升井紘 浮沼亭日記

新型コロナも土砂災害も飛んで行け!

今さら言っても手遅れ?

2015年11月13日 00時01分11秒 | 日記

広島ブログ

 

安倍総理に骨抜きにされた男が二人います。一人は前々回の総裁選挙の決選投票で敗れた石破茂、もう一人は、歯に衣着せぬ発言に 「度々足下を掬われた」 と省庁が憤懣やるかたない河野太郎です。

二人とも閣内という座敷牢につながれました。石破茂は派閥を立ち上げるとか何とか言いながら、相変わらずの態度がズルズル続いています。河野太郎は「行政事業レビュー」という、民主党政権時代の「事業仕分け」の二番煎じに甘んじています。 

河野行革相、原発補助「乱立」を批判 行政事業レビュー 

 

 政府の行政改革推進会議は12日、各府省の予算を有識者が公開で検証する「行政事業レビュー」で、11日に続き「エネルギー」をテーマに、原発関連施設のある自治体への補助事業を精査した。
  河野太郎行政改革担当相は、文部科学、経済産業両省が所管する計14事業について「乱立している」と批判。有識者らは、それぞれの効果を検証することで一致した。

  対象となったのは、原発の立地自治体が発電量に応じて受け取る経産省の電源立地地域対策交付金など。同交付金は来年度予算概算要求で約869億円が計上されている。
  河野氏は、交付金について使途や交付基準の開示を要求。有識者からは整理、効率化を求める意見が相次いだほか、政府の原発依存度低減目標を踏まえ、「役割を終えており、縮小されるべきだ」との声も上がった。経産省側は「それぞれに原因があるので別扱いをしている」と説明した。

 

選んだテーマは的を射ていると思います。しかしこのレビューは省庁の事業を精査するところまでは良い企画なのですが、問題点を抽出しても、その解決策を提起するだけで、廃止や中止を決定するものではありません。

 

「政府はこのような検討を重ね、国民の血税の使い道を吟味している」 と、誇張しているだけのような気もします。特に原発の使用済み核燃料運搬のために建造した艦船の費用に言が及ぶと逃げ足早く問題をウヤムヤにします。

また、原発立地の自治体への交付金が869億円にも及び 「考えさせられる」 状況が続いています。河野太郎に行政改革に取り組む意識が残っているなら、鋭く切り込んで省庁も政府もぶっ壊して貰いたい気がします。

報道陣やビデオカメラが映し出す、行革の行方はどうなるのでしょうか?

 

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