元妻泰葉の“虐待”告白に春風亭小朝は沈黙続ける

2017年04月25日 | 芸能ニュース
元妻泰葉の“虐待”告白に春風亭小朝は沈黙続ける
日刊スポーツ 4/25(火) 10:39配信

元妻泰葉の“虐待”告白に春風亭小朝は沈黙続ける
春風亭小朝(右)と泰葉
 落語家の春風亭小朝(62)が25日、ブログを更新。元妻でタレントの泰葉(56)が20年にわたって虐待を受けていたと訴えたことについては触れなかった。

【写真】春風亭小朝との離婚会見で涙を流す泰葉

 泰葉は24日に更新したブログで、元夫である小朝から虐待を受けていたことを告白し、「私の双極性障害の原因は、この虐待によるものでした」と訴えた。さらに25日に更新したブログでも、小朝から受けたとする虐待の具体例を挙げ、「私はこれから私の受けた虐待を包み隠さずお話ししていきます 長きにわたった虐待です ゆっくりと検証しながらいきましょう」と予告した。

 しかし一方の小朝は泰葉の件に関しては沈黙を続けており、26日に更新したブログではテレビ番組収録を報告しただけだった。

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あ然!低所得者と富裕層の「1」はこんなに違う

2017年04月25日 | 日記


あ然!低所得者と富裕層の「1」はこんなに違う
プレジデント 4/19(水) 9:15配信

あ然!低所得者と富裕層の「1」はこんなに違う
写真・図版:プレジデントオンライン
 10万円をもらったら多くの人は喜ぶだろう。しかし富裕層は100万円でも喜べない。なぜ収入の高い人ほど幸福度が鈍くなるのか。

■所得が増えるほど小さな楽しみを味わう能力は減るのか? 

 所得が一定の水準以上になると、幸福度は頭打ちになるのではないか。

 前回*は、そんな「飽和点仮説」の説明の中で、プリンストン大学名誉教授ダニエル・カーネマン(行動経済学)の以下の言葉を引用しました(*年収10億 富裕層の結論「“ビンボー”が幸福を呼ぶ」http://president.jp/articles/-/21655)。

 「もうそれ以上は幸福感を味わえないという所得の閾値は、物価の高い地域では、年間所得ベースで約7万5000ドルだった(物価の低い地域ではもうすこし少ないだろう)。この閾値を超えると、所得に伴う幸福感の増え方は、平均してゼロになる。所得が多ければ多いほど、好きなところへ旅行に行けるしオペラも見られるなど多くの楽しみを買えるうえ、生活環境も改善できるのはまちがいないのだから、これはじつに驚くべき結果と言える。なぜこうした追加的な快楽は、感情経験を高められないのだろうか。考えられるひとつの解釈は、所得が増えるほど生活の小さな他の楽しみを味わう能力が減ってくるのではないか、ということである」(ダニエル・カーネマン著『ファスト&スロー下』早川書房)

 今回は、この中に出てくる、「所得が増えるほど生活の小さな他の楽しみを味わう能力が減ってくる」という部分について考えていきます。

 高所得の人とそうではない人で、同じ楽しみを経験しても感じ方が違うのでしょうか?  あるいは、資産が多い人とそうでない人では同じ楽しみを経験しても感じ方が違うのでしょうか? 

 僕は、お金に対する人間の感覚は絶対的なものではなく、すでに保有している資産によって感じ方の変わる相対的なものであると感じています。


■人は何g増えたら、「重くなった」と感じるのか? 

