現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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L缶アンソロジー6

2017-07-25 | まさごと
学部言語コミュニケーション学会の活動は年間スケジュールが決まっていて、総会を経ての議が必要であった。その組織をどうするか、学生運営委員とのかかわりを作り上げなければならない。しかし、自主団体であるがゆえに、学生全体の意思を問う組織のパイプはまだなかったから、それを2001年に向けて考えようとしていた。研究大会が終わってボランティアで委員の活動を続けていこうとするうちに、エンカウンターキャンプの世話役が集まる準備を必要としたので、学会行事ではないものの、新入生を迎える時期がやってきていた。ここで、その準備に問題が生じて、それをゼミの学生に相談をして、従来のボランティアを集めて乗り切ることにした。ゼミ生の協力と言っても、先輩の言語文化のコースと新規学生の言語コミュニケーション学科の学年は異なるのであるから、わがゼミ生にはよく理解をして、手伝ってもらうことにした。このゼミの学生たちはよくその分をわきまえて、ずいぶんと助けてもらったことである。 . . . 本文を読む

主語を言わずに、場と文脈でわかる

2017-07-25 | 日本語の謎、なぞ
Q:日本語はなぜ主語を「省略」できるのか。―― 主語を省略する、という文法は、主語があるという前提である。主語を言うか、言わないか。それは文に必須の要素としてとらえるかどうかにもよる。主語述語、修飾語被修飾語、独立語を要素として文構成を説明する文法では、主語の省略をとくに説明するわけではないが、場面によって主語を言わない、とくに一人称主語を言わずにコミュニケーションをとることができるので、それをコンテクストにゆだねる言語とする説明がある。会話では話し手と相手との関係で、言葉のやり取りに、場面上わかる表現を言わずに、言葉のキャッチボールで済ませることができるし、そこにいない第三者が敬意の対象であれば敬語を用いることで人称関係を理解することができる。さらに、やりもらいとしての授受関係を動作のやり取りで表現すると、その話題になることについての人称関係も理解できる。おしえてやってもらってくれないか、という表現は、そこに居合わせた場面で理解可能な表現となる。いずれも主語を言わないで済ませることができるのであるが、日本語は、そこに短いやりとりを加えている。だれに教えるのか、だれに教えることを頼むのか、ということなどである。 . . . 本文を読む

談義をして

2017-07-25 | 日記
だんぎ 【談義】 《名・ス自》物事の道理を説き聞かせること。また、その話。説教。 「長(なが)―」(長くて退屈な話) 単に、lecture >世界大百科事典 第2版の解説 だんぎ【談義】 本来は仏法の法義を談ずることで,ディスカッションであったものが,一般民衆に説法する意味になり,法談とも文談ともよばれた。法義の論談講義の場所は談義所または檀林とよばれたが,説教談義ははじめ法会の会座でおこなわれた。法然の円頓戒談義や東大寺の法華義疏談義は,それぞれの法会にちなんだ談義であった。しかし説経が,経典の内容を説くことから興味本位の譬喩談を節をつけて語るようになったのとおなじく,談義も娯楽本位になっていった。 . . . 本文を読む