喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

越津ねぎとタネ菜

2007-02-28 | いと愛づらし(珍しい野菜・果物)・おもしろ野菜

‘Radish Boya’の「いと愛(め)づらし」の名菜百選の野菜。

 
愛づらし度:越津ねぎ50・タネ菜80

                                        
越津(こしづ)ねぎの原産地は愛知県。
現在の津島市越津町。一宮や江南が産地。
届いたねぎは岐阜市産。

ねぎは大別すると、
関東地方で主に栽培される
「千住(せんじゅ)ねぎ群(根深ねぎ・白ねぎ)」と、
関西地方で主に栽培される
「九条(くじょう)ねぎ群(葉ねぎ・青ねぎ)」の
二つに分けられます。
下仁田ねぎに代表される
「加賀群」が別に分類されることもあります。

関東は白、関西は緑」を食べるという
食文化ができあがっていて、
越津ねぎは、関西と関東の中間地点である
愛知県に生まれるべくして生まれた品種なのです。
江戸時代中期に、やはり葉ねぎ(青ねぎ)と
白ねぎを交配させて誕生したもので、
当時は尾張藩主への
献上品として珍重されていたそうです。

越津ねぎは辛味が少なくてやわらかいと
そこで、青いところを食べてみました。確かに、
家にあった他のねぎと比べるとやわらかい。
辛味はさほど変わらないかなと。ほどよい辛味で。
口の中が爽やかになりました。

調理法を選ばないねぎですが、すき焼きが絶品だそうです。
もち菜といい越津ねぎといい、
お正月に欠かせない野菜が愛知県にはあるのですね。
酢味噌和えもおすすめだそうです。

タネ菜(三重県名張市産)
アブラナ科で、
昔は「なたね油」をとるために栽培されていたのだそうですが、
味が良いので地元では野菜として食べられていました。
特に祭りなどの大切な行事には
必ず食卓に並ぶほど好まれたそうです。

今日の夕食は
越津ねぎの酢味噌和え(たこ・わかめを足して)と
タネ菜と油揚げの炒め煮にしよう!

 タネ菜と油揚げの炒め煮の作り方
①タネ菜を食べやすい長さにザクザク切る。
  下茹でしなくてよい。
  油揚げは短冊切りにする。
②フライパンにごま油を入れて熱し①を入れ炒める。
③材料に火が通り水気が出てきたら醤油で調味。






 

コメント (1)
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西尾茶の始まり

2007-02-26 | お茶関係

2月25日(日)

 
上の赤丸は「稲荷山茶園公園」、下は名鉄「西尾」駅

名古屋高速、楠インターから知立バイパスを通って
矢作川に架かる米津橋を渡ると西尾です。
西尾には1時間ちょっとで着きました。
以前、抹茶の原料の碾茶の話をしましたが、
ここ、西尾は全国有数の産地です。
近隣の吉良と合わせると、愛知県は全国一の産地です。

矢作川左岸一帯の稲荷山茶園
 




 



摘む2~3週間前に黒い覆いをかける、覆い下茶園です。
約100ヘクタールにも及ぶ茶畑が続いています。
茶園は迷路のようでした。
他の茶園と合わせると市全体では
149ヘクタールになるそうです。

茶園入口にある稲荷山茶園公園


 

静岡茶の始祖と言われている聖一国師(1202~1280)が、
70歳の時に開山(1271・鎌倉時代)した
実相寺の寺内で茶の栽培を行わせたのが西尾茶の始まり
1692年(江戸時代)には茶園を経営していたと
寺の記録に残っているそうです。

実相寺の国師の開山を示す碑
                             

参道    


参道の松の巨根と巨木





釈迦堂                                                      
 

中門・鐘堂・本坊



茶祖の寺紅樹院                  
 

実相寺境内北隣の畑から移植した紅樹院の茶の原樹


明治になり、茶の栽培を普及奨励したのが、
実相寺の近くにある紅樹院の住職足立順道です。
1872年(明治5年)京都に出掛けたおり、
稲荷山一帯の地形や気候が宇治に似通っていることに気付き、
宇治より種子を持ち帰り
荒れ果てていた実相寺境内北隣の畑を開墾し、
その種を播いて、茶園を開いたのです。
その後、村民に茶の栽培を勧め、
現在の稲荷山茶園として発展したのです。

稲荷山一帯の土地は水はけの良い砂が混ざった
赤土の層となっている地質で
これは碾茶に必要な艶のある葉をつくるのに適している。
さらに矢作川の流れに沿って常に適度な湿度が
茶畑一帯を覆っていることなどが
日本有数の生産量を誇っている源のようです。
もちろん、生産者の方のたゆまぬ努力も。

毎年12月には、紅樹院で茶祖への献茶が行われます。
また、西尾市では、2月6日
抹茶の日」(茶道の道具の風炉に語呂を合わせた)と決め、
この日を中心に様々なイベントが開かれています。

紅樹院は徳川家康の伯母、
常在院殿桂室泰栄大姉の菩提をとむらうために
創建されたと伝えられています。

葵製茶はお休みでした。でも、山茶花の垣根がきれいでした。




約120年もの歴史のあるあいや西条園のお店


「抹茶すりゴマ」「茶そば」「抹茶せんべい」「抹茶ゼリー」
もちろん「寿香の白」という抹茶も買って・・・・・
「お茶がはいりましたから、どうぞ」と
さすが西尾、お抹茶でした。

