クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

妙義周辺一回り H-25-11-16

2013-11-17 10:59:04 | 妙義・下仁田・富岡・南牧
一瞬、秋が戻ったような陽気に誘われて妙義近辺の紅葉見物の
積りで出掛けたが結果はこの辺の最盛期は一週間も前ということで
足慣らしの観光地見物に終わってしまった。

松井田バイパスを西進しながら妙義を眺めると山全体が茶色系、鮮明な
紅色は全く見られず、又もや時期を外したと少々落胆。
松井田インター入り口を通過して取り敢えず妙義神社に寄る為に
待ち時間5分ほどで道の駅に駐車。観光客は予想以上に多い。
前面に豪快な妙義の岩峰。



少し戻って神社参道を正面から。社は山の裾にあるのでミニ登山。
大きな一の鳥居は1974年の建設だから比較的新しい。



やがて目の前に豪華な「総門」、切妻造り八脚門で流石に国指定重要文化財だ。
この神社は上部が神域、下部が旧寺域という歴史を持つので右手の社務所辺が
旧寺域の「石塔寺」跡であり総門自体もかつての「仁王門」と謂う事らしい。
建設は1773年。



更に銅製の二の鳥居を潜る。1719年のもので県重要文化財。



右手にある小振りな社は「波巳曾社(ハコソシャ)」。一応、本殿・幣殿・拝殿
と揃っていてここが旧本社だったと言う。今では「祈祷殿」になっていて
七五三祝いの親子連れが何組も居た。



目の前に爺イの苦手な急な石段、165段もありおまけに手すりが無い。
かつてNHKの大河ドラマ「義経」で鞍馬山の場面はここで撮影されたほど
時代の雰囲気は十分。



石段の上には余り時代の匂いがしない随神門、側面には本殿に合わせ
たような彫刻。





ここから鍵の手のように曲がると直ぐにこれは立派な「唐門」。この位置が
神域の入り口とか。1756年の建設。



そして漸く「上州の日光」とも称される「本殿」。



掲額はそのものズバリの「妙義神社」。



本殿の彫刻。





金箔の竜。



本殿広場から石段下を見下ろすと急傾斜の具合が実感できる。



帰路は石段を避けて遊歩道を辿って水天宮前。



池の鯉は人影が見えると餌を期待するのか、押し合い状態で集まってくる。



神社を辞して再び車上に戻り蛇行のきつい道を進んで中之岳神社駐車場へ。
ここも満杯だか整理員が居ないので隙間探しに苦労する。正面に妙義が
その威容を見せてはいるが矢張り茶色主体で鮮明な紅葉は見られない。





路傍のこれは植樹で何処にでも見られるので珍しくは無い。



道路を横断して中之嶽神社の朱塗りの一の鳥居。登山支度の人は1/3位。



突き当たりの二の鳥居の所が「大国主神」が祭神の「大国神社」。



社殿はこんな雰囲気。



右手を見ると中之嶽神社の参道、手すり付きの急な石段が延びている。



妙義神社と同じような段数を登ると拝殿。この神社は御神体が「轟岩」
なので所謂「本殿」は無くて「拝殿」のみ。
周囲には紅葉が全く見られないので神社脇から第四石門まで登る事に
決め登山客の中に加わるがあっという間に一人置いてきぼりで遅れる。



途中で周りを見渡すが色付きはこれが精一杯。







すれ違いや途中の息継ぎ休止で時間が掛かりながらも何とか展望台分岐。



狭い展望台は満員で数人が手前で順番待ち。眺めを楽しんでいる人たちは
余程気に入っているのか中々降りてこない。待っている時間を利用して
枯れ枝越しに近くの岩峰。





これはやや低い位置にある第四石門方面、張り出しの展望岩テラスに
憩う人たちが小さく見える。どうやらコレでは休憩所も満員だろう。



漸く展望台の入れ替え。岩の上から景観を楽しむ。直ぐ目の前に尖塔。



今月初めにも滑落事故があったと聞く危険そうな岩山。





大砲岩、何人もの人が挑戦中らしいが爺イには埒外のこと。



その右の岩峰。



周囲の方のご好意で本日の爺イを一枚。混雑でのんびりと三脚を出す
雰囲気ではなかったので大助かり。



一方向のみに紅葉。



早々に大岩から降りて石門に向かう。途中の道標を見ると神社まで
0.4Kとあるから苦労した割には距離は短いので帰路には楽が出来そう。



後半は登り返しが心配になるほどの急降で石門前の休憩所着。丁度
お昼時間なので休憩ベンチや東屋は満員。



仕方なく岩テラスに向かうと此処にも貴重な紅葉。



此処からの展望は妙義が一番身近。









広場に戻って隅っこで軽食をとった後、帰路の登り返しに掛かる。
登りは心配していた程ではなく難なく展望台分岐を通過。



大砲岩を見ると相変わらず登山者が群がっていた。



下山道は土砂が流れて歩きにくい木枠段とこんな石畳が混在。



そして大駐車場に無事帰着。7000歩の散策だつた。



車での帰路、駐車場出発は14.05位だが途中の蛇行道で同じく妙義神社方面に
向かう自転車に乗ったハイカーを追い越せずに暫く追走の形となった。
この道で自転車移動とは珍しいなーと思いながら。
今朝、インレッドさんが同じ日に妙義神社を発して中間道を歩き
第四石門から石門コースを下っていたと知った。
若しかすると東屋辺ですれ違っているかもしれないし
インレッドさんは中之嶽駐車場に自転車をデポしていたので
あの自転車の人はインレッドさんだったかも。
ーーーと考えるだけで中途半端な散策も何となく楽しくなる。

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2 コメント

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多分私だったと・・・ (インレッド)
2013-11-18 18:06:28
ご無沙汰しています。
相変わらずお元気のようで嬉しく思います。
時間的には合っていますので、多分私だったと
思います。
爺様と同じく赤いジャンパーを着ていたと思います。
中間道の紅葉はなかなか良かったですよ。
今週末は是非三方境に女道から行ってリベンジ
して下さい。
返信する
三方境 (爺イ)
2013-11-19 07:58:41
インレッドさん
皆さんの雰囲気を読むと「三方境へ今週末」は
ハズレなしの様ですね。
小生もここは毎年の恒例になりつつあるので
インレッドさんの真似をして久し振りのデジブックをと思っています。何しろ年会費を払っているのに先達たちの作品に圧倒されて殆ど利用することがなかったので。
返信する

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