牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

ペニシリン秘話

2018-09-22 11:09:52 | Weblog
平岡修治牧師の著書からの紹介です。

スコットランドに、フレミングという貧しい農夫のクリスチャンがいました。ある日、その日暮らしの彼が、畑仕事をしていると、助けてという声が聞こえ、彼はそこへ駆けつけました。そこは底なし沼で、ひとりの少年が沼で溺れていました。
助けに来た農夫が馬糞や肥やしにまみれた姿をみると、恐れて必死に逃げようとし、底なし沼に沈みます。
彼は命がけで、沼に乗り出して、奇跡的にやっと沈み掛けた少年を救い出しました。
その翌日、今まで見たことの無い立派な馬車が家の前に止まり、下手の良い服を着た、気品の良い紳士が下りて来ました。
昨日助けた少年の父親で、それ相応のお礼をしたいとの挨拶でした。
フレミングはとうぜんのことをしただけですと、その多額の謝礼金を受け取るわけにはいかないと、きっぱり断りました。ちょうどそこへ、彼のひとり息子が顔を出しました。
あなたのムス尾ですか。フレミングは、はい。すですと、誇らしげに答えます。
紳士は、君の息子に私の息子が受ける教育と同じ教育をさせてください、と申し出たので、フレミングはその申し出受けいれました。 
紳士はその約束を果たし、息子は当時ロンドンの指呼レベルの医学校、セントメリー・ホスピタル・メディカル・カレッジを卒業しました。
その名は、サー・アレキサンダー・フレミング。有名なペニシリンの発見者です。
それから何年かの歳月が流れ、かって沼地で溺れ父フレミングに助けられたあの少年が、今度は肺炎になり再度死の危険にさらされました。
そのといき、彼のいのちを助けたのはペニシリンでした。
その名前は、ウインストン・チャーチルでした。
チャーチルは、フレミング親子に二度に亘って救われることになります。ひとりの命をかけた愛が世界を救ったのです。歴史にはまだまだ大きな愛が隠されています。
その最大の源は、イエス・キリストの十字架の犠牲です。
Ⅰヨハネ3:16 キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです。ですから私たちは、兄弟のために、いのちを捨てるべきです。
罪の沼に沈み、助けを求める人々に、福音を伝える者となりましょう。


力を身に帯びて

2018-09-22 07:11:49 | Weblog
詩篇93篇
主は、王であられ、みいつをまとっておられます。主はまとっておられます。力を身に帯びておられます。まことに、世界は堅く建てられ、揺らぐことはありません。
あなたの御座は、いにしえから堅く立ち、あなたは、とこしえからおられます。
主よ。川は、声をあげました。川は、叫び声をあげました。川は、とどろく声をあげています。
大水のとどろきにまさり、海の力強い波にもまさって、いと高き所にいます主は、力強くあられます。
あなたのあかしは、まことに確かです。聖なることがあなたの家にはふさわしいのです。主よ、いつまでも。