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クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

榛名旭岳へハイキング R-3- 8-30

2021-08-31 15:03:22 | 榛名湖周辺
明日から又天候不順の予報なので山歩き再開の
一環で榛名低山でハイキング。狙いはアプローチが
容易で負担が少ない割には適当な岩場の段差が
何か所もあり山登りの実感が得られる榛名旭岳。

例によって榛名湖畔への最短コースと思っている
r-126で七曲峠を越えて湖畔の道、東に少し戻って
r-28入口の駐車場。周囲を見渡すと平地ではすっきり
した青空だったのに湿度が高いのか?霧に包まれたような
薄い墨絵の様な景観で早くも展望を楽しむ期待は大外れ。



松之沢峠に向かって登り始め東側の沼の原に相変わらず
花が少ないのを確認しながらスルスに向かうふれあいの道
入口前通過。木枠段か夏草に覆われている。



車道の西側に移ると珍しくノアザミが数株纏まっていて
数匹のツマグロヒョウモンらしき蝶?が取りついていた。
見た所、半数のものの前翅の先半分が紫黒色で、その中に
大きな白紋があるからメス。これは何組かのツガイで
数カップル総出だな。
蝶と戯れ


よくテレビなどのクイズ番組で「蝶」の数は「頭」
が正解とされているが元はといえば20世紀初頭に
研究対象であるチョウの個体の"head"を日本語に
直訳して頭としたのが定着したものなので
専門的にチョウを数える以外は、昆虫の一種として
「匹」で数えるのが一般的として良い筈。
序に言えばウサギを数える「羽」もその由来が
僧侶の肉食がらみの怪しげな挿話であるから
其の他の小動物と同じに「匹」で十分。
つまり、人間より大きい動物なら「頭」、
小さければ犬・猫並みの「匹」とすれば
簡単だという話。但し海の中の魚は「匹」、
獲られて人間の食材になると「尾」「本」だけは
状態が違うので使い分けも納得できる。

閑話休題でルポに戻ると間もなくふれあいの道の
スルス峠への入口。こちらも夏草繁茂。


僅かのアップダウンを丸太段・木枠段で進むと
丁字路で稜線到着。ツツジの時期には萌え上がる色で
見事だが今は僅かなコオニユリだけの草原。



標柱の下部に旭岳の方向と「つつじ峠」の
文字が加筆されている。



ここは三峰と旭岳の鞍部の丁字路で下からの
乗り越し道は存在しないから常識的な峠とは言い難いが
ヤマレコの投稿の中に国土院地図に加筆したものを
見つけた。曲がり角でもあるしポイントとして
有効だからまあ良し範囲かな。



登山路はきっちりと刈払されていてかっての様に
深藪を蹴散らす苦労はない。



一番歩き易いのは少々の積雪時(2008-11-27の爺イ)




登路は見た目より傾斜は強く、前方が見通せるのに
中々距離を稼げない。



漸く目印の巨木を通過して尾根は右に湾曲する。



こんな目印から山道らしくなり



突起にぶつかって右から回り込み




僅かな急登で稜線に復帰。



ここが最初の展望場所だが視界不良で何も
見えない。



すぐ前に段差、岩角頼りでクリアすると



再び迂回路で岩帯を回避し尾根復帰。ここが
第二の展望台。



残念ながらこんな姿しか見えずに残念。



前方が見えてくると早くも頂上直下。



この段差を登れば細長く極めて狭い頂上。



期待の相馬山が靄の中。



僅かに陽が当たっているのはこの黒岩の北尾根。



何時もの標識は健在だが大分傷んでいるので
補修が必要だな。



新規の標識発見。今年の六月設置の新品。
建ててくれたのは「群馬県榛名山岳会」。
随分長くかかったが漸く地元に山名が
認知されたようだ。



爺イの記録に残る山名アピールを続けてきた
歴代の標識さんたち。



本日の爺イ。展望が駄目なので軽食をとって
早々に下山。



途中で出会った僅かの花々。



帰路に観察した榛名湖南岸のウバ百合。
堂々と立派な実をつけていた。秋の種の
放出まで刈り取られることなく過ごせるように
祈るばかり。
榛名湖南岸ウバ百合


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旭岳 (榛名古道)
2021-09-07 09:39:37
旭岳のことはこのブログで知りました。僅かな時間で登頂できるのに、山頂感がちゃんとある(黒岩が見える側が崖になっていることもあります)。硯岩より湖から遠いので、展望の視野が広く、平野部まで見えます。

峠について調べたことがあるのですが(みやま文庫の「群馬の峠」)、峠というのは定義が広くて、目印として位置を共有できるような場所なら鞍部でなくてもよいようです。榛東村の富士見峠は展望のいい三叉路ですが鞍部ではありません。

それと矛盾するようですが、つつじ峠が実は変則十字路なのではないかということを五月に行ったとき見つけました。つつじ峠から七曲り峠方面を見ると、左側に竹で作った標識(字は読み取れない)と、藪の中を下っていくような青い目印テープがありました。地形図から妄想すると、大沢川の源流に下って実線経由で28号に出る道なのでは、と。

磨墨峠の道もそうですが、外輪山の稜線上にある関東ふれあいの道を一歩外れると、知られざる小径が網の目のように走っています。
返信する
re,つつじ峠 (爺イ)
2021-09-08 08:56:42
榛名古道さん
コメント有難うございます。
丁字路の近くに乗っ越し道があったんですね。
そうすれば立派に峠の要件を
満たしていることになります。
若しかすると標柱に追記したのは
ブルー紐をつけて乗り越していった御仁でしょうか?
ブルー紐で有名な沼田のN・Gさん?
爺イの思い込みの「峠」とは
「山道が尾根道と交差し乗っ越しているところ。先人の知恵で
一般には鞍部に付けられている事が
多いが碓氷峠の様な片峠を
含む」です。
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