現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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29連勝どまり

2017-07-02 | まさごと
14歳棋士の進撃は竜王戦のタイトルを目指すも29でとどまった。30連勝ならず。対戦相手は対策を立てての対局でその努力が実ったと話した。連勝新記録の局面に部屋の片隅、両隅に陣取ってじっと観戦する模様は、その真剣なまなざしはこの天才棋士の棋譜を知り尽くして臨もうとしたのである。連日のマスコミの報道陣に対局の場の雰囲気がどう変わるかを身をもって実感し、ついに、壁となった、との感想を残した。最年少プロ棋士の活躍は、いわば判官びいきにも似た風潮もあり、その負け戦には連勝はいつか途切れるものという、その条理においては無念残念としか言いようがない。完璧な負けであったと語らしめるその顔に緊張から解放される癒しか、憩いが与えられんことを願う。14歳をしてここに立ったところは、これから先の立ち位置をどう作り上げていくか、それを止めた22歳の騎士には見えることとなったのではないか。将棋とはせめぎあいである。 . . . 本文を読む

誤用の要因

2017-07-02 | 日本語の謎、なぞ
ことばの意味変化の要因に、意味の拡大、縮小のこと、転義、比喩、そして誤用のことがあげられる。意味の派生は異なった文脈の用法が生じることがあり、語源の文脈と対比される。やばい という語は、本来、隠語であったから、その文脈で用いると犯罪の発覚につながるほどのことであり、その行為の露呈にある緊張が伴う。内面の感覚を意識して、ばれるぞという思いであるから、味わいに用いられれば、この味を知られることをやばいとすることから、その思いから、うまい味わいについての表現に、この味をしらせることに、知られたくないほどにうまい、と、まず心の動揺から伝えることになる。その語に、激やば、というふうに、激辛、激うま、などと同様の語構成でその使い方が固定している。同様に意味が変わってしまっているという、気が置けない、役不足、には、さきの隠語とは違って、日本語の用法に思い至らない、文法的な理解ができない意味のとらえ方になる。すなわち、気が置ける、役に不足する、と言った用法をとあれようとしない結果である。 . . . 本文を読む