先週の土曜日から1泊2日のツアーで
小浜、高浜、勝山へと
普通ではお目にかかれない
仏像とお寺巡りをしてきた。
本堂
奈良時代の女帝 元正天皇(44代)が、
行基に、寺の建立を命じ、
716(霊亀二)年に創建されたお寺。
鳳凰が飛来し、この地に羽を落としたという伝説にちなんで
羽賀寺と名づけられたのだそう。
かってはたくさんの坊が並び、
隆盛を誇っていたようだけど、
度重なる焼失で、現在は15世紀に再建された
写真の本堂だけ。
ポストカートから拝借
ご本尊の十一面観音菩薩立像。
元正天皇の姿をそのまま写したものだとか。
昭和30年代まで秘仏で厨子の中にいたためか、
色彩もきれいに残っている。
「近江若狭の仏像」吉田さらさ 著より拝借
お厨子の左に安置されていた、千手観音菩薩立像。
ご本尊のような派手さはないけど、
穏やかで上品な顔立ち。
昭和25年に修理されたそうですが、
あえて、脇手を新補することを避けられたのだそう。
色々の考え方がありますが、
そのままの姿を拝観することで、
その仏像のこれまでの歴史を物語るもので、
意味があると思います。
多少の破損はあろうとも。
気の遠くなる古から受け継いで、
護ってこられたお寺の人たちに
本当に頭が下がる。
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