぼ一直線の林道は沢の右岸、途中の切り出し材は未処理のまま
朽ち果て様としている。林業の難しさの象徴のようだ。
紛らわしい分岐には天狗山への道標で直進を指示。
林道は一本道、こんな具合で雨水に削られ石がゴロゴロ。
やがて大きなV字の分岐、左に行くとそのまま鏡台山南峰の西側に
達する標準ルートだが、今日は破線を忠実に追うので右目へ直進(9.34)。
余り右目にそのまま寄り過ぎると東に流れすぎて天狗七合目付近へ通ずる
崖のぼりを強いられるので要注意。
小沢を渡って林の中へ。
直ぐに沢が始まるがこの先は幾条もの細流が出てくるのでその都度
一番左に移動し続ける。
沢筋には道形もあるので無理なく進める。
間もなく広い場所、何かに使った跡かな?(10.02) これを過ぎると前面の
林に突入。
沢がややV字に近くなったが何とかギリギリで前進。
遂に両側が狭まって沢に下りる。だがこれでも破線に乗っている。
遥か前面に稜線が見えた。これは南北鏡台山分岐と天狗四合目を結ぶ稜線だ。
直進は登れないので左に大きく曲がる沢の中を歩く。
右手に見える岩帯を左から回ってその右奥から来る別の沢に
乗り換える。
最後の沢を歩く。前面は反り返るぐらいの絶壁なので右の斜面に取り付く。
この大岩が目印、手前をかすめて登るのが唯一のルート。
そしてこのテープの所で登山道に這い登る。四合目から僅かに上。
この破線のルートは完全に失われた道だが榛名神社への峠道だったと
推察できる。
直ぐに鏡台山に向かう。分岐には立派な道標があり南峰を示しているが
地形図で鏡台山としてあるのは北峰。
差別された可哀想な北峰のためにかつて爺イが付けた道標が
未だ健在。
取り敢えず、南峰に向かう。入り口付近につけておいた榛名南林道への
道標も年数が経っているにしては未だ大丈夫。
緩やかに登って頂上(10.50)。北方の山々。
標識は「すかいさん」のものと例の達筆のもの二枚だが何れも
標高は1079m。ここの三角点の標高は1072.92mなのに。1079mは
北峰の標高だと思う。爺イのナビも気圧調整なしで1074mを指している。
で、その三角点は四等で点名もずばりの「鏡台山」。暫く展望を楽しんだ後、
北峰に向かう。
分岐から少し入ったところに大きな木柱、文字が薄れていて読み取れないが。
数回のアップダウンで雑木に囲まれて何とも侘しい頂上着(11.15)。
ここの道標の1079mには納得。旧榛名町全図1/10000は1078.3m。
メインを南峰に奪われたのはこの展望皆無が原因かな?
直ちに鏡台山コルに引き返す。爺イは「四合目」道標の方が気に入っている。
このタイプは番号が天狗までずっと続いているので単調な登山路の慰めになる。
少し行くと鐘原ヶ岳への直登路、出だしの笹道が崩落地の縁で
やや不安だがそれ以外は問題もなく面白いルート。
山裾を延々と続く天狗山への道はアツプダウンが少なくて助かるが
変化に乏しい。だが、偶にはこんな場所も。
六合目を過ぎると数箇所の登り、御親切様にロープつき。
七合目が近づくと若葉の雑木の間から西峰が見えてくる。
鐘原ヶ岳への登山路入り口、笹原の道だが夏には笹が強くて歩き難くなる。
大きく右旋回のところにこの「唐沢」の道標、かつて此れに釣られて
失われた峠道の探索に精を出したことがあるが結局は不成功。
その代わり唐沢から笹の大稜線を歩いて鐘原ヶ岳に達するルートが
爺イの定番になった。尤も、熊公のテリトリーらしいのでお勧めは
出来ない。
直ぐ先で八合目を見てから山裾を緩く登ると東西天狗山の分岐と
なっている九合目。左から派手な軽装の「山ガール」の集団が元気良く
挨拶をして下って行った。
天狗山方向の赤鳥居は横転したまま。
こつちは西峰に向かう。なだらかな登山道(12.24)。
例の木造の鳥居、注意書きに「ハイ ハイ」と答えて右手に進む。
そして丘に登る程度で頂上。
その脇に消えた道標。実はこれが爺イの西峰から南進するルートの
原点だった。かつての姿から判読すると「種山林道経由南榛名線」
と書いてある筈なのだ。
南北約70mの頂上台地の南端に石宮。ここで休憩と昼食(12.33)。
思兼(オモイカネ)命の碑。この神は高天原の知恵袋と云われる「知恵の神」、
天照大神を岩戸から出す方策を考えたとされることで有名とか。
本日の爺イ。
かつて付けたこの道標は今は見当たらない。不適切により廃棄か?
