呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

上海におけるタクシーに対する管理強化

2008年08月05日 | 未分類
  上海において《上海市タクシー管理条例》という条例が既に施行されているが、8月1日より11月8日までの100日間を活動期間として上海のタクシーに対して管理を行うこととなった。

1.タクシー代を受け取った後に不要の発票、偽の発票を発行
2.顧客に対して悪意を持ってからかい、侮辱、または殴打する
3.本人の運転管理カードを使用していない
4.規定に従って運転データを出力しない、または運転データを修正する
5.メーターを不正確にまたは損壊させたり、及びその他の手段を利用して不正行為を行うこと
6.乗客のカードの資金を盗み取ったり、すりかえたりすること
7.料金の2倍または50元以上の過大請求
8.乗客の利益及び業界の名声を重大に侵害するその他の行為

  以上ののいずれかについて守られなかった場合、営業運転証が取り消しされる。また乗車拒否については罰金のみならず15日間の営業停止が課されることになる。

  上げられていることはなるほどと思いつつ、3なんて本当に守られているのかなあという気がする。運転管理カードとは助手席前に掲示している写真つきのものだが、明らかに別人が運転したりしているケースがあると思う(写真と実物の雰囲気が違うというだけでは説明がつかないレベル)。ともかく管理が強化されていくわけだが、重点取り締まり区域は、浦東空港、虹橋空港、上海駅南広場、上海南駅、龍陽路リニア駅等の主要交通ポイント、ポートマンホテル、華亭賓館等の主要ホテル、華山、市六等の重要医院、港匯広場、梅龍鎮広場、来福士広場、正大広場、新天地、豫園商城等のスポットとなっている。個人的には正大広場のタクシーの印象が悪いが、これを機に徹底的に整理されることに期待したい。

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