哲ノート

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山崎屋 -第六百七十二回 落語研究会-

2024-06-25 23:34:13 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
いつもは“何が飛び出すか”“なにが起きるか”のライブ感を味わえる寄席・寄席での落語を毎月楽しみますが、

今回は昔からちょくちょく通っていた由緒あるホール落語会「落語研究会」にて

普段の寄席では味わえない持ち時間たっぷりの長講を楽しみます。

寄席とは違って、特に「落語研究会」は落語ファンというより落語通が通うような雰囲気であって、演者もじっくりと聴きに来る観客に負けないよう(脱線しない程度に多少のくすぐりを交えながら)「落語」の世界を演じてくれます。

(まくらの中でも、「どうなるの国立劇場の件」とか「TBS主催だけどよみうりホールで開催」だとか・・・題材には事足りませんよね)

 

開口一番は「辰巳の辻占」から初聴でしたがたわいのない題材で、大川にドボンドボンと身を投げちゃたの……はて?

「片棒」は赤螺屋吝兵衛の3人の息子が三人三様の弔い方法をハイテンションで快活な師匠が身振り手振りで演じ切って、ダレ気味になる演目をしっかり締め切ります。

「藁人形」は過去に一度拝聴していますが、「見るなよ、見るなよ・・・」の恨みつらみの藁人形に五寸釘ではだめで・・・。

「強情灸」はおなじみの演目ですが、山盛りのお灸に時間たっぷり強情ぶっちゃって、さてさて五右衛門は・・・。

トリは白酒師匠で「山崎屋」(今日はこれが聴きたかった)山崎屋の若旦那と番頭さんの内緒の算段がはたして・・・

師匠のテンポの良さで、見ている観客もハラハラしちゃって噺の世界に引きずり込まれ、見事な感嘆するオチでまとめて無事に終演(よかったぁ)

なにが飛び出すかわからない普段の寄席とは違って、こういった寄席では聴けない長講落語をじっくり味わうのも、これぞ「落語」これぞ「話芸」ってやつでいいものです。

なかなかスケジュールが合わなくて機会がありませんが、「落語を愛するファン」として噺の世界をこれからも楽しみたいものです。


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