升井紘 浮沼亭日記

新型コロナも土砂災害も飛んで行け!

全国の知事が考えるにしては・・・

2016年07月29日 00時00分57秒 | 日記

広島ブログ

合区の参院選挙が終わって全国知事会がこんな決議をしたそうです。 

福岡市で開いている全国知事会議は28日、参院選挙区で人口の少ない隣接選挙区を統合した「合区」の解消を国に求める決議案を議論した。29日に採択する見通しだ。 

 決議案では公職選挙法や国会法改正を求めた上で「憲法改正を視野に入れた対応を図るべきだ」としている。ただ、参院を「地域代表制」の組織と位置付けることなどに慎重論も出ている。

慎重論が出ているにもかかわらず合区解消を採択すると言うのですが、勝手なことを謀議する知事たちだと感じます。なぜならこの採択は1票の格差を無視して地域代表の仕組みを無理押ししているからです。

そこまで言うのであれば、参議院を取りやめて、都道府県知事による国政参画を考えた方がよほど道理に合います。しかも党利党略が姿を消す仕組みが期待できるからです。 

 28日の会議では、参院選挙区で鳥取県と統合された島根県の溝口善兵衛知事が「合区された2県で国策への意見が違った場合、選出議員が民意を伝えることができなくなる」と強調した。 

島根県の知事は「2県で国策への意見が違った場合・・・」と言っているとのことですが、現在の参院議員が県民の意向を国政に正確に反映しているとは思えません。

なぜなら、複数の議員を選ぶ区の場合、県民の意向がある程度反映される期待感がありますが、1人区の場合少数差で当選した議員は相反する県民の意向を反映することはないからです。

全国の知事が集まって考えるのであれば、もっと各県民の意向を反映できる仕組みの決議をするべきではないでしょうか。しかも安易に「憲法改正」を唱える決議には,、申し訳ありませんが幼稚さを感じてしまうのです。 

 広島ブログ