さて、いよいよ本日のメインイベント、西峰からの崖下り。
地形図でルート確認、真南は断崖だか西南に歩けそうなルートが
あるので一旦、西南に向かいその後にトラバースして南への稜線に
乗る作戦。
恐々と慎重に下降開始、6年前に一回通過しているがその時は白い
縒り紐のマークを頼りに夢中で降りたのでルートは覚えていない。
急傾斜を乗り切ると裾がやや広がる。頃合をみて左に旋回を始め
何とか西峰の直下に到達。振り向くとこんな感じ、写真では平面にしか
映らないが
脇を見ると傾斜は未だこんな具合。落ち葉に隠れた石で足首を痛めない
ようにソロソロ歩き。
膝がガクガクになる頃、林に突入してホッとする。但し、この檜林は全く
下枝を下ろしていないので雑木との境の隙間を歩く。
やがて何となく見覚えのある倒木の重なった深藪。ここは左に降りて回避だ。
下の林にははっきりと踏み跡。此処までくれば記憶も明瞭。
この赤テープがポイント。種山林道に出るか、稜線を尚も直進するかの
分かれ目。
林道へは右上の土手にあるこの10mほど続く深藪を突破しなくては
ならないので今日はパス。
尚も直進して無理なく林道に飛び出す。ここは種山林道の最高点で、
東西に走ってきた林道が南北稜線にぶつかって90度右折し、南進する
稜線と一緒になる。
帰途とは逆に幅広の下り林道を南進して南端にある三角点・唐沢に向かう。
林道が終点となると前途は幅広の伐採材の氾濫する林の中。
それを過ぎると前面の小尾根にぶつかって大きく右へ。
綺麗な稜線には赤テープ。
そして難なく三角点着(13.56)。四等・唐沢 994.8m。
樹幹にかつてつけた「仮称」とことわった標識。痛みが激しいので
少し修復。
これで本日の予定は終了、休憩の後に僅かな花や新緑を見ながら林道を戻る。
さっきの林道最高点からはやや藪っぽい道を蛇行しながらのんびりと下る。
そして終着は(14.44)。14000歩のハイキング。
ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。
北上して南から「鏡台山コル」、南北鏡台山に寄ってから天狗西峰、
南稜線を下って「種山林道」、南端の四等三角点・唐沢にタッチして
帰ってくる予定。
R-126で榛名に向かい、車橋の林道四つ角で榛名南林道に左折。
その角に5-16から5-19まで工事のためR-126全面交通止めの看板。
約10K西進して林道が最北に達するところが糠塚橋、花が咲き乱れる路側に
駐車して出発(9.03)。
先ず、帰路に下りてくる沢左岸の「種山林道」に注意看板が無いことを確認。
何時も思うんだが「ぬかずか」ではなく「ぬかづか」だよな。
登山口はこの道標のある林道入り口でダラダラ登り。
ほぼ一直線の林道は沢の右岸、途中の切り出し材は未処理のまま
朽ち果て様としている。林業の難しさの象徴のようだ。
紛らわしい分岐には天狗山への道標で直進を指示。
林道は一本道、こんな具合で雨水に削られ石がゴロゴロ。
やがて大きなV字の分岐、左に行くとそのまま鏡台山南峰の西側に
達する標準ルートだが、今日は破線を忠実に追うので右目へ直進(9.34)。
余り右目にそのまま寄り過ぎると東に流れすぎて天狗七合目付近へ通ずる
崖のぼりを強いられるので要注意。
小沢を渡って林の中へ。
直ぐに沢が始まるがこの先は幾条もの細流が出てくるのでその都度
一番左に移動し続ける。
沢筋には道形もあるので無理なく進める。
間もなく広い場所、何かに使った跡かな?(10.02) これを過ぎると前面の
林に突入。
沢がややV字に近くなったが何とかギリギリで前進。
遂に両側が狭まって沢に下りる。だがこれでも破線に乗っている。
遥か前面に稜線が見えた。これは南北鏡台山分岐と天狗四合目を結ぶ稜線だ。
直進は登れないので左に大きく曲がる沢の中を歩く。
右手に見える岩帯を左から回ってその右奥から来る別の沢に
乗り換える。
最後の沢を歩く。前面は反り返るぐらいの絶壁なので右の斜面に取り付く。
この大岩が目印、手前をかすめて登るのが唯一のルート。
そしてこのテープの所で登山道に這い登る。四合目から僅かに上。
この破線のルートは完全に失われた道だが榛名神社への峠道だったと
推察できる。
直ぐに鏡台山に向かう。分岐には立派な道標があり南峰を示しているが
地形図で鏡台山としてあるのは北峰。
差別された可哀想な北峰のためにかつて爺イが付けた道標が
未だ健在。
取り敢えず、南峰に向かう。入り口付近につけておいた榛名南林道への
道標も年数が経っているにしては未だ大丈夫。
緩やかに登って頂上(10.50)。北方の山々。
標識は「すかいさん」のものと例の達筆のもの二枚だが何れも
標高は1079m。ここの三角点の標高は1072.92mなのに。1079mは
北峰の標高だと思う。爺イのナビも気圧調整なしで1074mを指している。
で、その三角点は四等で点名もずばりの「鏡台山」。暫く展望を楽しんだ後、
北峰に向かう。
分岐から少し入ったところに大きな木柱、文字が薄れていて読み取れないが。
数回のアップダウンで雑木に囲まれて何とも侘しい頂上着(11.15)。
ここの道標の1079mには納得。旧榛名町全図1/10000は1078.3m。
メインを南峰に奪われたのはこの展望皆無が原因かな?
