クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

水沢山簡便コース周回 H-23-5-25

2011-05-26 10:28:02 | 榛名山麓
好天は今日限りの予報を聞いて水沢山周回。但し、水沢寺から登るのは
無理なので船尾滝から上野原林道に登り、西登山口から登って
東に降りるという、ややインチキ臭いルート。



R-154、R-153と乗り継いで船尾滝駐車場。未だ一台も無く閑散。
(9.20)



案内掲示板を良く見てから滝に向かうが入り口に地震関連の
注意看板。



さして気にもせず蛇行の舗装路を登っていくと今度は「立ち入り禁止」。
だか、ゲートは開いているので其の侭通過。



周囲の新緑を満喫しながら滝入り口に到着。舗装路は未だ先に伸びているが
滝に立ち寄るために石段へ。



僅かの距離で東屋、灰皿付きなので折角だから一寸一服。



堰堤の方へ少し廻って正面から滝を遠望、若葉に映えて見事な景観。



さて、周回の開始。東屋の直ぐ下に西に向かう石段の小道。
小野関三太夫さんの雨乞い彫刻にタッチするためだ。



直ぐに左折して斜面の道を進む。まあ、道と言ってもこんな程度で
注意深く見れば雑草の下に薄い踏み跡があるという程度。



藪を払いのけながら進むと見慣れた看板が落ち葉に埋もれているので拾い出し、
よく見えるところに再設置。



藪の中の大岩に彫刻が見えるが、関係者が墨入れした文字を除いては肝心の
竜などの彫りはもう判別不能。





その奥からの細い踏み跡を数メートル登るとさっきの舗装林道の
延長に出る。S字を二回ほど繰り返すうちに段々と落石の痕跡が
濃くなるが、見たところでは新しいものではない。
やがて右の雑木の間に朽ち果てようとしている道標。



最後のカーブの曲がり角で左の叢を見ると道標があるが林道はその先が
終点(10.08)。



道標から僅かの先の左に赤リボン、ここが遊歩道の入り口。
コンクリートの台石の様な所の上を歩くのだ。



暫く進むと小さな窪地に数本の棒切れ、これが「左に渡れ」の
粋なサインだ。



此処を過ぎるともう道は明瞭になり赤リボンも見られる。



この堰堤にぶつかったら右に積まれた石の所から乗り越えて直ぐに
右岸に移る。



そしてやっと破壊された遊歩道は終わって木枠段。急斜面を蛇行して
うまく高度を上げてくれる。



左右を見ると斜面の傾斜は相当なもの。



やがて前方に稜線が見えた。



登りつくと降り用の道標の丁字路。迷わず左折して下りに入る。



だが、何か感じが違う。余りに急降でしかも道は細い。訝りながらもかなり
下ってから自分の影が見えないことに気付く。影は後ろからついてくる。
方向は反対の南に向かっている。とんでもない
錯誤。慌ててもとの丁字路に上り返すが30分のロス。未だ、理解しない
まま反対の右へ。

確かに安心できる北西への道。丁字路は下からは左と記憶していたので
未だ納得できず、いよいよボケなのか? と不安。



この丁字路は道標の示す通りに右折。



躑躅もチラホラ見受けられるようになる。



前方に二つ目の稜線が見えてきた。



辿りつくとここの道標は左を指す。ここで納得、「稜線に着いたら左」
の記憶はここの事だった。ボケではなく稜線が二つあることを忘れていた
「半ボケ」と自己判定。



道は快適。疑問が解けて気分が治ったせいもあるが。



この丁字路も左折で西北からやや西向きになる。



樹間から正面に二つ岳、角度からして雄岳のアンテナは見えるが
二つが重なっている。



右手には陽に当たる若葉が映える水沢山。たが、もう大分脹脛が
硬直しているので、これからあれに登るのかとやや憂鬱。



躑躅が益々多くなるが蕾もあれば少し萎れたものもあって花時は
まちまち。一斉に咲くのは人工的に植えたものなのかな?





