今年最後の紅葉見物は裏妙義・三方境への途中にある通称・紅葉谷。
R-18を西進して松井田バイパスを下って五料信号先の細道を左折。
丘を一つ越えていくと「妙義荒船林道」にぶつかり国民宿舎まで
2.3Kの表示。
紅葉真っ盛りの妙義湖を眺めながら蛇行して宿舎の駐車場。時間が
遅かったのか? 満車状態なので一番奥の隙間に何とか入り込む。
大きな案内図看板を見て駐車場を出ると直ぐに道標。昨年辺りから三方境の
案内も出だしが新コースに変更されて丁須ノ頭方面と同じになっているが
どうも遠回りのような感じがするので爺イは旧ルートに向かう。
途中には早くも紅葉が見られ紅葉谷の様子を早く見たくなる。
ゲートをすり抜けて林道を進み二つ目のガードレールが見えた位置から
直接に中木沢に降り立つ。かつてはここにちゃんとした道標と崖を降りる
補助ロープが付いていたが今は存在しない。だか、対岸を見れば正規ルート
の道標が枯れ枝越しに微かに見える。
河原に下りるとこの目印の大岩、左を抜けて飛び石伝いに対岸に渡る。
対岸の道標。本来は右手から来てここに達するようなルートになっている筈。
最初は林間の道を軽い登りで進む。やがて最初の目印の大岩前を通過。
この道は多くの小沢を渡りその先は必ず次の稜線に上がって跨ぐので
意外にアップダウンが多い。等高線を見ても押し合いへし合いでびっしりだ。
間もなく右への急カーブの角に馬頭観音(1754年)。ここは昔からの峠道だった
のだろうか?
上から高級そうなカメラをぶら下げた人が降りてきたので様子を聞くと
「未だ青い葉が見られるから最盛期には一寸早い、黄葉が落ちてからが
本格的になる」とのご託宣。又もや時期を外したのかと少々ガックリ。
と言っても止める訳にも行かないので其のまま進むと右手が開けて山が
見えた。結構色付きしているので期待をしても良さそうだ。
最初の三方境の道標、この辺は実に歩きやすい林間の道。
今度は国民宿舎への道標、折角なら両方書けば良いのに。ここも道は良い。
第一ステージの始まりを思わせる黄葉が現れてきた。この葉が落ちたら
最盛期というさっきの御仁の説明が頭をよぎる。
紅葉谷に入ったらしいが確かに色が薄くで今一。
たが、杞憂も束の間で段々色付きが濃くなってきた。
振り返ると南東に山塊が見える。方角からすると国民宿舎の南にある
「鳥かぶと岩」かも知れない。
表妙義も見えてきた。
暫く進むと見事な紅葉が全面に広がってきた。登山道には何人もが
集まって眺めたり写真を撮ったり。ランチの支度をしているグループも。
この黄葉でどうやら第一ステージは終わりの様だ。
こんな倒木を潜って岩場の道を進み次のスポットに急ぐ。
第二ステージは先程よりスケールがやや狭いがそれでも満足の景観。
スポットを過ぎて登っていくと何と丸木橋が一本橋になっていた。爺イは
こんなのは最も苦手。丁度下ってきた若者四人の通過を観察。何の事は無い
全く逡巡することも無く三歩か四歩ですっと通過した。
真似をしようとしたがやっぱりふら付いて危ないので一旦沢に下りて
這い上がる。
第三ステージが始まるが残念ながら大分見劣りがする。
それでも拾い捲つて幾らかの紅葉が捉えられた。下山者と雑談、ここから
三方の境までは1時間掛かるというので直ぐに出発。
振り返った表妙義にはもう背景の紅葉は見られない。
左下の大沢の淵を辿って沢の末端を回りこむ気配。此処から先は目標稜線と
思わせる「ニセ稜線」が幾つも出てくるのでその度に力が抜ける。
ここが最初のニセ稜線、たどり着いたら唯の急旋回場所。
見覚えのある古い倒木を通過。
これが二つ目のニセ稜線、遠目には目標に見えた。
やがてなだらかな傾斜道の林の先に三方境が見えた。多人数が居るらしく
話し声も賑やか。
漸く標識前に到着。出発から3時間15分なので撮影とか息継ぎ休止を除くと
正味は三時間くらい。
丁須ノ頭方面や谷急山方面からの下山者が丁度かち合って大賑わい。
こっちは隅の陽だまりで一人ぽつねんと軽食と休憩。
十分休んでから左目に見える谷急山らしき山容を見ながら大遠見峠に
向かう。去年の同じ時期に二つの大きな判断ミスによつて迷走した
女道下山のリベンジだ。今年はベテラン諸氏の記録した軌跡を十分に
検討したので自信はある。
途中には谷急山への道標がある丘を二つばかり越えていく。分岐までは
直線でも350m以上はありそうだ。
こんな風格のある道標もある。谷急山から下山者とすれ違い、「女道へ行く」
