理事長のメールを整理していたら、
「アスピリンにより乳癌生存率が高まる」という記事。
米医学誌「Joumal of Clinical Oncology(臨床腫瘍学)」の
オンライン版に、
乳癌の診断を受けた女性を対象とした研究で、
アスピリンを使用すると生存率が有意に上昇し、
再発リスクが低減することが判明したと
アスピリンは炎症をしずめて、
腫れや発赤、痛みなどの症状をおさえたり、
熱を下げたり、また、血液を固まりにくくする作用のある薬です。
この薬、みずぼうそう(水疱瘡)やインフルエンザに
罹っている時にのむと、
ライ症候群といって、
脳炎(嘔吐、意識障害、けいれんなど)や
肝機能障害を起こす恐れがあるので、
使ってはいけないのですが、
一般に、バファリンという商品名でよく知られていますが、
成分をよく見て、
アセトアミノフェンという成分のバファリンを買われるといいです。
横道にそれましたが、
まだ、乳癌の生存率を高めたり、
再発率を減少させる機序は不明らしいです。
「アスピリンは癌治療の代替となるわけではなく、
消化管出血などの有害作用もあるため
さらに研究を重ねる必要がある」と、
最善の治療は医師に相談するようと最後に書いてありました。