日本語発音の子音
子音は口の中で、息の流れがさまたげを受ける発音だと解釈される。舌や歯、歯茎、唇などで息を閉鎖したり摩擦したり破裂させたりするのである。母音が舌の前か奥か、上か下かなどの位置と口の開き方とで、声帯を振動させて声とするのに対して、子音が口つきで発音するので、その説明に呼吸器官を断面から見て図にした説明が行われる。
母音と子音を調音音声学でとらえる。生理的な分析を用いると言えるが、この音を発する側の視点に対して、物理波に捉えた分析を行うのが音響音声学または機械音声学である。現在はこの両方を捉えて声を分析する。 . . . 本文を読む
現代日本語「誤」百科 782 影響が斜陽化 を、例題にしている。
おかしな用例である。この言い回しは成立しないとすぐにもわかる。しかし表現は実際例をもってみなければわからないから、このままでは説明できないことになる。あえてよめば、斜陽化は何か、斜陽産業とかを思い浮かべる。その斜陽化を進めたのは何か影響を受けたか、たとえば映画産業ならテレビの影響を受けたことが事実としてあったから、影響が斜陽化を促した、とか、影響を受けて斜陽化をしたとか、というふうに理解をしようとする。それでもこの表現には前後の言い回しがあると考えざるを得ず、ここだけを切り出すことは困難であるので、用例にならない。誤りの解説のための作例だ、ということだろう。 . . . 本文を読む