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【早起きは三文の徳】
山脈の 一か所蹴って 夏の川 正木ゆう子
例により、尿意と共に離床し一目散にトイレに飛び込む。時計
をみると六時過ぎ。まだ良いかと階上に。テレビだけは寝なが
ら見ているとNHKの俳句の番組で正木ゆう子の句が飛び込んで
きた。「オートバイ内股で締め春満月」「しづかなる水は沈み
て夏の暮」など彼女のもの凄い作品をネット検索で知ることに
なる。最近の印象としては、短歌の小島ゆかり、俳句の正木ゆ
う子ということになる。「これは凄い」と。
暫くして番組が変わり、これまた凄いCGテレビアニメシリー
ズ『ザ・ペンギンズ from マダガスカル』。誰を対象に放映し
ているのかと考えられ程のポップな映像と会話が展開する。『
ザ・ペンギンズ from マダガスカル』(原題:The PENGUINS
of MADAGASCAR)は、2008年11月28日よりアメリカで放送さ
れているニコロデオン製作のCGテレビアニメシリーズ。 日本
ではシーズン1、2010年4月4日から9月26日まで、シーズン2
は、2011年4月3日からNHK教育テレビで放送中。またNHK教育テ
レビで放送が継続していた同年9月12日からはNHK BShiでも第1
話からの放送が開始されたというが、気づくのが遅くれた。こ
れなら番組録画しておくことに。
前出の俳人正木ゆう子の句は阿蘇大明神(健磐龍命)の伝説と現
代の後背地を融合した賛美句だが、肥後国一宮「阿蘇神社」は
紀元前282年の創建とされ、神武天皇の孫にあたる健磐龍命(タ
ケイワタツノミコト)をはじめとした阿蘇十二宮の神々が祀ら
れ、その中に、阿蘇神社の北宮とも呼ばれる阿蘇国造神社をは
じめとして「鯰」が祀られている。
昔、祖父である神武天皇の命をうけ、阿蘇山へ来た健磐龍命が、
外輪山の上から広がる湖を眺め、水をなくして田畑を造ろうと
考え、外輪山の一部を蹴破ろうとしたが、一度挑戦したがなか
なか蹴破ずいたが「二重の峠」と呼ばれ二重の形状になってい
たで、二度目に蹴破ることに成功する。その時、健磐龍はしり
もちをつき「立てぬ」と叫んだので「立野」と呼ばれるように
なった。蹴破ったことで、湖水が一気に西の方に流れ出て、数
匹の鹿が流されてしまったので「数鹿流(すがる)が滝」と呼
ばれるようになり、底から巨大なナマズが現れ、湖水をせき止
めていたので、健磐龍は刀でナマズを切り、ようやく湖水は流
れていったと言う伝説がある。
勿論、これは阿蘇周辺だけでなく、古代エジプトの初代の王ナ
ルメル(メネス)の名前でもあり「ナルメルのパレット」と呼
ばれる遺物には王の名前として鯰と鑿が描かれ「荒れ狂うナマ
ズ」を意味するのだが、九州周辺の巨石群とも関係があるかも
しれず、巨石群の中には天体と関わるものがあり、巨石の扱い
に長け、太陽・星を信仰し鯰をトーテムとする人々が阿蘇周辺
にいたことを裏付ける。黒曜石や磐座(岩倉)信仰、太陽崇拝
など、遠い古代オリエントの世界とも結びつけるものでもある。
※磐座とは、日本に古くからある自然崇拝の古神道の一つの信
仰。巨岩に対する基層信仰の一種である。自然への信仰の例は
岩以外にも、禁足地としての鎮守の森や山に対する信仰、火(火
山)に対する信仰である三輪山や富士山などの神名火(カムナビ
)、滝などから、風雨・雷という気象現象までの多岐に渡る。
神事において神を神体である磐座から降臨させ、その依り代と
神威をもって祭りの中心とした。
しかし、阿蘇信仰の源は「火の国」に尽きるのではないかと思
う。その意味では新燃岳の噴火、東日本大震災に共通する火山・
地震のトーテムとして鯰があり、それを記録する気象・天体観
察としての巨石群と彫刻の神名火と磐座信仰としてある。『嵐
とAKB48』の表象として、米国の竜巻の多発、或いはイエ
ローストーンに巨大噴火も取り沙汰されてもいる(ソーラサイ
クル誘因説?)。いずれにしてもここは、慎重にされど過剰委
縮せず行動をということになろうか。
“The problem is, scientists have no idea when it will happen, as no
human being has experience with a super volcano. It could blow
tomorrow, in a week, a hundred years, or a hundred thousand years.
Currently, we have no way of knowing when, but we do know that it
will happen.”
【電力変換の本命は太陽光】
『プロジェクト・ヘーリオスのはじまり』をはじめとして脱原子力エネ
ルギーは太陽光発電だと確信している。ほかにもいろいろある
が、技術史論上でも『デジタル革命』の基本法則にかなうもの
でありなんといっても理想的だ。電力価格が高い?そんなもの
は政策でいまのまでも1/10にすることが可能だ。政治力を発揮
すれば日本の実力では簡単にクリアできる(原子力に投入され
る公的資金を、つまり血税を振り向ければ)。
勿論、風力、潮力、地熱などあるが『デジタル革命』の基本則
からは太陽光と比較すれば比べものにならないのだ。発電現場
では、騒音、メンテナスや事故災害リスクは1桁以上小さいと
踏んでいる。阿蘇の磐座信仰、太陽信仰は、現代に結実すると
いうわけだ。そして、光電変換素子の、太陽光発電は量子ドッ
ト光電変換素子の時代を向け完結する。大還暦を向かうまでに
それが実現できる確率はいまのところ半々だとも思っている。
どうしてそんなことが言い切れるのか?いずれ論証と実践をこ
のブログに誓っておく。
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