哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

掛け取り -浅草演芸ホールから-

2012-12-11 23:10:50 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今年最後の落語は浅草演芸ホール中席から…。

さん喬師匠と市馬師匠、お目当てが共演します。

師走の平日昼席ですけど満席状態…(実は団体さんが座席を占拠、落語を聞きに来てるんじゃなくて見物に来ていて、もう昼席の半分も済んでいないのに大量退席して

いきやがんの…演者もいい気分じゃないだろうし(自分が出る前に、突然退席されちゃぁねえ)見ているこちらの方も「なんだよぉ…」迷惑千万!!

浅草は「演芸ホール」(寄席ではない)だから、その敷居の低さはしかたがありませんが、それにしてもねぇ。



そんな中、さん喬師匠は「時そば」

有名な話ですが、へんに演出することなく正攻法で無難に演じました。(すみずみまで知っているし、余裕で心持よく聞けます)

昼席トリの市馬師匠は時節柄「掛け取り」で一席。

年末にやってくる大家さんを始め、掛け買いの借金取りとの掛け合いがおもしろい話です。

狂歌あり、相撲甚句あり、はては三橋美智也の唄(まってました!!)まで登場して、もう自慢のノドをこれでもかぁっとサービス満載で織り込んで披露しました。

いいですよね、こういうのテンポがあって、話も明るいし、なんたって“華”がありますよ。

ホールの客席もとってもいい雰囲気になって、しみじみ落語っていいなぁ…と終演してもいい気分で、今年の「落語」をしめくくりました。
コメント
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