と云うと今分岐で若者集団が休憩中だから一人より集団の方が良いですよーと。
急いで分岐に向かったが既に彼らの姿はなかった。確かに分かり難いルートでは
二つの目玉よりも四つ、六つの目のほうがマークを探しやすいという事か。
女道の分岐道標、この傷み方で取り扱いの程度が分かる。
下り始めで先ず第一のミスを修正。前回は右手の赤テープで早めに南進して
結局、谷急沢を突端から沢下りをしてしまったので今回は地形図の820m地点まで
真っ直ぐに下る。
820m地点の手前にはちゃんとした道標があり右裾を巻いて伸びる道がはっきりと
付いている。
こんな道が続く。
未だ、此処では期待した黄葉は見られない。
兎に角、行く手には多種類の目印が多いので迷う心配は皆無。
このルートでお世話になった目印の数々。
中でもコレは新しいものだが後半の沢でも極めて適切に設置されていて
もしこれが無かったら今年も大分苦戦したかもしれないリボン様だ。
紅葉沢に入ったらしく華麗なショーが再び始まった。去年の事を思い出して
感無量。
長い長い紅葉沢が終わると前方の谷急沢に合流する。此処からは去年の
致命的な第二のミスを帳消しにすべくやや緊張。左岸に付けられた
マークに従って沢沿いの斜面を進む。
ここからはマークを確かめながら左岸・右岸とせわしく移動。
河原の中に小さなケルン。ケルンは元々は道標だという事なので
こんな場所に在っても不思議は無い。
この岩の赤マークで右岸の台地に上がる。
山裾周りの細い道を辿る。
ヒラヒラするテープで再び左岸。
そしてコレで又もや右岸の台地を辿るが再び河原に降りる。
さて、河原に付けられた問題の道標。去年はコレを見て国民宿舎はそのまま
沢を下ると思って深入りしてしまい、脱出が日暮れ間近で帰着が18.00という
大ミスを犯している。今回はこの位置の少し先に右岸の台地に上がる道が
ある筈と確信しているので左岸から慎重に右岸を見ながら進む。
やがて斜面に例のヒラヒラテープが救いの神。
這い上がるとそこは細道の上。
直ぐにこんなのを見て一安心。
対岸の紅葉を眺める余裕も出てきた。もう少しだ。
このマークの大木の脇で大休止で果物や甘菓子を腹に詰め込む。
大きく下ってとうとう女道入り口に到着。ここから駐車場所までは2k強。
この入り口にも紅葉。
夕日に映える山を眺めながら歩いて
分岐を通過。
往路の中木沢への入り口には気づかなかったこんな標識。今度はコレが
目印だ。
宿舎手前で南の山に夕日が当たって見事な眺め。
そして何とか無事に帰着。復路は丁度二時間。うっかりして本日の爺イを
撮り忘れていたので近くで帰り支度していた人に頼んで一枚。
地形図上では国民宿舎から三方境までの歩行標高差は470mだが累計標高差は
612mとなっているので日頃、400mが適量、登り返し込みでも500m が限度と
している爺イにはやや重い。
デジブック 『裏妙義紅葉 2013』
ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。
R-18を西進して松井田バイパスを下って五料信号先の細道を左折。
丘を一つ越えていくと「妙義荒船林道」にぶつかり国民宿舎まで
2.3Kの表示。
紅葉真っ盛りの妙義湖を眺めながら蛇行して宿舎の駐車場。時間が
遅かったのか? 満車状態なので一番奥の隙間に何とか入り込む。
大きな案内図看板を見て駐車場を出ると直ぐに道標。昨年辺りから三方境の
案内も出だしが新コースに変更されて丁須ノ頭方面と同じになっているが
どうも遠回りのような感じがするので爺イは旧ルートに向かう。
途中には早くも紅葉が見られ紅葉谷の様子を早く見たくなる。
ゲートをすり抜けて林道を進み二つ目のガードレールが見えた位置から
直接に中木沢に降り立つ。かつてはここにちゃんとした道標と崖を降りる
補助ロープが付いていたが今は存在しない。だか、対岸を見れば正規ルート
の道標が枯れ枝越しに微かに見える。
河原に下りるとこの目印の大岩、左を抜けて飛び石伝いに対岸に渡る。
対岸の道標。本来は右手から来てここに達するようなルートになっている筈。
最初は林間の道を軽い登りで進む。やがて最初の目印の大岩前を通過。
この道は多くの小沢を渡りその先は必ず次の稜線に上がって跨ぐので
意外にアップダウンが多い。等高線を見ても押し合いへし合いでびっしりだ。
間もなく右への急カーブの角に馬頭観音(1754年)。ここは昔からの峠道だった
のだろうか?
