彦根藩の当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと
伝えられる招き猫と井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の
井伊軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと兜(か
ぶと)を合体させて生まれたキャラクタ-
【季語と短歌:4月29日】
惜春にセグロセキレイ若葉かな
高山 宇
🪄季語ふたつ、セキレイ三色。囀りでクロと断定。気候変動、混沌とし
た春。小鳥と鮮烈な庭木の若葉に救われリフレッシュ。
📖 『従属の代償』
「安全保障を専門とするジャーナリストとして20年以上活動してきた中
で、今ほど戦争の危機を感じる時はありません。」
日本がいつの間にか米国のミサイル基地になっていた……政府の巧妙な
「ウソ」を気鋭のジャーナリストが見破る!現代人必読の安全保障論。
「いま、人知れず大変な事態が進行している。米軍が日本全土に対中戦
争を想定した、核を搭載可能なミサイルを配備しようとしているのだ!
しかも今後、日米の軍事一体化が「核共有」まで進めば、米軍は密約に
より、その核ミサイルを自衛隊に発射させることも可能になる。この未
曾有の難局に、私たち日本人はいったいどう対処すればよいのか? 第
一人者布施祐仁による驚愕のレポートと提言に、ぜひ耳を傾けてほしい」
――矢部宏治氏(『知ってはいけない』)
日本はいつの間に米国のミサイル基地になったのか?「戦後安全保障政
策の大転換」その正体は、終わりなき軍備拡張と米国への従属だった―
現代を「新しい戦前」にしないために。
目次
第1章 南西の壁
第2章 中距離ミサイルがもたらす危機
第3章 米軍指揮下に組み込まれる自衛隊
第4章 日本に核が配備される可能性
第5章 日米同盟と核の歴史 第6章 米中避戦の道
著者等紹介
布施祐仁[フセユウジン]
1976年、東京都生まれ。ジャーナリスト。専門は外交・安全保障。
『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』(三浦英之氏との共著、
集英社)で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。その他にも、
平和・協同ジャーナリスト基金賞とJCJ(日本ジャーナリスト会議)
賞を受賞した『ルポ イチエフ 福島第一原発レベル7の現場』(岩波書
店)など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され
ていたものです)
📖 『永続敗戦論』
「永続敗戦」それは戦後日本のレジームの核心的本質であり、「敗戦の否
認」を意味する。国内およびアジアに対しては敗北を否認することによ
って「神州不滅」の神話を維持しながら、自らを容認し支えてくれる米
国に対しては盲従を続ける。敗戦を否認するがゆえに敗北が際限なく続
く―それが「永続敗戦」という概念の指し示す構造である。今日、この構
造は明らかな破綻に瀕している。1945年以来、われわれはずっと「
敗戦」状態にある。「侮辱のなかに生きる」ことを拒絶せよ。
目次
第1章 「戦後」の終わり(「私らは侮辱のなかに生きている」―ポスト
三・一一の経験;「戦後」の終わり;永続敗戦)
第2章 「戦後の終わり」を告げるもの―対外関係の諸問題(領土問題の
本質;北朝鮮問題に見る永続敗戦)
第3章 戦後の「国体」としての永続敗戦(アメリカの影;何が勝利し
てきたのか)
著者等紹介
白井聡[シライサトシ]
1977年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一
橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。日本学
術振興会特別研究員等を経て、文化学園大学助教。専攻は、社会思想・
政治学。
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📖 対談「トランプ政権と対米従属 #1~3」
アメリカの有力シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」は2022年、
中国が2026年に台湾への侵攻作戦を実行すると想定し、安全保障や軍事
の専門家を集めて本格的なウォー・ゲーム(戦争のシミュレーション)
を実施
『従属の代償 日米軍事一体化の真実』の著者であるジャーナリスト・
布施祐仁氏と、『永続敗戦論 戦後日本の核心』の著者である政治学者・
白井聡氏が、「トランプ2.0」下のアメリカ、そして日本のこれからにつ
いて語る。(現代ビジネス)
🪄「現代国際政治試論」を描かなければとダメだと思うのでスケッチを
