狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

突風二題

2009-10-09 20:59:08 | 日録
10月9日の新聞に、ドイツ作家ヘルタ・ミュラー氏受賞の記事があった。危うく見落としてしまいそうな[社会]面見出しである。

スウェーデン・アカデミーは8日、09年のノーベル文学賞を、ルーマニア生まれのドイツ人女性作家ヘルタ・ミュラー氏(56)に授与する、と発表した。
同アカデミーは「韻文の濃密さと散文の率直さをもって疎外された人びとの風景を描き出している」と受賞理由を説明した。賞金は1千万スウェーデンクローナ(約1億3千万円)。授賞式は12月10日、ストックホルムである。
 ドイツのDPA通信によると、ミュラー氏は出版社を通じて「驚いていて、いまだに信じられない。今はこれ以上何も言えない」とコメントした。(土佐茂生 )[朝日新聞10月9日付]

当然ボクは眼中にない記事だった。イバラッケン地方版に、台風18号の被害が大きな白抜き記事が載っていたからである。それによると、我が町と殆ど隣り合わせの位置にある二つの市街地区で、大きな竜巻が起こり、12人のけが、227棟の建物が損壊したというのだ。
台風18 号の接近予報のわが地方は、8日明け方から9日にかけて、激しい雨が降るところもあり、台風が最も接近するのは8日正午頃とされていた。
しかし、実際に台風がわが地方を襲ったのは8日未明午前5時頃だったのである。
だから、戸外の風雨は、何となくそのような気配を寝床の中で感じていた程度で、朝起きたときはすでに風雨も収まっていた。その後8日は終日強風が吹き荒れたが、天気は回復に向かいつつあった…。

このページは、はじめ颱風18号についのみ記事にするつもりで始めた。
しかし、投稿記事への写真挿入がままならず、(ボクのやり方が未熟なのか)、書式をTEXTエディター、HIMLエディター 交互に入れ替えてみたり、写真をブログ標準サイズにしたり、オリジナルサイズに変えてみたり、編集画面を色々弄っている中に、時間だけがどんどん経過した。
気がついたら今日はもう13日である。
 オバマ米大統領ノーベル平和賞授与決定のニュースは、日本国内(おそらく世界中)を席巻したにちがえない。
「核なき世界」プラハ演説だけでも受賞理由に当てはまると思う。
日本の佐藤栄作氏が手にした時のノーベル平和賞は、自虐的な言い方かもしれないがあまり評価出来なかった。
 とにかく今回のオバマ氏の受賞決定ニュースは颱風18号以上に強い突風が吹いたと思った。
故にタイトルも「突風二題」と途中で改題した。追記(10月13日記)