呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

中国地場企業の工場めぐり~続き~

2013年07月19日 | 日記

 昨日は合肥まで行ってきました。もちろん新幹線です。

 

 上海駅の様子。時間が早いこともあってそれほど人は多くないか。

   

 

 現地でどれくらい時間を使うかをあまり予想できていなかったため帰り際に復路のチケットを購入しようと思っていたのですが、切符売り場の余りの人の多さにたじろぎ、前もって購入することにしました。

  

 自動券売機があるんだからそっちで買ってくれよ!ちなみに中国本土人以外は自動券売機で購入することができず、窓口で購入しないといけないため毎回こういう思いをします。南方ではパスポートを使って切符を購入できる自動券売機もありますが、この地域ではそれがありません。

 

   

 駅前の様子。まあ、地方の大都市ですね。

 

  

 現地到着。ちなみにオフィス代は無料だそうです。たくさん税金を納めているからでしょうとのお話。

 

  

 打ち合わせが終了して合肥駅へ戻りました。相変わらずの黒山の人だかりです。

 一つ驚いたことがあるのですが、合肥から上海に戻るチケットが私の乗りたい時刻(午後4時半)にはもう指定席が売り切れており、午後7時までないと言われました。以前の中国であればそこで終わっていたと思うのですが、意外なことに窓口の方が南京で乗り換えになるけど、それならば指定席を購入できるというアドバイス。気が利くじゃないですか!  

 

 南京到着。空港張りの規模の駅と言っていいでしょう。巨大です。

    

 

 さて、工場との打ち合わせですが、生産は別の工場で行っているとのことから現場の様子を見ることができなかったのは残念でした。ただ、一つ感じたのは今までいくつか見た工場の中では話している内容が細やかな点にまで及んでいたなあということです。他の工場では話題にならなかった部分の寸法や材質の組み合わせなんかのアイデアもいただき、なかなかレベルが高いなあと思いました。なんでも以前は輸出をメインにやっていたのですが、2年前くらいから国内需要が増えてきて一気に売上高が5倍にまで増えたそうです。中国企業ですから当たり前なのでしょうが、やはり内販ってものすごく規模が取れるんですね。

 

 いくつか工場を周ってほかに印象に残ったことは迎えに来てくれた車がいずれも高級車だったこと。もちろんそれなりの企業を見繕ったとはいえちょっと辺鄙なところにある企業が中心でしたから、車で迎えに来るといってもごくごく普通の車をイメージしていたのですが、みんなBMWやアウディ、儲かってるんですねえ。

 

 こういったサプライヤー探しもなかなか楽しい仕事です。この仕事にはまだ続きがあり、今回訪問した企業の全てではないですがまた訪問することになりますので、その時が楽しみです。