クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

本白根山へコマクサ見物 H-23-7-11

2011-07-12 13:09:02 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋

梅雨が明けたら今度は雷雨の心配。草津方面の天気予報を見ると7-11は
PM.3.00頃までは大丈夫そうなので本白根へコマクサの見物に。



往路は付け替え道路を使わずにR-145の旧道、目的は恒例の丸岩の写真を撮るため。
この角度でないと高ジョッキ分岐から西進する突端の烏帽子岩が見えないからだ。



大津信号からR-292に入って草津に向かう。この国道の始点は長野原駅前の
「須賀川橋」でありそこから六合経由で草津に向かうのもR-292、R-145と
並走して大津から草津へ二本目のR-292があり草津・桜井ホテル前で
合流して渋峠手前で国道最高点の2172mを通過し、上越市まで112.5kの
道程との事。
草津信号1k手前で道の駅に寄って一寸休憩。



ここから7k程でロープウェイの山麓駅に到着。硫黄臭が少し気になる。



駐車場の車は未だ疎ら、裏はスキー場らしく山腹にリフトが伸びている。



改札で切符を購入、ロープウェイ往復とリフト片道のセットで大幅割引と
称する1600円。



未だ運転開始時間前の筈なのにお客が来ればどんどん乗せている。
爺イの様な単独者は六人乗りに一人づつで出発。全長は2407mというから
谷川と同等だが標高差は472mで谷川よりも少ない。



時間は約13分間ぐらい、途中でゴンドラの中から(8.55)。



空中散歩を終わって山頂駅、レストハウスとの間の無料シャトルバスも
既に運行しているらしく観光客が目立つようになつた。



山頂駅から僅かな距離の池の対岸にリフト乗り場が見える。その下に
遊歩道があるので歩く人、リフトに乗る人が半々ぐらいの感じ。



リフトはこの正面の台地に上っていく。多分標高差は100位か?



リフトからはこんな感じ。先日の湯の丸と同じで気が引ける位、前がガラガラ。



リフト終点は小さな展望台にもなっている。草津白根の湯釜方面、
其の後ろの大きなのは横手山かも知れない。



その右に火山らしい禿地が荒々しく。



歩き出しは草原の中で気分は良いが下地が泥濘、土質のせいか?連日の
雷雨のためか?



僅かの距離で下から来る探勝歩道と合流してほぼ平坦な道を進む。



周りにはハエマツなどが多いが花は意外に少ない。ゴゼンタチバナらしい
ものだけ。



やがて前方が開けると道標の所で切り返しの道。



前面には展望所の北側の岩壁。



右手には探勝路最高地点2150mのある長い稜線が見られる。



足元は最初のコマクサ群落地だが如何にも花が小さく、萎れ加減で
見ごたえなし(9.40)。足を止める人も居ない。



空釜ともいわれる中央火口の淵を周るが遊歩道からの落差は極めて小さい。



やがて展望所の岩壁を身近に見ると



分岐の道標。



少し先から振り返り。帰路はこの展望所ピーク越えていくことになる。



分岐を直進すると稜線手前で二つ目の群落が始まるが、ここも小さい。



頑張っても此れくらい。





ヘアピンカーブで切り替えして稜線歩きになると再び群落。歩道の南側の様子。





これは偶然白い花を撮ったのかな?それとも別物?



歩道を外れて中に入れないので多くの人が望遠レンズで撮影している。其の中の
一人に誘われて花が多いというこの中間の瓦礫道を下る。



だが、望遠レンズなしの爺イはこんなものしか。デンと大型三脚を構えた
その人と別かれて元の道へ引き返す。





稜線の緩やかな傾斜道を団体の後ろからゆっくりと。



突然、足元に鳩、こんな高度のある山に鳩とは不思議だが、観光客の
食べかすを漁る風でもなく群落の中の地表を突付いている。若しかすると
鳩とは違うかな?



やがて最高点の道標、団体さんが入れ替わり立ち代りで記念撮影をするので
じっと我慢して。この奥300m程に三角点2164.8mがあるのだが立ち入り禁止。



少し先で人波みが途絶えたので本日の爺イ(10.24)。



更に進むと展望台風でベンチもあるところ。これから行く展望所方面、どうやら
草津方面の空模様がやや怪しくなった。



西北に特徴のあるトンガリ峰、方角は万座方面と思われるが。
少し、万座方面に下った日陰で早めの昼食と休憩。



再び、最高点に戻ると相も替わらず団体さんで占められている。



そこを素通りして稜線を下る。上から見ると中々見事な景観だ。



途中で何やら人だかり、白い石楠花が咲いていたのだ。ハクサン石楠花とは
この事かな?



この綿毛のは湯の丸でも沢山見たが、ワタスゲの類なのかな?



稜線を下りきって展望所に向かう。随分大回りする感じ。



南の空にも危険な雲が盛り上がってきた。ロープウェイの係員に言われた
午前中で周り切った方が無難ですよーーを思い出して少し急ぎ足。



遥か彼方に最初の分岐からの道が良く見える。



やがてゾロゾロつながりの最後尾から木段の登りに掛かる。



さっき見た岩壁の脇を通過。



そしてやっとのことで展望所に到着。顔出しを避けるため、周囲の人が
後ろ向きや下を見ていた一瞬に一枚。



展望は今までと同じ、白根の禿地方面。



ここから一旦は下って東の台地に登り返すのだが途中にもコマクサの群落。
だが、程度は変らず。





約0.4Kでハイマツの間を上りあげると道標で左折。ロープウェイまで2.0Kの案内。



アップダウンの道は狭いので前を行く団体さんが詰まり気味。



鏡池の前に来た。団体さんに池の端で昼食にしますーーの声が掛かり、
ゾロゾロと池に向かったのでこちらは池をパスして直進。



一変して急降になるが、丁寧に作られた木道や



木枠段のお蔭で楽に進める。こんな急登を息も切らさずにスイスイと登ってくる
人も居て水沢の観音コースの常連さんを思い出し羨ましいくらい。



やつと急な下りが終わると「富貴原の池」方面との分岐、此処からは又ほぼ平坦。
あと1Kの表示。



記憶にある沢渡り箇所、両側に丁寧な階段が付いているので楽に渡れる。



相も変らず花が少ない。こんなものしか。





そして山頂駅に到着(12.41)、心配していた黒雲は予想外に外れて未だ数時間は
大丈夫かと思われたが、今まで数回も山中で雷の恐怖を味わっているので
レストハウスから湯釜見物の予定は止めにして暫く休んでからロープウェイに。

ゴンドラから外の景色。



駐車場から雲が少なくなったのに未練を残して帰路につく(13.09)。
途中で道の駅に寄る。往路の時に此れを見ていたから。



草津運動茶屋公園というご大層な入り口から高山植物園に入り、5分ほど下ると
目指すものは確かにあつたが



山上のものとさして変わり映えはしなかった。





R-292をぶっ飛ばしで下り、今度は付け替え道路で走りながら橋の写真を撮り
自宅へまっしぐら。結局、平地も雷雨なし。



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2 コメント

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コマクサ (tomo)
2011-07-21 14:07:53
私も前の日に、本白根山に行きました。
歩道最高点の先、万座方向にも少し咲いて、人も少なくベンチもあり一休みに向いています。
返信する
re:コマクサ (爺イ)
2011-07-22 07:45:16
tomoさん
去年は8月に行って遅過ぎと言われたので
今年はやや早めにしたのですが早過ぎ?
7末のコマクサ祭り近辺の混雑は嫌なので。
一緒になった高級カメラ氏に北アルプスに
行けば凄いのを見られますよと教えられましたがそこまでの元気はありません。
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