来週東京で老人ビジネスに関係するセミナーを開催する関係で、自分の目で施設を見たいと思いいくつか見学に行ってきました。以前にも行ったことがあるのですが、最新の状況が必要かと思いあらためて行ってきたということであります。今回は老人向け高級マンションについて紹介します。細かくはセミナーで話しますので、ここでさらりと紹介しましょう。
このマンションは以前にも当ブログで紹介したことのある親和源というところで、当時のブログでは高級老人ホームという紹介をしましたが、印象的には老人ホームというよりも老人向けマンションでした。ここは会員制になっており、会員になることでこのいわば団地のようなところに住むことができる(別途年間のランニングフィーを支払う)というもので、イメージ的にはゴルフ会員権を買って、その会員資格を以ってプレイをするようなものです。ちなみに会員権の一番高いのが98万元でした。写真を撮ってきたのでちょっと見てみましょう。
建物は全部で16棟あり、中には病院もあります。
外観です。
部屋の中です。私の上海の住居よりもよっぽど立派です。
老人にやさしい作りになっており、例えば風呂場やトイレには手すりがあるのはもちろんのこと、部屋間の移動がが車いすでもできるような大きさに設計されています。
この池で釣りができるそうです。
絵を描いたり、工芸品を作ったりというような余暇活動を行うスペースです。
パソコンルームです。お年寄りなのにパソコンを使いこなす人がいますが、どうも株式のネット取引をやっているようです。
ということで、冒頭にも書きましたが、老人ホームというよりは老人のみが住むことが許される高級な団地というイメージです。ですので、老人向けビジネスのプロジェクトというよりは不動産プロジェクトの印象を持ちました。また、会員制がグルフ会員権と似ているということも書きましたが、このマンションの下院件も譲渡可能であり、そのあたりのしくみも日本のゴルフ会員権と同じです。日本のゴルフ会員権はバブルの崩壊とともにドンドン価値が下がっていきましたが、このマンションの会員権の今後についてはそれと同じような動きが将来的な経済の成熟及び停滞により出てきやしないかというのが気になりました。
他にも見てきましたが、それはセミナーで紹介します!