 ドイツの生理学者エルンスト・ヴェーバーは1834年におもりを持ち上げる実験で、おもりの重さの変化を感じ取る感覚は、何g増えたかといった差ではなく、何倍になったかという比に依存していることを示しました。

 これは、後に「ウェーバーの法則」と言われます。

 【ウェーバーの法則】
弁別閾(気づくことができる最小の刺激差)は、原刺激の値に比例している。
△R(弁別閾)/R(刺激量) =K(定数) 
 (K=ウェーバー比)

 ある強さの感覚刺激をRとし、△Rだけ強めるか弱めるかして変化させたときに初めてその刺激の強度の相違が識別できたとします。この場合の△Rを弁別閾値といいます。そして、「△R/R=K(一定)」というこの法則は、重さ・音・明るさなど五感の多くで(中等度の強さの刺激に対して)成立します。

 例えば、重さのウェーバー比が0.02だとします。

 指先に100gのおもりを載せ、1gずつ加えて重くしていって何g加わったら「重くなった」と感じるかを調べます。その場合、2g増えたときに重さの変化に気づくのに対して、最初の重さが200gのおもりだと2g増えただけでは重さの変化に気づきません。この場合、200gにウェーバー比の0.02をかけて4g追加しないと重さの変化に気づくことはないということです。

 つまり、重さの変化は同じ2gの差であっても、最初に持っているおもりの重さによって感じ方が違うということです。また、弁別閾以下の数値が加わったとしても人にはその差が感じ取れないということです。

 そして、お金の場合にもウェーバー比が一定だとすれば……。仮に1000万円の資産を持っている人にとって弁別閾が10万円だったとします。でも、10億円の資産を持っている人に同じ10万円が増え10億10万円になっても「お金が増えた」とはとても感じられないということです。仮にウェーバー比が0.01だとすると、10億円持っている人は1000万円お金が増えないと増えたと感じられないのです。

 確かに、外的なお金の増加は10万円という客観的な数値(購買力)で測ることができますが、それは誰にとっても同じ感じ方(金銭感覚)であるわけではなく、保有する資産が大きくなれば小さなお金の増加を嬉しいと思うことはないということです。

 大きな資産を持つ人にとっては、前出のカーネマンのいう「所得が増えるほど生活の小さな他の楽しみを味わう能力が減ってくるのではないか」ということが該当し、違いを感じるためにはより大きな資産の増加が必要だということになります。


■低所得者と富裕層の「1」はまるで違う! 

 ヴェーバーの弟子のグスタフ・フェヒナーは「ウェーバーの法則」から以下のフェヒナーの法則を導き出しました。

 【フェヒナーの法則】
感覚量は刺激強度の対数に比例する。
E(感覚量)=K(定数)logR(刺激強度)

 これをグラフにしてみると、下記のようになります。

 仮に、図の「刺激強度」を所得とすると、所得が低い間は1単位の感覚量は少しの増加で急激に上がっていきますが、その後は1単位の感覚量の増加に膨大な収入の増加が必要になってきます。

 所得1000万円の人が所得1億円になったときに感じる感覚量の差を所得1億円の人が感じようとすると所得10億円になる必要があります。

 つまり、所得の増加は高額所得者になればなるほど、だんだん所得の増加によって与えられる感覚量を鈍くしていくことになります。

 「所得が増えるほど生活の小さな他の楽しみを味わう能力が減ってくるのではないか」というカーネマンの説はフェヒナーの法則とも符合するものかと思います。

 前回の記事でもお話しましたが、横軸を収入の値とし、それを対数で表示した場合。どこまでも幸福感(図の縦軸)が伸びるとしても、現実的に所得を一定の水準を超えて指数的に伸ばし続ける人が世の中にいるかと言えば、ほとんどいません。

 僕は脱サラしてから数年で所得1億円を達成しました。しかし、10億円超えには実に16年という歳月がかかりました。そして、その次の桁(100億円)を達成することは僕が生きている間にはさすがに難しいでしょう。

 そして1単位の主観的幸福(縦軸)を増加させるために残りの一生涯をかけることには正直意味がないんじゃないかなと思っています。

 だとすれば、幸福感が頭打ちの状態になる程度の所得なり資産なりを獲得した人が主観的幸福に影響を与える要因について考える、つまり幸福学について考えていくのは当然の流れだと言えます。

 ただ単に「所得だけ」が主観的幸福に影響を与えるわけではありません。

 人間関係、心身の健康などお金をかけることで大きな見返りが得られるものが他にあるのに、無理して指数的な所得の増加という手段で幸福感を得る必要がないことは明らかです。

