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宇都宮釣天井 -日本講談協会六月定席-

2021-06-20 23:44:10 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今月の講談定席はいつもの上野広小路亭で(今日までの)緊急事態宣言下、座席数減らして満席状態でおこなわれました。

トリはひさびさ神田昌味先生で初聴の「宇都宮釣天井」を拝聴しました。

 

開口一番は前座神田陽菜さんで「巴御前」このひと結構うまくなったなぁ・・・なめらかで抑揚をもって多少の余裕も出てとても聴きやすかったです。

続いて「寛永宮本武蔵伝 山本源藤次」「大坂相撲 稲川」陽子先生が歌舞伎役者のように見得を切っての熱演「名人 小團次」松鯉先生「赤穂義士外伝 天野屋利兵衛 雪江の茶入れ」

中入りはさんで、阿久鯉先生がおおいにまくしたてての「幡随院長兵衛 芝居の喧嘩」そしてトリは昌味先生で「宇都宮釣天井」

家光暗殺を企てた策謀とそれにかかわった夫婦の悲哀・・・長講です。

三代将軍家光(竹千代)と国松、そして陰謀を企てた宇都宮藩藩主・大工たちの思惑と時代背景と人物相関などが絡み合って正直取っつきにくい講釈ですが、

ある程度話の流れ(背景)がアタマに入っていると、なかなか魅力ある講釈になります。

家光を迎える宇都宮藩とその当事者たち・・・家光(竹千代)にかかわる講釈は多いけど、またあたらしい講釈に触れることができた気がします。

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