恥ずかしい歴史教科書を作らせない会

改憲で「戦争する国」、教基法改定で「戦争する人」づくりが進められる今の政治が
将来「恥ずかしい歴史」にならぬように…

「戦争国家へ」 書き換えられる憲法前文

2004年03月11日 | 憲法
 自民党憲法調査会の憲法改正プロジェクトチームが、自民党の憲法改正草案の策定に向け、前文書き換えを柱とした報告書を提出しました。
 彼らが「新たに前文に盛り込むべきだ」としたのは、①健全な愛国心、②日本の歴史、伝統、文化、国柄、③日本の目指すべき方向と理念、④誤った平和主義、人権意識への戒め、などです。これはどんな前文になるのでしょう。極論すれば、次のようになるのではないでしょうか。

 「日本には歴史と伝統があります。誤った平和主義や人権意識はやめなさい。平和やあなた方の人権より、日本の国家を愛し、日本の目指すべき方向と理念に基づいて国家のために尽くすことを考えなさい。」

 実に「国家主義」的、「右翼」的なイデオロギーを感じざるを得ません。
 彼等は、「人気作家に執筆を依頼」する案まで出しています。これは明らかにマスメディア対策です。「この作家が執筆した」「この作家はこんな人」と宣伝し、批判をかわすため「内容」から国民の目をそらすことを目論む、本当に姑息な発想と言わざるをえません。
 「戦争国家」づくりのために、国民に目隠しをしようとする政治家に騙されず、皆さんの批判の目をしっかりと向けていただきたいと思います。


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