 *筆者・金森重樹氏にお金に関する悩み相談をしたい方は、下記URLのフォームにご記入ください。
*受け付けた質問の一部に関して、金森氏が記事内で回答する場合があります。なお、金森氏より質問者に連絡することは一切ございませんし、営業目的に利用することもございません(記入フォームにアドレスなど連絡先の書き込み欄はありません)。
https://docs.google.com/forms/d/1QL5Ik3u31anl6QRjpkUdgZw7NqKS4EpmVd3cIUVz82s/viewform


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慰安婦問題に取り組んだ前米下院議員 韓国政府が勲章授与へ

2017年04月25日 | 政治社会問題


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中国で韓国人への暴行事件が増加。日本人のフリする在中韓国人も【中国・韓国大ゲンカレポート】

2017年04月25日 | 旅行
中国で韓国人への暴行事件が増加。日本人のフリする在中韓国人も【中国・韓国大ゲンカレポート】
週刊SPA! 4/24(月) 9:00配信

中国で韓国人への暴行事件が増加。日本人のフリする在中韓国人も【中国・韓国大ゲンカレポート】
広州市内の韓国街は閑古鳥
日本を仲良く叩いていたはずの中国と韓国が今、THAAD配備を巡り大ゲンカをしている。現地で今、いったい何が起きているのだろうか!? 今回は中国からのリポートを紹介する。

【中国と韓国がモメる「THAAD問題」とは】

北朝鮮の攻撃に備え、韓国は在韓米軍のTHAAD(高高度防衛ミサイル)の配備を昨年夏に決定。中国本土も探知範囲に入ることから中国政府は猛反発し貿易報復措置を実行した。2月に入り、韓国ロッテが配備用地を提供したことを受け、報復を活発化させた

◆中国政府が「反韓機運」醸成!暴行事件も起こっていた

「中国社会は韓国に対して一致団結して制裁を加えることを決めた」

 3月2日に掲載された中国国営メディア『環球時報』の社説は、攻撃開始の“号令”だった。

 日韓ともに紡績関連企業が多数進出する江蘇省南通市では同日、韓国車2台が破壊されるという事件が発生。1週間後には河南省鄭州市の広場で、韓国製の清涼飲料水を箱ごとブルドーザーで粉砕するという反韓デモが行われた。

 在韓米軍の弾道弾迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備に加担した「張本人」のロッテグループも、大きな代償を支払うこととなった。『南方都市報』によると、中国で展開するロッテマート99店舗のうち、3月22日時点で87店舗が閉店状態だという。うち20店舗は自主休業だが残りの67店舗は「消防上の理由」で当局によって営業を停止にされた。

 中国のSNSでは、百貨店の韓国コスメ店舗で中国人夫婦がプロモーション活動を絶叫して阻止する動画や、北京市内のレストランで韓国人客が追い出される映像が拡散されるなど、反韓感情の高まりが見て取れる。

 韓国・聯合ニュースによれば、複数の韓国の学校が中国への修学旅行をキャンセルしているという。もちろん、生徒への危害が加わる可能性を考慮してのことだ。

 しかし、現地在住の韓国人への暴行事件はすでに起きている。駐上海大韓民国総領事館によると3月27日、上海市の路線バス車両内で、現地在住の韓国人女子高生が20代後半の男からセクハラ行為や後頭部を殴られる被害を受けた。男は女子高生に対し「静かにしろ。俺は韓国語を学びたい」と話したといい、韓国人であることを知った上での犯行だったようだ。

 北京市在住の日本人駐在員(37歳)も、韓国人が中国人に吊るし上げられている場面を目にした。

「3月中旬に、『北京の六本木』といわれる三里屯の屋台で、韓国人の2人組の男が酔っぱらった金持ちのドラ息子風のグループに絡まれ、『THAAD配備についてどう思うんだ?』とすごまれていた。『僕たちバカなんでわかりません』と答えてる姿がかわいそうでした。今にも殴られそうな感じでした」

 こうしたなか、3月23日に湖南省長沙市でサッカーW杯アジア最終予選の中韓戦が行われたが、スタジアムには8000人の治安要員が投入され、一触即発の事態に備えた。北京市在住の韓国人女性(33歳)もこう話す。

