千葉実年大学校 歴史倶楽部 6月定例会
日 時 平成19年6月3日(日)
参加者 53名
集 合 東武 野田駅 09:35
「野田市について」
野田は醤油のふるさと。野田で本格的な醤油醸造が始まったのは江戸時代。江戸川、利根川を利用し、醤油をより早く江戸の大消費地へ届けられた商業的な有利さ。
大豆、塩などの原料を身近に入手できた地理的な条件の良さ、醤油づくりに適した温度で 湿潤な気候。このようないろいろな条件に恵まれ、野田は日本一の醤油の産地として発達してきた。
散策スタート
先ず「キッコーマン・もの知りしょうゆ館」到着
「しょうゆ館内」見学
醤油が出来るまでの行程や歴史を映像やパネルを使って解説していただきました。一部醤油を造る実際の行程を見ることができます。
「上花輪歴史館」到着
役員さんお疲れ様です! 入場券
当歴史館は敷地面積3,000坪。古い建物明和3年(1766年)築。上花輪村(現野田市上花輪)に古くから居住し、江戸時代には上花輪村の名主であり醤油醸造を家業としていた「高梨兵左衛門
(高梨本家) 」が永年に亘って維持してきた居宅や庭園、 土蔵、社祠、掘構えとその屋敷林など、また収蔵していた生活用具、醸造用具、地方文書等の歴史的価値は高く、これらを広く一般に
公開して郷土の歴史や文化を研究する一助として開設 いたしました。
特に江戸時代から昭和初期にいたる建物が混在しておりますがそれらと庭園との調和は大変優れています。
平成13年8月にはその学術的価値が認められ、町人の居宅として初めて 「国指定文化財 名勝 高梨氏庭園」に指定を受けました。
邸内北側にそびえるタブの大木を山に見立て、西側に広がる屋敷林と共に「西に森、北に山」という江戸時代の屋敷建築の基本を今に伝えております。
日本の風景の一番の基礎は田園と屋敷林、両方とも減っている中で当家の屋敷林は比較的にその姿が残っている貴重なものです。(以上館長のご挨拶より転載)
庭園の一部 柏の木
当歴史館では例年、月遅れの「端午の節句飾り」の最後の日、6月5日にこの柏の木の葉を使用した「柏餅付抹茶セット」500円がいただけるそうですが、2007年は6月4日(月)から約2年間、
改修工事の為に閉館ということで私たちは最後の柏餅を予約販売で購入することが出来ました。
6月1日に葉を落とし、菓子店で蒸したものと伺いましたが色鮮やかな香りも良い柏餅でした。
見学が終了して柏餅をお土産に とても柔らかな柏餅でした
「キッコーマン本社」、「興風会館」(国登録文化財)等は外から見学
「野田市郷土博物館」
昭和34年に開館。
郷土の歴史や文化に関する資料が豊富、特に醤油関係資料の豊富さは他に例がない。
「市民会館」(国登録文化財)
醤油醸造家、茂木佐平治邸として大正13年1月頃に完成した。
昭和31年市に寄付された屋敷博物館。
緑の広い庭園に囲まれた純和風のたたずまいになっており、市民に部屋の貸し出しも行なっているそうです。
見学が終わり時はすでにお昼を過ぎておりましたが、徒歩20分のウォーキングを経て いよいよ空腹を満たすべく「幸楽愛宕店」に到着。
"春の宴会コース”で新入生歓迎会を開催。
53名の皆さんがそれぞれに個性溢れた自己紹介に あり、 あり、程良い疲労感に とても美味しい にひとときを楽しみました。
いつもながら、綿密な企画をして下さいます会長さんを初め役員の皆様に御礼を申し上げます。
お陰様で又新しい思い出を綴ることが出来ました。