キョウチクトウ科チョウジソウ属。 多年生草本植物。葉は長さ6~7㎝、幅1~2㎝の細長い披針形で互生する。 宿根草で5月頃になると茎を高さ40~80㎝まで伸ばし、5~6月になると茎頂に集散花序を出し、薄青色の花を多数咲かせる。萼は深く5烈し、花冠は15mmほどで平らに開く。 原産地:東アジア(日本、朝鮮半島、中国)。 日本では北海道~宮崎県にかけて分布し、川岸や氾濫原や原野などのやや湿った草地の自生する。 本種はフジバカマと同様に、かっては全国的に分布する普通種であった。 近年になり減少が著しく2,000年版環境省レッドデーターブックでは、100年後の絶滅確率が97%と推計され、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されていた。 現在ほとんどの都道府県では野生絶滅、あるいは絶滅危惧種に指定されている。 毒性:他のキョウチクトウ科植物と同様、本種も全草にアルカロイドを含み有毒です。 開花期:5月~6月。集散花序で薄青色の花を多数咲かせる。果実は2本の円柱形の細長い袋果(5~6㎝)。 花の名は、横から見ると長い筒の部分があって、その先が5つに裂けて花弁となり平らに広がっています。 この形が漢字の「丁」に似ていることから。 6月26日の誕生花。 花言葉:「威厳」、「上品な優雅さ」。
写真 チョウジソウ(丁字草) 4月24日自宅
写真 チョウジソウ(丁字草) 4月24日自宅