哲ノート

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芝浜の革財布 -2018冬 鈴本十二月下席-

2018-12-25 23:46:14 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
2018年最後の寄席は、今年も鈴本演芸場から…

「暮れの鈴本 琴調六夜 -芝居と役者と講談と-」

宝井琴調師匠の毎年暮れの吉例興行で、今年で9年目だそうです。そして演目は…やはり暮れですからね「芝浜…」でしょう。

講談「芝浜の革財布」を堪能します。

思い起こせば4年前の暮れの鈴本でも、琴調師匠の「芝浜…」を拝聴しました。

しんみりと心温まるいい話。これを聴かなきゃ年越せねぇってやつですよ。

今回の興行は琴調師匠のほか、講談が2題「谷風情け相撲」「五貫裁き」が入りました。(「落語」「講談」と元は同じ講釈からですもんね)

 

今日はちょっと早めに到着して、いつもの最前列で話芸を堪能します。

開口一番は、「こんばんわ!!」といきなり切り出した前座さんの「子ほめ」から…

太神楽、「谷風情け相撲(講談)」「強情灸」、ロケット団さんの“山形弁”(あいかわらず…)があって「妻の旅行」「五貫裁き(講談)」ときて中入り

中入り後は、“いっちょうけんめい”一朝師匠の「たいこ腹」正楽師匠の紙切り(お題「髪を切る正楽師匠」は秀逸でした)

そしてトリの琴調師匠が「待ってました!!」「たっぷり!!」の掛け声とともに登壇

「芝浜の革財布」

場内は一語一語聞き漏らすまいと“緊張感”が漂ってし~んとした雰囲気の中で、たんたんと話が進み大円団。(もうイイ話!!)

年も迫ったこの時期に聴く「芝浜…」

何回聴いても心が洗われる心持ちになりますなぁ…。

世間はあわただしい師走・年の瀬。そんな中じっくりと話の芸にひたる優越感。

鈴本で良い年の瀬を迎えられました。
コメント
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