哲ノート

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平井・吉野湯に浸かる -銭湯をめぐる215-

2024-08-11 22:50:07 | 銭湯・温泉
総武線平井駅で下車(初下車です)

駅周辺は雑居ビル群でごちゃごちゃしていますが、ちょっと離れると下町の雰囲気が・・・この地域は中川と荒川に囲まれた地帯で、むかしは「ゼロメートル地帯」なんて言葉がありました。

平井の駅から荒川の方へ歩いて数分、そこに創業100年越えの由緒ある銭湯があります。

到着すると外観からして、すでに癒しの雰囲気が漂う「吉野湯」さんを訪湯します。

創業は100年越えですが、現在は建物・内外装のリニューアルをされており、昔ながらの銭湯の様式を残しながら(脱衣所横には涼み処としての庭園があります)解放感とやわらかい照明をうまく配置して

清潔感・現代チックな街中の銭湯として貴重な存在になっているようです。



浴室にさっそくはいると、正面には雄大な「またぎ富士」がシンボリックに描かれており、開場直後ですが結構にぎわいある浴室の雰囲気が漂います。

浴槽は広い白湯に電気風呂・マッサージ・座湯が併設されており、ゆったり入れる高濃度炭酸泉、高音湯があって、(サウナはありませんが)水風呂の構成です。

湯温は白湯は40度前後でこの暑い時期ちょうどいいくらい、炭酸泉は不感温浴の36度くらいでのんびりと、そしてこの時期貴重な高温湯は44度くらいで、水風呂はカラダに負担をあたえない24度くらいを水温計が示しています。

白湯は最近どこにでもあるバイブラジャグジー湯が無いのはいいですね、ブクブクやっていると落ち着かなくて、静かに入れないんですもの。

カラダを清めた後、そんな白湯にザブーンと入っちゃって、熱くもなくぬるくもない、しかも肌当たりの良いやわらかい湯にカラダをしばし委ねます。

またぎ富士でしょ、解放感ある半ドーム型の浴室、肌当たりの良いやさしい湯、足を思いっきり延ばしてばしボケ~としちゃうくらい気持ちいい湯です。

そしてここには「高温湯」があります、湯温は44度くらいですが決して入れない湯ではなく、逆にこんな暑い日だからこそ身を引き締めるくらいの熱い湯は気持ちいいもんです。

「近頃の湯はぬるくていけねぇやぁ・・・」なんて熱湯好きにはたまりません・・・じぃ~と高温の湯に首まで浸かって数分、さっと湯から出て水風呂へザブ~ンと・・・「はぁ、気持ちええ・・・」

この高温湯と水風呂、そして白湯とを数回交互浴をしながら、格別で極上な空間・時間をすごしました。

ほかに体温とほぼ同じの「不感湯温」の炭酸泉も入るんですが、高温湯と水風呂を交互浴する身としては中途半端にぬるくて気持ちよいもんでもないんで、炭酸泉は今回遠慮しました。

湯船を広めにとってあるので周りの人に気を遣うことなく湯を楽しめて、湯あたりもいいし、高温水風呂とカラダにメリハリが効いて、今回は時間を忘れてどっぷりと「湯」を堪能することができました。

歴史ある銭湯でもあり、銭湯そのものの醍醐味を充分味わう事ができる、平井・吉野湯さん、ほんといいお湯でした。




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