「韓国領事館から、スポーツバーなど外で観戦するなという通達が出ていた。試合は中国が勝ったんですが、韓国人が多く住む望京エリアでは、これ見よがしに戦勝パレードをやっている集団がいた。『韓国野郎、出て来い!』と叫び声も聞こえ、拳を上げているヤツもいて外に出られる状態ではなかった。もし韓国が勝っていたら、暴動が起こっていたかもしれない」

 また、国籍を知られればいつ攻撃を受けるかわからない状況の在中韓国人たちは、ある防衛策を講じているという。

「公共の場で話すときは、『ソウデスネ』とか『カワイイ』などといった中国人でも知っている日本語を語尾に脈絡なくつけ、日本人のフリをするようにしている。ひと目で韓国人とわかるようなファッションやメイクも控えている」(前出の韓国人女性)

 一方、広州市では3月中旬から営業を休止する韓国料理店が出てくるなか、こんな話も。

「韓国料理店だったのに、いつのまにか日本料理店に鞍替えしてました。ウエートレスはチマチョゴリ風の衣装を着てたのに、今は甚平を着てますよ。’10年の反日デモのときには多くの日本料理店が破壊されたので、中国人オーナーの気持ちも理解できます」(同市在住の日本人自営業者・42歳)

 尖閣問題で反日機運の高まった7年前と比べると、なんとも皮肉な話である。
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フィリピン大統領を「大量殺人」で国際刑事裁に告発 地元弁護士

2017年04月25日 | フィリピン永住生活、、天国か地獄かな


フィリピン大統領を「大量殺人」で国際刑事裁に告発 地元弁護士
AFP=時事 4/25(火) 10:13配信

フィリピン大統領を「大量殺人」で国際刑事裁に告発 地元弁護士
フィリピン・マニラの基地で行われた式典で演説するロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年4月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が進める「麻薬戦争」によって約8000人が死亡したとして、同国の弁護士が24日、オランダのハーグ(Hague)にある国際刑事裁判所(ICC)にドゥテルテ氏らを告発した。

【写真】ドゥテルテ大統領支持派と反対派が集会

 弁護士のジュード・サビオ(Jude Sabio)氏はICCの検察官にドゥテルテ氏と政府高官らの捜査開始を要求。「フィリピンで継続的に大量殺人を行い、恐ろしい陰惨な状況をもたらしている」として、同氏らを人道に対する罪で訴追するよう求めた。

 サビオ氏はドゥテルテ氏について、1988年にダバオ(Davao)市長に就任して以降、「麻薬中毒者や密売人ら犯罪が疑われる人の戦略的または組織的な排除・殺害」を始めたと述べている。

 サビオ氏は、ダバオ市長だったドゥテルテ氏の元で暗殺部隊を務めたと議会上院の公聴会で証言したエドガー・マトバト(Edgar Matobato)氏の弁護人を務めている。

 告発状では「ドゥテルテ大統領は『繰り返し、変わることなく』大量殺人を行い、ダバオ市長時代の暗殺部隊によって少なくとも1400人、国レベルでは麻薬戦争によって少なくとも7000人が死亡している」と指摘している。

 フィリピン政府は疑惑を否定しており、エルニエ・アベラ(Ernie Abella)大統領報道官も24日、既に警察が「手続きに違反した」疑いのある人物らの捜査を進めていると強調。「超法規的な殺害と言われるものを国は認めていないし、支援もしていない。警察当局は業務手続きの順守が求められる合法な捜査を行っている」と主張した。【翻訳編集】 AFPBB News
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「気性の荒い独裁者」を見くびってはならない

2017年04月25日 | 政治社会問題
「気性の荒い独裁者」を見くびってはならない
東洋経済オンライン 4/25(火) 5:00配信

「気性の荒い独裁者」を見くびってはならない
養豚場を視察する金正恩朝鮮労働党委員長(写真:KCNA提供/ロイター)
 「第3次朝鮮戦争核危機」はクライマックスを迎えるのだろうか。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が政権基盤の盤石さを内外に見せつけるのが4月25日の朝鮮人民軍創建85周年イベントだ。