何とか、この道標で上野原林道に飛び出す(12.00)。出発から
既に間違い修正30分を除いても2時間10分。



「榛名県有林」の木柱の下で軽食を採ってエネルギー補給。



ここから約400M北上して水沢山西登山口に向かう。途中に
やや古びた「伊香保森林公園」の入り口道標を通過。



登山口に来ると困ったことに「登山禁止」の表示。だが、乗り越えないと
帰れないから此処からは自己責任。



二股に分かれる登山路の合流に「宮標識」、三年前にこの水沢で
出会った「かっちゃん夫妻」にこの宮標識の話をしてその道の権威者二人への
連絡方法を伝えたことを思い出す。



少し、急登になって稜線着。右に中継塔のアンテナ(12.41)。



施設に寄ってこんな花の下で昼食。休憩。





東にはこれから行く水沢山の本体。



西にははっきり二つに分かれて見える二つ岳。



本日の爺イ。



十分足を休めてから登山再開、ここからは岩場も多くなり、山に
来たと実感できる。



危険箇所にはロープが張られているので年寄りには大いに助かる。
上からは何組かが下山してくるが中にはトレランの訓練らしい
軽装の若者たちが難しい筈の岩の間を跳ねるように軽快に通過する。



二つ目の宮標石を見つけると間もなく頂上。



頂上には先客が二人、方位盤で山名を確認しようと思っていたが
霞状態で殆ど駄目。



三角点は堂々たる貫禄だが三等で点名はずばりの「水沢」。
先客たちと暫く雑談や撮影のお手伝い。



頂上のこの花に見送られて水沢寺方面に下山開始(13.30)。



ほんの少し先でルートを左に外れた所に二基の石宮。



その脇に本日三個目の宮標石。



下りは想像以上の急傾斜と岩場の連続、こんなルートを登りで
選択しなかった事で正解。だが、下から次々と来る登山者たちは
大して息も切らさず、スイスイと登ってくるのでその違いを実感。
此方は恐らく15ミリ以上と思われる太目のロープがずっと続く。



やがてやや広いところに来た。ここが「東の肩」なのか?
それとも、この先の仏像が並ぶところが「肩」なのかな?
真下に貯水池、位置からすると「辻の塔貯水池」かも知れない。



そして仏像のところ、少々膝を休める。



下りは容赦のない急降が続く。崩落岩の処理現場脇を通過、どうやら真下に
大穴を掘ってそこに落とし込むらしい。



そのすぐ下が中間点の「休み石」(14.25)。ペットボトル一つだけの
登山者と雑談。所謂、水沢山常連の一人だが「フツーの人は登りで
一時間、オレは軽く其れ以内」と云われて返す言葉もない。
爺イの下り時間より遥かに短いから。



尚も直進でベンチの所、再び休憩して水沢寺駐車場の道標に進む。



漸く登山口に到着、左は水沢寺なのでこっちは右折。だが、ここも
通行禁止の指示。一瞬、逡巡したが再びの自己責任で東へ。





こんな道標もあるから、これが滝への道であることは確か。



道は快適な林間の道、危険なんかどこにあるんだ? と思いながら。



このテープでギョッとする。ホントに危険地帯に来たらしいが、
テープを跨いで先に進む。



第一の崩落、道が半分残っているのでそっと通過。



第二の崩落は厳しい、道の全体が無くなっている。だが脇に
木枠丸太が残っているのでその上に乗って蟹の横這いで突破。



第三も道ごとの崩落、幅が6-7Mなので勢いを付けて一気に
走り抜ける。片足が落ちる前にもう一方の足を踏み出す気持ちで。



つぎは沢のどん詰まりの崩落、良く観察すると新しい崩落ではない。
一寸上に行ってから斜面に沿って左に急旋回して通過。



やがてさっきと同じテープの通行止め。反対から来る人に対して
だから危険地帯は終了だ。



間もなく立派な縞鋼板の階段、



出口にやはり通行禁止の表示。そして森の中を暫くで滝への舗装路
と合わさって駐車場所に到着。今日も何とか無事に切り抜けた(15.25)。



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