直ちに鏡台山コルに引き返す。爺イは「四合目」道標の方が気に入っている。
このタイプは番号が天狗までずっと続いているので単調な登山路の慰めになる。
少し行くと鐘原ヶ岳への直登路、出だしの笹道が崩落地の縁で
やや不安だがそれ以外は問題もなく面白いルート。
山裾を延々と続く天狗山への道はアツプダウンが少なくて助かるが
変化に乏しい。だが、偶にはこんな場所も。
六合目を過ぎると数箇所の登り、御親切様にロープつき。
七合目が近づくと若葉の雑木の間から西峰が見えてくる。
鐘原ヶ岳への登山路入り口、笹原の道だが夏には笹が強くて歩き難くなる。
大きく右旋回のところにこの「唐沢」の道標、かつて此れに釣られて
失われた峠道の探索に精を出したことがあるが結局は不成功。
その代わり唐沢から笹の大稜線を歩いて鐘原ヶ岳に達するルートが
爺イの定番になった。尤も、熊公のテリトリーらしいのでお勧めは
出来ない。
直ぐ先で八合目を見てから山裾を緩く登ると東西天狗山の分岐と
なっている九合目。左から派手な軽装の「山ガール」の集団が元気良く
挨拶をして下って行った。
天狗山方向の赤鳥居は横転したまま。
こつちは西峰に向かう。なだらかな登山道(12.24)。
例の木造の鳥居、注意書きに「ハイ ハイ」と答えて右手に進む。
そして丘に登る程度で頂上。
その脇に消えた道標。実はこれが爺イの西峰から南進するルートの
原点だった。かつての姿から判読すると「種山林道経由南榛名線」
と書いてある筈なのだ。
南北約70mの頂上台地の南端に石宮。ここで休憩と昼食(12.33)。
思兼(オモイカネ)命の碑。この神は高天原の知恵袋と云われる「知恵の神」、
天照大神を岩戸から出す方策を考えたとされることで有名とか。
本日の爺イ。
かつて付けたこの道標は今は見当たらない。不適切により廃棄か?
さて、いよいよ本日のメインイベント、西峰からの崖下り。
地形図でルート確認、真南は断崖だか西南に歩けそうなルートが
あるので一旦、西南に向かいその後にトラバースして南への稜線に
乗る作戦。
恐々と慎重に下降開始、6年前に一回通過しているがその時は白い
縒り紐のマークを頼りに夢中で降りたのでルートは覚えていない。
急傾斜を乗り切ると裾がやや広がる。頃合をみて左に旋回を始め
何とか西峰の直下に到達。振り向くとこんな感じ、写真では平面にしか
映らないが
脇を見ると傾斜は未だこんな具合。落ち葉に隠れた石で足首を痛めない
ようにソロソロ歩き。
膝がガクガクになる頃、林に突入してホッとする。但し、この檜林は全く
下枝を下ろしていないので雑木との境の隙間を歩く。
やがて何となく見覚えのある倒木の重なった深藪。ここは左に降りて回避だ。
下の林にははっきりと踏み跡。此処までくれば記憶も明瞭。
この赤テープがポイント。種山林道に出るか、稜線を尚も直進するかの
分かれ目。
林道へは右上の土手にあるこの10mほど続く深藪を突破しなくては
ならないので今日はパス。
尚も直進して無理なく林道に飛び出す。ここは種山林道の最高点で、
東西に走ってきた林道が南北稜線にぶつかって90度右折し、南進する
稜線と一緒になる。
帰途とは逆に幅広の下り林道を南進して南端にある三角点・唐沢に向かう。
林道が終点となると前途は幅広の伐採材の氾濫する林の中。
それを過ぎると前面の小尾根にぶつかって大きく右へ。
綺麗な稜線には赤テープ。
そして難なく三角点着(13.56)。四等・唐沢 994.8m。
樹幹にかつてつけた「仮称」とことわった標識。痛みが激しいので
少し修復。
これで本日の予定は終了、休憩の後に僅かな花や新緑を見ながら林道を戻る。
さっきの林道最高点からはやや藪っぽい道を蛇行しながらのんびりと下る。
そして終着は(14.44)。14000歩のハイキング。
ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます