文部科学省が大学教育の、ファカルティ・ディベロップメントについて、>
… 教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称。 として、位置づける。>その意味するところは極めて広範にわたるが、具体的な例としては、教員相互の授業参観の実施、授業方法についての研究会の開催、新任教員のための研修会の開催などを挙げることができる。 と説明がある。これは、大学設置基準で努力事項、大学院の同基準で実施事項となっている。平成16年度の調査において、対象大学数の709校、国立87校、公立77校、私立545校に、534大学、約75パーセントがそのFDを行っている。学部は1,303学部、71.5パーセントになる。
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憲法記念日に寄せてあれこれと思いめぐらせ、日永、過ぎた。憲法を改正する、9条をどう扱うかと議論をする。戦後の世代にもたらした70年の憲法の精神は国論を二つに分け始めている。ほんの数年前までに世論調査には5割弱に改正にむかうような議論が、ここ3、4年間に3割強の人が改正に与しなくなって、どちらとも言えない人がそれぞれ加担すると、改正には6割強、改正しないには7割強、この対立構造となった。平和憲法なら改正しないが良いに決まっているし、9条があるために欺瞞を続けていくならば、それは考え直さなくてはならないし、何よりもその議論の背景にある、戦争の憲法としての議論が人々にはないことが気になる。それは国防を自らが行ってきていないという視点の欠如によるからで、明治に生を受けた人たちには、いまはもう聞かれなくなってきただろうけれど、日本は米国の属国になったと口癖であった、その歴史事実を清算することなく、これから日本はあり得ないと考えることがなくなってきた。 . . . 本文を読む
観光学を学際分野と解説する。観光をツーリズム tourism と対照し、その訳語とするが、一方で、>物見遊山的な観光をサイトシーイングとして昔の物とし、ツーリズムとは体験型観光として位置づける動き ウイキペディアより と見える。観光を取り上げるのは。国の政策からでもある。1963年の基本法が改正され、さらに観光立国推進基本法として、2007年に施行されている。2008年に観光庁が出来ている。平成11年から18年の動きである。観光基本法の制定に合わせてみれば、大学での学科の設置が社会学部にあって作られている。その学部では、およそ30年を経て1998年に観光学部となっている。観光学部が観光学科をもって対象とするのは観光事業、観光産業、いわば観光ビジネスであるようである。学際としての範囲には、広く、社会学、経済学、経営学、歴史学、統計学、地理学、人類学、心理学、都市計画学などを、その問いに持つという。 . . . 本文を読む
衆の字義は、字通によれば、>目+三人。目は古くは囗(い)の形に作り、邑の外郭を示す。その下に人の跪居する形は邑。三人を列する形は衆であるから、衆とは邑人をいう語である。 と見える。またさらに、>金文に目に従う字が多くなるのは、神の徒隷とされた臣や民が、目の形に従い、あるいは目を傷なう形にしるされていることと関係があろう。金文には衆僕の語があり、戦争に従い、農耕に従う例がある。衆は集合名詞的な語であるから、特定の氏人としての身分を失ったものの称と考えられる。 と見える。3人以上の、しゅう、しゅ、である。 . . . 本文を読む
たみびと、また人民、それぞれに意味内容をとらえるに、字通によれば民字は、>郭沫若は萌、盲、民の声が近く、その義が通ずることから、民を奴隷であると解したが、臣もまた大きな目の形、その目を刺す形が民で、合わせて臣民という。ともに本来は神の徒隷として、神にささげられたものをいう。 と解説する。民、訓義に[1] たみ、臣民。古くは神の徒隷として、神につかえるものであった。[2] ひと、新附の民。政治支配の対象たるものをいう。[3] 冥と通じ、くらい、おろか。 と見える。〔詩、大雅、仮楽〕に「民に宜しく人に宜し」とあり、人は卜辞では他種族のものをいう語で、族名を冠して某人という例であった。
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医者が財を成すことはあっても学者が富を得ることは難しいそうである。知財という語ができてなお、それは知的財産のことであるらしいが、それを知的所有権としても見る。その財産に、発明、創作によって生み出され、発明者の財産として一定の期間保護する権利だとか、それを具体的には特許権、実用新案権、意匠権および商標権となるようである。少し詳しくは、著作権も相当するが、そこには産業財産との区別があったりする。そうなると権利の主張のことで、知的財産権 Intellectual property とか言われる。難しく、無体物、情報を客体として与えられる財産権のことで、この権利にかかわって、ウイキペディアでは、>知的財産とは、知的財産権を含むより広い概念であり、その性質から、「知的創作物(産業上の創作・文化的な創作・生物資源における創作)」と「営業上の標識(商標・商号等の識別情報・イメージ等を含む商品形態)」および、「それ以外の営業上・技術上のノウハウなど、有用な情報」の三つに大別される。 と見える。 . . . 本文を読む
総人口と人口と、どう違うのか。人口は、その語の使い方に、人口推計、確定値また概算値、基準人口、国勢調査人口速報集計、国勢調査確定人口公表と言うように、人口を調査によって数えるときの捉え方があることになる。また、普通に人口として用いているのは、その時点での確定値のことである。その用語を、総人口と言うのは、>日本の総人口は2014年の人口推計によると、1億2729万8千人(2013年10月1日時点の推計) と、説明をする年を一定して、人口のすべて集計しての数を意味している。人口を数値の増減による現象で確定することは、少し考えればわかるように、出生と死亡の増加現象を繰り返しているので難しい。したがって人口を総体としてみるためには統計値の確定をすることになる。それは総人口として導き出される。その人口動態には、対象を日本における日本人とし、推計項目に、出生数、死亡数、婚姻件数、離婚件数及び死産数、と言う項目を立て、3大死因別、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患による死亡数
を勘案して、計算による推計方法を立てている。これは、大臣官房統計情報部人口動態・保健統計課による。 . . . 本文を読む