上から高級そうなカメラをぶら下げた人が降りてきたので様子を聞くと
「未だ青い葉が見られるから最盛期には一寸早い、黄葉が落ちてからが
本格的になる」とのご託宣。又もや時期を外したのかと少々ガックリ。
と言っても止める訳にも行かないので其のまま進むと右手が開けて山が
見えた。結構色付きしているので期待をしても良さそうだ。
最初の三方境の道標、この辺は実に歩きやすい林間の道。
今度は国民宿舎への道標、折角なら両方書けば良いのに。ここも道は良い。
第一ステージの始まりを思わせる黄葉が現れてきた。この葉が落ちたら
最盛期というさっきの御仁の説明が頭をよぎる。
紅葉谷に入ったらしいが確かに色が薄くで今一。
たが、杞憂も束の間で段々色付きが濃くなってきた。
振り返ると南東に山塊が見える。方角からすると国民宿舎の南にある
「鳥かぶと岩」かも知れない。
表妙義も見えてきた。
暫く進むと見事な紅葉が全面に広がってきた。登山道には何人もが
集まって眺めたり写真を撮ったり。ランチの支度をしているグループも。
この黄葉でどうやら第一ステージは終わりの様だ。
こんな倒木を潜って岩場の道を進み次のスポットに急ぐ。
第二ステージは先程よりスケールがやや狭いがそれでも満足の景観。
スポットを過ぎて登っていくと何と丸木橋が一本橋になっていた。爺イは
こんなのは最も苦手。丁度下ってきた若者四人の通過を観察。何の事は無い
全く逡巡することも無く三歩か四歩ですっと通過した。
真似をしようとしたがやっぱりふら付いて危ないので一旦沢に下りて
這い上がる。
第三ステージが始まるが残念ながら大分見劣りがする。
それでも拾い捲つて幾らかの紅葉が捉えられた。下山者と雑談、ここから
三方の境までは1時間掛かるというので直ぐに出発。
振り返った表妙義にはもう背景の紅葉は見られない。
左下の大沢の淵を辿って沢の末端を回りこむ気配。此処から先は目標稜線と
思わせる「ニセ稜線」が幾つも出てくるのでその度に力が抜ける。
ここが最初のニセ稜線、たどり着いたら唯の急旋回場所。
見覚えのある古い倒木を通過。
これが二つ目のニセ稜線、遠目には目標に見えた。
やがてなだらかな傾斜道の林の先に三方境が見えた。多人数が居るらしく
話し声も賑やか。
漸く標識前に到着。出発から3時間15分なので撮影とか息継ぎ休止を除くと
正味は三時間くらい。
丁須ノ頭方面や谷急山方面からの下山者が丁度かち合って大賑わい。
こっちは隅の陽だまりで一人ぽつねんと軽食と休憩。
十分休んでから左目に見える谷急山らしき山容を見ながら大遠見峠に
向かう。去年の同じ時期に二つの大きな判断ミスによつて迷走した
女道下山のリベンジだ。今年はベテラン諸氏の記録した軌跡を十分に
検討したので自信はある。
途中には谷急山への道標がある丘を二つばかり越えていく。分岐までは
直線でも350m以上はありそうだ。
こんな風格のある道標もある。谷急山から下山者とすれ違い、「女道へ行く」
と云うと今分岐で若者集団が休憩中だから一人より集団の方が良いですよーと。
急いで分岐に向かったが既に彼らの姿はなかった。確かに分かり難いルートでは
二つの目玉よりも四つ、六つの目のほうがマークを探しやすいという事か。
女道の分岐道標、この傷み方で取り扱いの程度が分かる。
下り始めで先ず第一のミスを修正。前回は右手の赤テープで早めに南進して
結局、谷急沢を突端から沢下りをしてしまったので今回は地形図の820m地点まで
真っ直ぐに下る。
820m地点の手前にはちゃんとした道標があり右裾を巻いて伸びる道がはっきりと
