呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

上海の常住人口の出生男女比率は115:100

2008年12月05日 | 未分類
  上海戸籍の出生人口男女性比率は107:100で、常住人口の男女比率が115:100に達しているそうです。一般的に正常な出生男女比率は100人の女の子に対して男の子は103から107人の間だそうです。従って、上海户戸籍の出生人口男女比率が107:100というのは正常値に属します。しかしながら、上海の常住人口の男女比率は115:100に達しております。この要因としては、上海にやってくる人たちの仲で、「一部の文化レベルの低い人」(原文の直訳です)は「重男軽女」(男尊女卑のようなもの)の考え方があり、違法に胎児の性別を知り(中国では出生前に男女のどちらかを知らせることは禁止されております)、女の子であることがわかると流産を選ぶような人がいます。これにより非上海戸籍の男女比率で男性比率が大幅に上昇してしまい、常住人口ベースで見た場合の男女比率がいびつになってしまっているわけです。この状況を打開すべく女性の体を大事にしようとか、出産前の男女識別はダメよとか、女の子を可愛いがろうといった運動を展開して、男女出生比率を正常な範囲に収めようとしているようです。

  これだけ男女比率が違ってくるとそりゃあ女性が強くなるわけだ。以前友人から聞いた話だが、街中を歩いていたところ、一組のカップルを見かけた。カップルの女性が突然立ち止まり足を突き出したところ、男性がしゃがみこんで靴紐を直す風景に出くわしたそうです。うーん、さすがにわたしもそこまではできませんといいたいところですが、相手が天海祐希や米倉涼子だったりしたらやっぱりやってしまいそうな気がしたりします。

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