牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

失敗続きの16日だった

2005-09-17 09:22:56 | Weblog
昨日は松江刑務所に面会に行き、日帰りで出雲空港より帰宅しました。
 朝、新大阪の改札口で待ち合わせをしたのですが、時間になっても現われず携帯で連絡。まず第一の失敗。新幹線のときは常に地下鉄を利用するので、新幹線改札口は西になる。待っていたのはJR側の改札口。やっと出会えたときは予定していた岡山行きは発車した後。
 次の列車で岡山へ、松江行き特急「やくも」発車まで時間があるので喫茶点でモーニングサービスとおしゃべり。
 付き添いの旅だったが、特急の発車時間も知らないでいっしょにいたので、あっ24分発車です!と声を上げたときは何と23分。大急ぎで8番線へ走り、発車のベルが鳴り続ける特急にやっと二人とも間に合った。
 中国山脈を電車で通るのは初めて!車窓から眺める景色は美しい。秋は紅葉で彩られ、冬は雪で真っ白とのこと。秋や冬にも乗ってみたいと思った。
 松江に着きマグドナルドでコーヒーだけを飲み、タクシーで松江刑務所へ向かう。
 午後1時からの面会に間に合い、面会時間のトップで面会室へ。42歳の男性で自分の無罪を主張し、拘置所で裁判を待っている。
 初めて会った方だが、「雪よりも白く」を呼んでいたので、会うことを喜んでくれた。
 一人暮らしだったのでここの方が良いなどと強がりを言っていた。掃除も洗濯もしなくて良いし、シャワーとトイレつきの三畳の部屋にいるので、ブリズンホテルだとブラックジョークを言い、刑務官も少し苦笑い。
 ともかく、「私が悪かった。迷惑をおかけしてすみません」と、裁判の席で自分の過ちと罪を認め、イエス様を心にしっかりと向かえるよう話した。
 すなおに聞いてくれ、ガラス窓に両手を置いて信仰の祈りを共にすることができた。
 この面会(15分)だけのために、約15時間(往復)をかけたことになる。ひとりの魂の救いのために時間を使えた一日だった。
 三番目の失敗は帰りの飛行機で・・・。出雲空港から大阪伊丹空港へ約1時間。バスで帰国通路まで来て、メガネを忘れたことに気がついた。係り女性に連絡を頼み、飛行機の座席を見てもらった。
 今月誕生日だったので、自分でプレゼントした少し高価な新しいメガネだった。
 牧師だと自己紹介し、二人の若い方に福音を語ろうとしたとき、自転車に乗った係官が大急ぎで飛行機からメガネがありましたよ!と、届けてくれた。
 最後の失敗(失敗とは言えないかもしれないが・・・)は、空港バスが渋滞に巻き込まれ普通30分だが、難波まで70分近くかかってしまった。バスの中では携帯メールを送り続けたが、電池切れ!
 帰宅したときは夜の9時前だった。感謝とともに眠りに着く、長い一日。

 あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。コリント第一の手紙10:13