狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

OCTOBER

2009-10-01 09:11:53 | 日録

 

       首相動静 2009.9.30

【午前】
 9.42  官邸。
  11.31   韓国の柳明桓外交通商相が表敬。
 【午後】
 0.50  松野官房副長官。
 1.20   平野官房長官、仙谷行政刷新担当相、古川内閣府副大臣。
  31  仙谷、古川両氏が残る。
  58. 前原国交相。
 2.03  地球温暖化問題に関する閣僚委員会。
 3.13 小田部外務審議官、石毛経産審議官。松野、松井両官房副長官同席。
 4.21 藪中外務事務次官。
 6.08  オーストリアおフィッシャー大統領と首脳会談。
 43. 首相主催の夕食会。
 8.46 幸夫人とともに東京・新宿のパークハイアット東京に宿泊。

 <雨蕭々。夜半俺の一日は二行の日記にすべて尽きしか    谷人>
 オレが現役の頃、自分でいうのも変梃な話だが、ずいぶんよく働いたなぁと思っている。何しろ雲助商売と蔑まれた職業である。朝は4時頃から起き、夜は一定しないけれど、寝ずに働いた(自らトラックを運転、約100㌔ある県北の工場に積荷に行った)ことも稀ではない。
 この歌は、仕事から帰ってきて、風呂に入り一杯引っかけて寝る前、枕元においてある日記帳へのメモ書きに詠んだものである。
 こんな日々を送りながら、ひと月ふた月前にやったことも覚えられたのである。
 この歌はある歌誌に投稿して、選者から激賞された一首であるから今でも覚えている。

 さて、冒頭の記事は今日の朝日新聞朝刊、「首相動静」をコピーしたものだ。
 政治批判のつもりはない。さすが国を動かすような立場の方々は、たいへんだろうなと感謝の気持ちを込めて多忙な新首相の一日を書き写してみた。
 首相は、いったい日記を何時書くんだろうなぁという素朴な疑問を持った。
 政治家は後世膨大な日記や回顧録を公表するのが常だからである。

 今朝は4時前に起きた。
 朝に執筆の文人は多い。オレも真似しているわけではないが、馬齢を重ねてくると誰でも早起きになるんだよねぇ。
 余が尊敬する菅原通齋の著書を読めばすぐ納得できるだろう。
 おそらく鳩山新首相も早起きで、幸夫人の入れた渋い煎茶を啜りながら、昨日のことを慣れた手つきで、キーボードに打ち込んでいるに違いないと思った。
 
 町の友人たちにお早うメールをBCCで発信した。
 >お早うございます。
 10月にはいった途端、ムキもなく寒くなりました。いうまでもなく、懐ぐあいも以下同文です。
 今月は月端からスケジュールが詰まっています。
 1日 今日は予定表に記載がありませぬが、(忘れているかもしれません。)町生涯学習課より委嘱された文芸誌の編集に追われています。飽きたら医者さ行って来ます。
 2日 P・C同好会。町民活動センター大会議室で日本の将来のことなどを語りあうことになっている。
 3日 天台宗古刹Z寺朝参り会。隣市にて全国花火大会なり。燈刻より拙宅に於いて 花火を観ながら酒を呑むの会の幹事役なり。義兄夫妻招待。
 4日 町の合同俳句会 公民館。兼題「秋風」当期雑詠。通して3句なり。
 5日 一隅を照らす運動 前夜祭 猪苗代町~野口英世記念館見学~古刹参拝(まか般若心経読誦)ホテル一泊般若湯拝飲。
 6日 一隅を照らしつゝ、瀬戸内寂聴尼記念法話を拝聴。 帰宅後谷下山房にて反省会座禅 おそらくまた般若湯となるだろう。
 7日 明日は深刻な行事重なり、終日予習せざるべからず。
 8日 深刻な行事とは、読書会なり。未だ何も読んでおらず。今月は自由読書なので、余は玄侑宗久『ベラボー生活  禅道場の「非常識」な日々』に決めた。
 このエッセー集は、朝日新聞広報誌『暮らしの風』に連載されたもので、一編は、すべて38字×32~34行の字数で、48編が収められている。1日で十分読み終えると思う。午後1時からは町生涯学習課。小中学生読書感想文の優秀作選考に関わる話し合いなり。この2件 AM.10 時より終日に及ぶ見込み。
 9日 草臥れるだろうから、朝から酒でも呑むかぁ!OH~No! PC同好会。会長快気祝いだっけ。両眼白内障手術を受けられた。
10日 Z寺朝参り会。瀬戸内寂聴師法話のことが語られることだろう。
11日 町民運動会。陸上競技出場の予定なり。大会役員(自治会班長なり)も兼ねる。←その他大勢の仲間のなかの一人。終了後、 反省会於村集落センター。
酒を呑まない人が多いので、ダイサンび~る1缶ぐらいがこれまでの例。お酒は出ないだろうなぁ。
10日 筑波山さあいつ(糟糠のヒトのことなり)と一緒に登頂の予定。
 …というような日程でござりまする。    そんでわ。