創めることに。
✳️ 持続的経済政策試論『未来国債⑥』
7章「円安で儲かる」は世界の常識 でも財務省は動かない
要するに、為替介入したらいち早くわかるという情報のメリットを活
かせば、為替介入して一日~二日ぐらいは、ものすごく儲けられること
になる。
財務省と金融機関は、ここでも持ちつ持たれつなのだ。
いろいろな国と比較して日本だけおかしいなと思うことをやっている
場合は、ほとんどの場合、天下りが絡んでいる。いろいろな国と数字で
比較してるだけで違っているということは、何かがおかしいということ
なのである。
天下りを撲滅というか、滅らせないものと思うかもしれないが、マス
コミはポチなのでこういうことを報じない。あるいは、財務省からの餌
(という名の罠)に慣れきってしまって、財務省のいうことを鵜呑みに
して、自分たちで調べるということを放棄しているから、そもそも知ら
ないのかもしれない。
さて、円安は長く続くと、交換比率の理論値に近づいていく。
50年間ぐらいの過去のデータをさかのげると、円安も円高もどこかでだ
いたい理論値仁戻ってくる。
何かの拍子にということもあるが、トランプ氏が大統領に帰り咲いた
今、円安はアメリカのデメリットになるのを知っているから、急にプレ
ッシャーをかけてくるであろう。そうすると、為替の方も「ああトラン
プさんになっちやった」といって、一気に理論値に近づく可能性がある。
それまでは戻さないでいいと思っているのではないか。
バイデン氏は円安がアメリカのデメリットになっていることに、最後
まで気づかなかった。トランプ氏に「この円安はアメリカの悲劇だ。バ
イデンの無策だ」とかなりはっきり指摘されてなお、改善されなかった
ところを見てもあきらかである。
日本としては円安のうちに、含み益を取り寄せた方がいい。
1ドル110円から120円になってしまったら、せっかくの含み益
がなくなってしまうからだ。
財務省&日銀の走狗は誰だ
財務省が撒いた餌みたいなものに残さず食いつく、硬派な情報番組を
自称するテレビ番組がある。
あるときの放送では、為替介入するのに「有価証券と現預金あわせて
200兆円弱のうち、現預金分の20兆円ちょっとしか介入できない」と
まことしやかにいっていた。
それは違う。
預金と債券を持っているとき、どちらが解約しやすいかを考えればす
ぐにわかるはずで、債券の方が簡単に決まっている。しかも、持ってい
る偵券のほとんどは世界一流動性が高くて売りやすい米ドル債である。
預金での介入のほうが面倒くさいぐらいだ。
債券は簡単に売却できるのに、なぜ、そんなことをいうのか。それを
させないための伏線を財務省がはって、情報という名の餌を撒いている
からだ。売却すると少なく見積もって売却益が40兆円出て、国民一人
頭30万円配れることは、先にも述べた通りだ。なんなら、配らずとも二
年間消費税がタダでも大丈夫のような話にもなってしまう。
財務省にとっては、ありえない話で、それがイヤだから絶対に真実を
いわないだけである。
それをそのまま真に受けて、テレビでしたり顔でいうのだから笑って
しまう。硬派な情報番組どころか、財務省のポチ番組である。
現預金だけが為替介入の限界というのは、まったくのウソである。為
替というのは通貨の交換比率だから(239ページ)、その比に大体は
収束していく(【図版7-6」/263ページ)。2024年11月末の
時点では円安だが、110円か120円ぐらいの理論値に収束していく
だろうというのは、先にも述べた通りである。
金利差があるからという説明もある。これもまったく関係がないとはい
わないが、私からすればほとんどまやかしである。
「わかりやすいでしょ」というが、はっきりいうと何の役にもたたない。
なんなら、「金利差があるから、金利を引き上げるべき」とは、金融機関
が金利を引き上げたいための布石を打っているだけである。
財務省も財務省で、「金利が上がったら大変だから、私たちは一生懸命
がんばってます」みたいなことをいうが、広い意昧での大きな政府(統
合政府)のバランスシート (パブリックセクターバランスシート)では、
資産が1600兆円ぐらいあってほとんど金融資産だから(【図1-2】
/41ページ)、金利が上がったら金利収入が多くなり、結果として両方
上がるからあまり大したことはない。
政府(財務省)が、大変になるといっているが、「金利が上がったから、
それでは増税」と使おうと思っているだけであり、本当は大したことは
ないことなのに、こずるい話をしている。
そんな話をまったく出さないで、「金利が上がったら、大変なことにな
ります」とテレビでいえば、誰の走拘なのかすぐにわかる。
はっきりいって、財務省を親玉にした子分の金融機関の走拘であり、
パシリのような番組だ。
思わずポカンと開いてしまった口を閉じる間もないほど、驚きの説明