付いている。
こんな道が続く。
未だ、此処では期待した黄葉は見られない。
兎に角、行く手には多種類の目印が多いので迷う心配は皆無。
このルートでお世話になった目印の数々。
中でもコレは新しいものだが後半の沢でも極めて適切に設置されていて
もしこれが無かったら今年も大分苦戦したかもしれないリボン様だ。
紅葉沢に入ったらしく華麗なショーが再び始まった。去年の事を思い出して
感無量。
長い長い紅葉沢が終わると前方の谷急沢に合流する。此処からは去年の
致命的な第二のミスを帳消しにすべくやや緊張。左岸に付けられた
マークに従って沢沿いの斜面を進む。
ここからはマークを確かめながら左岸・右岸とせわしく移動。
河原の中に小さなケルン。ケルンは元々は道標だという事なので
こんな場所に在っても不思議は無い。
この岩の赤マークで右岸の台地に上がる。
山裾周りの細い道を辿る。
ヒラヒラするテープで再び左岸。
そしてコレで又もや右岸の台地を辿るが再び河原に降りる。
さて、河原に付けられた問題の道標。去年はコレを見て国民宿舎はそのまま
沢を下ると思って深入りしてしまい、脱出が日暮れ間近で帰着が18.00という
大ミスを犯している。今回はこの位置の少し先に右岸の台地に上がる道が
ある筈と確信しているので左岸から慎重に右岸を見ながら進む。
やがて斜面に例のヒラヒラテープが救いの神。
這い上がるとそこは細道の上。
直ぐにこんなのを見て一安心。
対岸の紅葉を眺める余裕も出てきた。もう少しだ。
このマークの大木の脇で大休止で果物や甘菓子を腹に詰め込む。
大きく下ってとうとう女道入り口に到着。ここから駐車場所までは2k強。
この入り口にも紅葉。
夕日に映える山を眺めながら歩いて
分岐を通過。
往路の中木沢への入り口には気づかなかったこんな標識。今度はコレが
目印だ。
宿舎手前で南の山に夕日が当たって見事な眺め。
そして何とか無事に帰着。復路は丁度二時間。うっかりして本日の爺イを
撮り忘れていたので近くで帰り支度していた人に頼んで一枚。
地形図上では国民宿舎から三方境までの歩行標高差は470mだが累計標高差は
612mとなっているので日頃、400mが適量、登り返し込みでも500m が限度と
している爺イにはやや重い。
デジブック 『裏妙義紅葉 2013』
ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。
無事周回おめでとう御座います。私の付けたペンキ印
も写真に幾つか載って居ましたよ!!。
紅葉谷は勝手に付けた名前ですがすっかりッメジャー
になったようです。今年は遠く岡山からとか京都・名古屋・
山梨・長野の方達まで見に来て呉れたようです。
今年の女道は何時もより良いような気がしました。
お陰様で周回が出来ました。欲を言えば
最後に河原から台地に上がる位置がもう少し
分かり易ければ云うこと無しです。
それにしても普通は女道のほうが楽のはずなのに
ここでは女道から登ると林道が長くて飽きるし
距離もあり沢渡りなどで複雑で難しい感じなので
女道との命名がぴんと来ません。
八束山西側登山道で、目印テープ外しのいたずらが、二度発生しています。
今年、1/5に登られた時、テープが写っている画像がありましたら、欲しいのですが…
をメールに添付して送りました。
貴兄からのメールは気づきませんでした。
但し、現在の所、受信拒否登録を掻い潜って来る
迷惑メール退治を毎日数十通も対応しているので
間違えて処理してしまったのかも知れません。