呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

海底撈のサービスを体験してきました

2012年11月22日 | 日記

 先日サービスが良いと評判の海底撈(http://www.haidilao.com/)という火鍋屋に行ってきました。「日本のサービスがかすんで見える」、「日本も学ぶ点が多い」というような感じで紹介されることが多く、以前から興味は持っていたのですが、ようやく初めて行ってきました!

 

 サービスが良いという評判からか、待ち人数が結構多かったです。待つのは嫌いなのであまりに多いと別のところに行くのですが、今日ばかりはちょっと待ってみようと思いました。体験しないといけないですからね。そうするとお茶とつまみ(果物)が出てきました。待っている間之でしのいでくださいということでしょう。

 

 

 

 このオレンジ、結構甘かったです。これをつまんで待つこともできますが、店内ではWIFIをつなぐことができますので、タブレット端末やスマホを持っていれば結構時間をつぶすことができますし、そうでなくても無料で使えるデスクトップパソコンが何台もありました。

 

 ふっと横を見るとこんな光景が。

 

 

 

 靴磨きをしてもらってます。いいですねえ。

 

 子連れにはもってこいのキッズスペースベースもありました。

 

 

 

 ちょっとお手洗いに行きましたら手拭用のティッシュを手渡してくれる人がいました。高級ホテルのようです。さすがにこれは写真に収めませんでした。

 

 そうこうしているうちにようやく順番が回ってきました。時間をつぶすツールがたくさんあるせいか、待ち時間はそれほど気になりませんでした。

 

 店内は結構きれいです。従業員もきびきび動いています。

 

   

 

 席に着くと眼鏡ふきをもらいました。うわさに聞いていたものですが、実際にもらえるとちょっと嬉しかったりします。

 

  

 

 お腹がいっぱいになったので注文しませんでしたが、麺を注文すると目の前で踊りながら作ってくれます。

 

 

 

 帰り際に気付いたのですが、ネイルサロンまであります。もちろん無料サービスです。

 

 

 

 とにかく退屈しないようなシステムになっています。サービスがいいというのはあらかじめ聞いていましたが、その裏には何があるのでしょうかというのが次なる思いです。

 

 従業員がこれだけの対応をしてくれる要因としてきっと研修がかなり充実していると思われます。それも気になるのですが、果たしてどれくらいの待遇なのかのほうも気になりましたので、ちょっと調べてみました。仕事そのものが好きであったとしてもやはり待遇も大事ですからね。上海の新卒採用のページを見てみましたところ福利厚生の充実ぶりが目に付きました。

 

1、 年齢:18——40歳。男女不問。 
2、 中卒以上。つらい目や苦労に耐えられ、食糧倫理があること。 
3、 面接時に身分証の原本を持ってくること。 
4、ジブからの手で運命を変えられるという企業理念を理解できること。

福利厚生

1、 無料で宿舎・食事を手配(宿舍内にはふとん、エアコン、テレビ、パソコン、洗濯機、タンス、靴箱等を配備し、掃除つき) 

2、 待遇:2200-5000元/月; 
3、勤務3か月後に勤務地から自宅(郷里のこと)までの硬座の電車代及び交通費を支給。 
4、 夫婦のどちらか一方が会社で万6か月勤務後に夫婦で会社が部屋を提供または800元の住宅手当を支給。 
5、 勤続満一年で有給休暇を取得。 
6、 金属満三年の従業員の子女に対して2000-5000元/年の教育手当を支給。 
7、 勤続満5年、10年、15年の従業員に対して純金の“金元宝”(金で作った昔の貨幣)一枚を贈る。 
8、 每月4日の有給休暇。 
9、 海底撈は外部から管理者を招へいすることはせず、現有の管理者はすべて給仕当の最も末端の職位から選抜し、会社は皆に対して公平、公正な発展空間を提供し、もし“自らの両手で運命を変える”という言葉を信じるのであれば未来の成就につながり、どんな学歴背景であっても、会社は三つの職業発展及び昇進ルートを提供する(1.、模範労働者、功労 2.プロフェッショナルマネージャー 3.財務、物流、出納、人事) 

 

 結構いい待遇じゃあーりませんか!大企業のホワイトカラーの福利厚生と遜色ないといえるでしょう。しかし、待遇がいいだけではたして人はここまで変われるものなのかという思いもあります。待遇が良くったって働きの悪いのはどこの会社でもいますからね。そのあたりについてもっと研究する価値があると思います。これだけ仕込むことのできる研修担当者は結構売れっ子になりますね。ちょっと時間ができたらこの辺りを研究してみたいと思います。


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