のオンパレード。見てておもしろいぐらいに、ほとんど間違っている説
明を垂れ流している。
親玉財務省なり、子分日銀はじめとする金融機関がいろんな仕込んだ
罠(餌)に、すべて見事に引っかかっ (食いつい)ている。
あるいは、金融機関がスポンサーに入っていて、スポンサーの意向と
いうことかもしれない。ただ意向があるにせよ、そもそも理解しておら
ず、調べもしないで与えられた情報をそのまま話しているのがわかるた
めに、そういう意味でも非常に興味深い。
出演している人も、よく理解しないままに話しているのではないだろうか。
さらにいってしまえば、自分で調べもせずに他人(この場合は財務省な
ど)のいうことを鵜呑みにして、何か報道だとモノ申したい。
5兆円ぐらいの介入はたいしたことがない
財務省は食いつきがいいであろう餌(罠)をいろいろしかける時点で、
一枚二枚どころではなく上手だ。
2024年のゴールデンウイーク中の為替介入についても、「コールデ
ンウィークの最中だから今回はタイミングが良かったでしょう」などと
いう話もしていたが、ゴールデンウィークがあるのは日本だけであり、
世界ではまったくといっていいほど関係のないことである。
だいたい、どんどんどんどん為替介入したところで、一日二日しか持
たず、最後は110円か120円ぐらいに収束していくのだ。世界中で
為替取引なんて数百兆円あるから、一回あたり5兆円ぐらい介入したと
ころで、別に大したことはない。
どうしてそんなに視野が狭いのかと、はっきりいって思う。
一方で、こういうのを見ているとおもしろい。もはや、この自称コ硬
派な‘報道番組はネタの提供をしてくれているのかとも、思ってしまう。
もうツッコミどころは山ほどあって、話題に事欠かない。
もしかして、「いつもありがとうございます。これからも、ネタ提供の
ご協力をどうぞよろしくお願いします」と、お礼とお願いを伝えるべき
なのだろうか。
8章「国債がまた増えた!」と騒ぐウラにある財務省の思怒とは?
何の知識もなく語っている人が多すぎる
ここまで国債についても、ある程度説明をしてきた。ただ、不思議な
ことに「国債とは何か」がわかっていてもなお、おかしなロジックを垂
れ流す人たちがいる。
おかしなロジックを並べる人たちは、国債の本質を本当には理解して
いないか、あるいは何かウラの思惑があるか、そのどちらかなのだろう。
私に批判的な人たちのことだけをいっているのではない。「高橋洋一は
いいことをいう」といっている人たちでさえ、「本当にわかっているのか
な」と首をかしげざるをえないことが多々あるのだ。
たとえば、「国債は政府の借金だが、政府は返す必要がない」なんてこ
とをいう人がいる。まったく呆れるしかない、トンデモ論だ。「借りたも
のを返す」-これは、いうまでもなく、世の中の道理だ。
政府も例外ではなく、「借金はきっちり返さなくてはならない」という
のは、法律でも定められている。もし、返さないと政府がいったら、そ
れはデフオルト(債務不履行)宣言になってしまって、国債は暴落して
国民経済は大変なことになる。
かといって、よく聞く「国債発行額が膨れ上がっているのは、将来世
代に負担をかけることだからよくない」というのも見方によっては誤り
だ。国債の本質がわかっていれば、「国債は借金だから全額返す義務が
あるが、パブリックセクターバランスシートなどできちんと国の財務状
況を見れば、現在の国債発行額には何も問題がない」ということがわか
る。
ちゃんとした知識もないのに、どうしてわかったようなことをいえる
のか。
私には不思議でならないが、そういう人が多いのは紛れもない事実で
ある。
経済の素人のみならず、多くの人が「正しい」と思っているマスコミ
(実際には財務省のポチなのだが)ですら、似たり寄ったりなのだから、
余計にたちが悪い。財務省に洗脳されないためにも、しっかり、リテラ
シーを磨いておいたほうがいい。
「倹約をよしとする」と「借金は悪と」なる
経済学には「合成の誤謬」という言葉がある。簡単にいえば、個人レ
ベルで見れば正しいことでも、同じことをみんながやったら困る、とい
う話だ。
日々倹約して、お財布のなかにあるお金だけで、何とかやりくりしな
くてはならない。これは、個人としてはあたりまえの感覚だろう。そう
でなくては、生活費を借金することになってしまう。それはそれでけっ
こうなのだが、こういうミクロの話をそのままマクロに当てはめると、
たちまち問題が生じる。
私は、よく「半径1メートルの思考で、世の中全体を見てはいけない」
といっているが、倹約志向にも同じことがいえるのだ。
仮に国民全員が倹約しだしたら、どうなるか。消費が落ち込み、企業
の業績が悪化し、給料が下がり、悪くすると失業してしまう。経済では
何事も表裏一体だ。自分はお金を倹う側であると同時に、受け取る側で
