哲ノート

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「日本の家」展 -MOMAT 国立近代美術館-

2017-08-08 16:42:22 | ちょっとそこまで。
お気に入りの“内緒にしたい”美術館

MOMAT 国立近代美術館へ…。(毎月チェックしていますよ)

「日本の家」-1945年以降の建築と暮らし- 展

建築なんて学んだことないし当然あまりくわしくはないのだが、「家」=「デザイン」ととらえてみたらちょっとおもしろそう…、

常設のMOMAT展(年4回来訪しています)もあるんで、ちょっとのぞいてみようかと…。

  

「大きな窓」「テラス・バルコニー」「階段・多層階」「木造から鉄筋コンクリ」…から始まった戦後の日本家屋の変遷を時代を追って展示されています。

西洋文化の流れを取りいれ、従来のの日本家屋の格式・伝統・構造様式にとらわれずに、「住宅は芸術だぁ…」なんてコトバが出るほど

住まいから居住空間、居住空間から芸術作品の域まで激変を繰り返してゆきます。

そんな流れを踏まえながら、“いつのまにか…”一般の住宅に波及してゆくのだが…。

 

「家」というコンセプトから展示を一通り巡ってみると、とどのつまり「シンプル」なものに落ち着くようだ。

窓もテラスもあって鉄筋・コンクリを採用したモダンな造りで、芸術なインテリアも配したような空間に住んだとしても…「落ち着かない!!」のだ。

当然最初のうちは気分よく、優越感・高揚感も手伝っていいのだろうが、安らぐ空間・休まる空間がどこを探してもないのだ。

常に緊張感をもたらす居住空間は考えられない。

戦後からの「日本の家」というコンセプトでの展示会ですが、最後は「家とはなんぞや…」というところに落ち着きました。
コメント
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