 北朝鮮は、その国威発揚の年中行事にあわせて6回目の核実験実施の動きを見せている。そうしたなか、トランプ米政権は米空母を朝鮮半島近海に派遣、さらに日米首脳電話会談と米中首脳電話会談の「政治ショー」をたて続けに開催した。

 米国は金正恩氏に軍事的・外交的圧力をかけることで、核実験や弾道ミサイルの発射実験といったさらなる挑発行為を自制するよう、強くけん制している。

■5月9日の韓国大統領選挙までは自制か

 北朝鮮は少なくとも5月9日の韓国大統領選挙まで、核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を見送る可能性が高い。さらなる挑発行為に出ると、南北の緊張が高まり、大統領選で韓国の保守層に追い風を吹かせることになるからだ。

 北朝鮮としては何とか親北派の文在寅氏に勝たせたい。さらに、核実験やミサイル実験を強行すれば、中道左派の安哲秀氏に加え、文氏も、米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD〈サード〉)の韓国配備について賛成に回りかねない。

 また、現在のように、日米韓中の4カ国が、まるで太陽系の惑星が一列に並ぶ「惑星直列」のように、共同戦線で北朝鮮に強烈に対峙(たいじ)しているのは歴史上、極めて異例だ。

「北は全面戦争を避けようとする」は本当か
 北朝鮮はかつて孤立して窮地に陥った際には、日米韓の連携を断つ「分断外交」をしばしば展開した。今回は、内政が不安定の韓国をターゲットに4カ国の連携を分断させるようとする動きのほか、ロシアへの接近を誇示して、中国の圧力に屈しない「振り子外交」を展開するとみている。

 北朝鮮をめぐる緊張が高まる中、日本の論壇では、米国が北朝鮮の核施設を対象にサージカルアタック(局部攻撃)といった限定的な先制攻撃をしても、北朝鮮が報復攻撃をしなかったり、できる限り全面戦争を避けたりするとの見方がある。

■子供の頃から負けん気が人一倍強い

 筆者はこの見方は極めて楽観的で、危険だとみている。核ミサイル開発は北の独裁体制維持に不可欠であることに加え、米国に対する最大の抑止力になっている。それが破壊されれば北の金王朝体制の崩壊を意味する。そのような状況で、金正恩氏はやすやすと尻込みをするだろうか。

 また、金正恩氏は子供の頃から、負けん気が人一倍強く、気性が激しいことがわかっている。米国が脅せば脅すほど、挑発をエスカレートさせるタイプだ。一筋縄ではなかなかいかない人物だ。金正恩という人間が理解されていないがために、「米国が先に手を出しても、北朝鮮は必要最低限の反撃にとどめようとするだろう」といった甘い見方が根強いとみている。

 故金正日総書記の専属料理人を計13年務めた藤本健二氏は、これまでに金正恩という人間を理解できるエピソードをいくつも、書籍や筆者との取材の中で述べている。

 藤本氏は、金正恩氏が7歳から18歳になるまで遊び相手として一緒に長い時間を過ごしてきた。金正恩氏に実際に会った唯一の日本人だ。ここで改めて34歳になる北の独裁者、金正恩氏が何者かを理解してもらうために、藤本氏が挙げたエピソードのいくつかを紹介したい。

 1990年1月、藤本氏は北朝鮮南西部の信川招待所で、当時7歳の金正恩氏と初めて会った。藤本氏は当時40歳を超えている。初対面の挨拶のときに、金正恩氏は藤本氏をにらみつけ、握手をしばらく拒否。「こいつが憎き日本帝国の輩か」といったような鋭い視線で四十男の藤本氏を睨んでいたという。


