原宿・表参道にある太田記念美術館へ…。
今回は「馬琴と国芳・国貞 八犬伝と弓張月」展
滝沢(曲亭)馬琴といえば「八犬伝」
八犬伝の世界は浮世絵でも登場する八犬士たちが多く描かれており、事あるごとに出向いて鑑賞しています。
今回の展示会は、当時のトップ絵師である歌川国芳と国貞の作品絵図を対比したおもしろい企画です。
犬飼現八と犬塚信乃が運命の出会いをし、お互い犬士同志とは気づかぬまま闘いをする有名な「芳流閣の決闘」の絵図が対比をかねて多く展示され、まじまじと見くらべることができました。
この場面は歌舞伎の題材でも大きな山場の一つであり、“宣伝としての”浮世絵図は当然クローズアップされ、このように幾種類も描き分けられたようです。
ただ今回の展示は、「八犬伝」のストーリーには触れず、浮世絵・浮世絵師の立場からを重んじた展示内容でしたので、子供のころからの「八犬伝ファン」としては物足りなさもありました。
玉梓とか船虫みたいに様々な個性あるキャラクターが登場するのも魅力なんですが、…まあ“浮世絵美術館”での展示ですから仕方ありませんか…。
それにしても、毎回“要チェック”の太田記念美術館でありました。
今回は「馬琴と国芳・国貞 八犬伝と弓張月」展
滝沢(曲亭)馬琴といえば「八犬伝」
八犬伝の世界は浮世絵でも登場する八犬士たちが多く描かれており、事あるごとに出向いて鑑賞しています。
今回の展示会は、当時のトップ絵師である歌川国芳と国貞の作品絵図を対比したおもしろい企画です。
犬飼現八と犬塚信乃が運命の出会いをし、お互い犬士同志とは気づかぬまま闘いをする有名な「芳流閣の決闘」の絵図が対比をかねて多く展示され、まじまじと見くらべることができました。
この場面は歌舞伎の題材でも大きな山場の一つであり、“宣伝としての”浮世絵図は当然クローズアップされ、このように幾種類も描き分けられたようです。
ただ今回の展示は、「八犬伝」のストーリーには触れず、浮世絵・浮世絵師の立場からを重んじた展示内容でしたので、子供のころからの「八犬伝ファン」としては物足りなさもありました。
玉梓とか船虫みたいに様々な個性あるキャラクターが登場するのも魅力なんですが、…まあ“浮世絵美術館”での展示ですから仕方ありませんか…。
それにしても、毎回“要チェック”の太田記念美術館でありました。