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喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

寶樹寺

2012-11-12 | 京都の寺・神社・仏像


伝北斎筆「常盤御前雪除松」

北斎とは


円山応挙十哲の一人、源筆「常盤御前雪除松」

義朝が清盛との勢力争いに敗れ、
愛妾常盤御前は今若・乙若・牛若を連れ大和へ逃れたものの
老いた母が清盛に捕らえられ、
ひどい目にあっていることを噂に聞き、名乗り出る決心をし、
三人の幼児を連れて大和から京へ向かった。
大和大路を一の橋あたり(寶樹寺はこの橋のたもとにある)
にさしかかった時、折からの雪を避けようと、
道の傍らに立っていた数本の松の陰に身をひそめた。

このときの情景を画題にしたのが、
今回、特別公開された寺宝の二人の画。

やがて松の下を立ち去ろうとすると、
守り本尊にしていた薬師如来が突然石の様に固くなった。
そして光明を放って、
「われをこの地に止めよ。
三児に至りては心を痛むることなかれ」と告げた。



「子そだて常盤薬師」ともいわれ、
秘仏として寶樹寺に伝わっている。


本尊の阿弥陀如来立像

小さなお寺だけど、通常は拝観できないのだそう。
特別拝観もまれなのだとか。
拝観できて




コメント
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