哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

根岸 宝泉湯に浸かる -銭湯をめぐる202-

2023-11-10 23:36:40 | 銭湯・温泉
鶯谷の駅を降りて跨線橋を渡り入谷の方へ・・・

むかし職場のボーリング大会が鶯谷で毎回おこなわれて、ちょくちょく鶯谷に行っていて跨線橋を渡ると、有名な「スター東京」というグランドキャバレーがあったことを思い出します。(いった事なかったけど、社会見学に行けばよかった)

そこから入谷・根岸の街に入った所にある「宝泉湯」を訪湯します。

表通りに面したマンション銭湯で、表から見えるガラス張りのエントランスと熱帯魚の大きな水槽が目立ちます。

カウンター式の番台から脱衣所へ、そして浴室に入ると・・・正面にはタイル張りでのミロのビーナスを模した浴室画があり、その下には割と広めの白湯があります。(わぁ、いいじゃん、いいじゃん)

さっそく汗を流してその白湯に・・・湯船は湯温42度くらいの広い白湯にバイブラ湯とボディーマッサージ、マッサージ座湯、でんき風呂(苦手です)が併設されていて、

囲まれた形でミスト薬湯、有料サウナに水風呂の構成です。

やはりゆったりできる白湯はいいですね、時間の過ぎるのを忘れて首まで浸かってどっぷりと癒されちゃいます。

霧吹きミスト薬湯もややぬるめの湯温40度くらいで、だれも入ってこないと囲まれた湯船なんで、しばし瞑想しちゃったりして・・・あ~心地いい!!

そして極めつけは水風呂、水温20度ちょっとで冷たすぎない水風呂なんで、クールダウンには最高。

42度の白湯と20度ちょっとの水風呂を交互浴しながら「湯」を楽しみます。やはりカラダ・心持ちの「緊張と緩和」が交互に来て・・・いいんですよ。



湯船にどっぷり浸かっていると、子供連れの親子が2・3組入ってきました。お父さんから離れず、家にはない大きな風呂にきゃきゃと騒ぐことなく、じ~と湯に入って楽しんでいます。

知らないオトナのいる空間、まさしく「社会生活への一歩」「人づきあいの一歩」がこの銭湯という空間にあるんですよね。

自分もそうでしたが、子供の頃の銭湯デビューって、家の内風呂しか知らない子供にとっての社会生活へ歩みだす大切な経験だと思うのです。

まったく知らないオトナの人と触れ合う、コミュニケーションをとる初めての機会、それが銭湯の場。

これも長く育まれる「銭湯文化」のひとつですよね。

湯船に浸かっていると、自分のアタマもリラックスしちゃって、ぽか~んといろんなことに思いを巡らせて心地いいんですよね。

入谷・根岸・鶯谷・・・まさしく生活に根付いた下町の銭湯、宝泉湯さん、いいお湯でした。






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