オセロゲームをしていた際に起きたこと
 また、金正恩氏が8歳か9歳のとき、オセロゲームをしていた際に、そばに立っていた3歳年上の兄の金正哲(キム・ジョンチョル)氏がオセロゲームの玉を落としたところ、頭に来た正恩氏は兄の顔をめがけて、その玉を投げつけた。藤本氏は著書『北の後継者 キム・ジョンウン』で「大事にはいたらなかったが、ジョンウン大将の気の強さに私は驚いたものだ」と述べている。

 さらに、 金正恩氏が10代半ばのとき、大好きなバスケットボールを一緒にプレーした選手たちに、試合後、「さっきのパス、とても良かった」と手を叩いて褒めた。その一方、ミスを犯した選手には、厳しく叱っていた。そして、その後、「彼のことをあんなに怒ったけれど、大丈夫かな、立ち直れるかな?」とフフフフと笑みを浮かべながら藤本氏に話したという。つまり、金正恩氏は10代半ばにして、計算尽くで選手を怒っていた。

 また、2000年8月、2人は元山招待所から平壌に向かう列車の中で酒を飲みながら夜明けまで5時間にわたり、いろいろと話し合ったという。その中で、17歳だった金正恩氏は「わが国は、アジア(のほかの国)を見ても、工業技術がずっと遅れている」「わが国の人口は2300万人だが、中国は13億人もの人口なのに、統制ができているのはすごいよね」などと話し、北朝鮮の現状や将来を案じていたという。

 金正恩氏は、大阪市生野区鶴橋生まれの帰国在日朝鮮人、高英姫氏(2004年没)を母に持つ。藤本氏によると、小さい頃にはその母に連れられて日本にもお忍びでしばしば来ていたという。また、少年時代にはスイス・ベルンのインターナショナルスクールに留学。インターネットにも詳しく、国際事情にも精通しているとされる。

■「うかうかすると金正恩とは本当に戦争になる」

 金正恩氏の気性の激しさや冷徹さの部分は今も変わらない。2013年12月には叔父の張成沢氏を処刑、今年2月には異母兄弟の金正男(キム・ジョンナム)氏毒殺を命じた疑いが持たれている。処刑した人物はこれまでに300人を超える。

 元公安調査庁調査第二部部長の菅沼光弘氏は筆者の取材に対し、「なぜ金正日が、金正男でも金正哲でもなく、金正恩を後継者に選んだのか。北朝鮮の最高指導者になる者は、胆力がなければならない。胆力とは何か。後顧の憂いなく戦争ができることだ。だから、『危ないよ』と私は警告している。金正日は戦争をできなかったが、うかうかすると金正恩とは本当に戦争になる。それくらいのことはやる」と話している。

 危機や有事の際には、次の一手を読む上でも、指導者のプロファイル分析が必要不可欠だ。しかし、隣国の独裁者、金正恩氏とは何者か、との議論や分析が日本国内で十分に尽くされていると言えるだろうか。
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心霊スポット行く途中…崖下に転落4人死傷

2017年04月25日 | 旅行
心霊スポット行く途中…崖下に転落4人死傷
日本テレビ系(NNN) 4/24(月) 15:35配信
 22日、埼玉県秩父市の県道で軽自動車が崖下に転落し、4人が死傷した。事故の直前、車が落石に衝突した可能性があり、同乗者は、「運転席のエアバッグが開き前が見えなくなった」と話しているという。

 警察によると22日夜、秩父市の県道を走っていた軽自動車がフェンスを突き破り、約15メートルの崖下に転落した。車には18歳の男性4人が乗っていて、運転していた柏木海渡さん(18)が死亡し、1人が重傷、2人が軽傷を負った。

 柏木さんの親族「お友達と遊びにこちらにきたみたいなんですよ。いい子でした」

 ケガをした人の親族「エアバッグがはねちゃったので(前が)分からなくなって、ハンドルを切っちゃったみたい。石に1回乗り上げたみたい」

 助手席の男性は「走行中に何かに衝突し運転席のエアバッグが開き、前が見えなくなった」と話しているという。現場近くの路上には50センチほどの石が落ちていて、警察は車が落石に衝突してエアバッグが作動し、運転操作を誤った可能性があるとみて調べている。

 4人は中学の同級生で心霊スポットをみに行くところだったという。
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