値段が高いほど渋みがないのだそうです。
私が買ったのは、下から二番目のランク。30g1575円。
お店に置かれていた最高は「祥園の昔30g3150円

点てていただいたお抹茶は渋みがまったくありませんでした。
作法として、最後は音を立てて、
すすって
飲みきってもよいとか(最近、読んだ本によると)

あいやさんは抹茶博物館も持っておられ、
抹茶工場の見学もできるようです。
昼食のことが頭にちらついて、うっかり、
博物館を見忘れてしまいました。
近いうちに、抹茶工場の見学をかねて、
また来ようと思っています。

「碾茶めし」
を食べ損なった「魚寅


あいやさんで道を教えていただいて・・・・・すぐ近くでした。
道路沿いから少し入ったところにあるので、通り過ごしそうです。
1時10分頃に行ったのですが、
「今日は、お客さんがいっぱいなので、
オーダーストップなんです」
                       
入った所はカウンターにお客さんが数人いるくらいで、
座敷は空なのにな~。
奥はいっぱいなのかな。
「これ持っていってください」と渡されたのは、お献立表。
小牧から来てるのに、こんなもんもらってもな~。

余談ですが、
一説によると
「聖一国師が宋から持ち帰った茶の種
実相寺の寺内に植えた」とありますが、 
国師が宋に行っていたのは1235~1241年で33歳~39歳の時。
実相寺の開山が70歳なので、帰国して30年近く経っています。
宋から九州に着き、2~3年九州で禅を広め、
布教をし、寺の開山にも関わったようです。
持ち帰ったお茶の種は、
九州で開山した寺の境内に、播いたのではないかと・・・・
30年も播かずに持ってはいないでしょうから。
ゆえに、実相寺の境内に播かれた種は、
それらが成長した茶樹から
採取されたものではないかと思います。
あるいは、全く、関係ない?
いずれにしても、宋から茶の種を持ち帰って、
どこかに播いたのは確かでしょう。

どこかで、国師の播いた茶の種が、
延々と、息づいていると思うだけでロマン!
こうして、美味しいお茶をいただけるのだと思うと、
嬉しいですね。


       

       
           
           






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春の便り

2007-02-22 | 徒然日記
今週の‘Radish Boya’桃の一枝が添えられていました。

「紀の芽の会」の蓬台栄子さんから届いた春の便り。
「いつも私たちの果物や野菜を食べていただきまして
ありがとうございます。もうすぐ桃の節句、
ぜひ部屋に飾ってお楽しみください」という便りとともに。

嬉しい、心遣いですね。

こちらこそ、
「美味しい野菜や果物を届けてくださってありがとう!」

まだ、ツボミですが、親切に、
「上手な花の咲かせ方」が書いてありました。

 ・枝の元を5mmほどハサミで切る
 ・ 5%程度の砂糖水につけて飾る 
 ・室温は18~22℃くらい。暖房しすぎると元気がな
  くなる。

さっそく、やりました。



元気に、ツボミが開くといいな。







コメント (2)
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カリフラワーロマネスコ

2007-02-21 | いと愛づらし(珍しい野菜・果物)・おもしろ野菜

 
 

                           
                            
初めて見たとき、「何じゃ、これ!」と驚きました。
野菜の宅配‘Radish Boya’で時々入ってくる、
いと愛(め)づらし」の名菜百選の1つです。
名前は「カリフラワーロマネスコ」。
サンゴカリフラワー」とも言うみたい。
カリフラワーの一種だそうです。

余談ですがカリフラワーとブロッコリーは
どちらが先だと思いますか?
正解は「ブロッコリー」。
ブロッコリーが突然変異して
ツボミの白いカリフラワーになったと言われています。

この「カリフラワーロマネスコ」、
「カリフラワー」と「ブロッコリー」をかけ合わせたのかな?
最初に作った人は何処の誰なんだろう。
こんな姿になろうとは想像もしていなかったと思う。
最初に作った人もビックリしただろうね。

日本では奈良県や、長崎県が生産地。
ビタミン類が多く、特にビタミンCは多く含まれていて、
鉄分や食物繊維も多く栄養豊富な野菜だそうです。
味はカリフラワーのような癖はなく、
ブロッコリーのような青臭さはない、あっさりした味です。
茹でて、なにもつけなくても美味しくいただけます。
軟らかくて、離乳食やお年寄りにいいかも。
揚げ物やピクルスにしても美味しいそうです。

今回の「愛づらし度」はこれでも三十点。(最高は100点
次はどんな「愛づらし」野菜がくるか楽しみです。 

※下茹でのポイント
水っぽくなるので茹であがったら水にはさらさない。 
そのぶん、茹で時間は短く。
 

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クリスマスローズ開花

2007-02-21 | ガーデニング・家庭菜園
2月21日(水)




去年の暮れ、植え替えの時、株分けもしたので、まだ背丈も低く、
うなだれて咲くため、撮りにくかったです。
つっかえ鉢をして、撮りました。
花びらに紫の斑点があるのは、白と紫をかけ合わせたのかな?

クロッカスも咲いていました。
先日、ニオイスミレを撮った時には、
芽でさえ出ていることに気づかなかったのですが・・・・
春は駆け足でやってきています。



図書館の帰り、桃陵中学校の土手でタンポポが咲いていました。 
この土手で、ねじり花を見つけることがあります。



春は確実に来ていますね。
これから、春を見つけに外に出るのが楽しみです。
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