もある。自分も含めて、みんながお金を使わなくなれば、当然、自分が
受け取る額も小さくなり、その結果、世の中は不景気となってしまうの
だ。
個人レベルで倹約をして、お絡料に見合った生活を送ろうとすることは、
何も否定しない。家計が毎月赤字で火の車となっては大変だ。私だって、
日々、ムダ遣いをしないように気をつけている。
ただ、それと同じ視点で世の中全体を見るのは間違っているのだ。
「倹約をよしとする」のは、散財を重ねて借金をするといった事態を防
ぐためには、必要な感覚だろう。しかし、それがいきすぎて「倹約は絶
対善」とすると、「借金は絶対悪」となってしまう。こうなるともう、借
金のすべてを敵視することになり、企業の借金も国の借金も全部ダメ、
という短絡思考に陥ってしまうのだ。
個人レベルで倹約をして、お絡料に見合った生活を送ろうとすること
は、何も否定しない。家計が毎月赤字で火の車となっては大変だ。私だ
って、日々、ムダ遣いをしないように気をつけている。
ただ、それと同じ視点で世の中全体を見るのは間違っているのだ。
「倹約をよしとする」のは、散財を重ねて借金をするといった事態を防
ぐためには、必要な感覚だろう。しかし、それがいきすぎて「倹約は絶
対善」とすると、「借金は絶対悪」となってしまう。こうなるともう、借
金のすべてを敵視することになり、企業の借金も国の借金も全部ダメ、
という短絡思考に陥ってしまうのだ。
たとえば、経営難に陥った会社があるとする。負債が何億、何百億に
も膨れ上がっていると、そこにばかり目が行き批判しがちだが、本当の
問題は「莫大な借金があること」そのものではない。「借金を返せるだ
けの資産がなかったこと」だ。
つまり、借金に見合うだけの資産がある限り、じつはどれほど借金が
積み重なってもかまわないといっても過言ではない。
単純な倹約思考で断じるのは、間違っているのだ。
そういう意味でいえば、個人レベルでも「借金=絶対悪」とするのは
おかしい。
たとえば、連日、豪遊するためにお金を借りていれば、ただただ借金
がかさむだけだ。これはもちろん論外だが、一方、お金を借りて家を買
ったとしたら、借金のウラ側に不動産という資産ができることになる。
実際にローンを組むかどうかは個々の価値観だろう。ただ、こういう借
金を否定する人はいないはずだ。特に企業であれば、借金して設備投資
をしなければ会社の発展は望めない。
まったく同様のことが、国債にもいえる。
マスコミも財務省も、なぜか「日本政府は国債をこんなに発行してい
る」「また増えた」と騒いでいるが、これは企業や個人の借金の額だけを
見て騒いでいるようなものだ。だが、当然ながら国には負債もあれば資
産もある。国債発行だけを見て問題視するのは、経済のプロであれば決
してしない、一面的な見方なのである。
あるいは、マスコミも含め、財務省にうまくダマされている可能性が
高いのだ。
この項つづく
✳️ 地上で10km超の自由空間光通
4月28日 、NECは,光ファイバーなどの物理的な経路を介さず,空間上
で光のビームを送受信することで通信を行なう光空間通信において,地
上で国内最長となる10km超の通信に成功した。また,東京スカイツリー
展望台の屋上から約3km離れた地上との間での高度差通信にも成功した。
✳️ CATLが6月にEV向けナトリウムイオン電池
28日、中国の電池大手CATLは月曜日、電気自動車業界を再構築すると
される新型ナトリウムイオン電池と、2つの電池技術を1台の自動車に組
み合わせる新システムを発表。同社はテスラ、メルセデス・ベンツ、BMW、
フォルクスワーゲンなどの大手ブランドと提携し、世界で販売される電
気自動車(EV)用バッテリーの3分の1以上を生産。
ナトリウムイオン電池は、電子機器や電気自動車で広く使用されている
が、損傷すると火災の危険性があるリチウムイオン電池に比べて、安価
で、いくつかの点でより安全な代替品とみなされている。
「年末までに量産体制を確立します。業界全体の構造改革につながる」
と、CATLの最高マーケティング責任者、羅建氏は上海で行われた記者会
見で述べた。ナトリウムイオン電池の生産は6月に開始される予定で、
まずNaxtraブランドの大型貨物車両用小型始動用バッテリーを生産。こ
の新型バッテリーは、寒冷地での車両始動に大きなメリットに期待する。
今年12月には電気自動車やハイブリッド車用の大型バッテリーの生産も
予定。同CEOは記者会見で、ナトリウムイオン電池は、商業規模の生産
段階にあると言う。同社はナトリウムイオン電池がリチウム、鉄、リン
酸電池市場の半分を置き換える。ナトリウムイオン テクノロジー ナト
リウムイオン電池は数十年前から存在していましたが、性能面ではリチ
ウムイオン電池に遅れをとっていました。しかし、この技術への関心が
再び高まり、高価な金属を使わずにナトリウムイオン電池を製造できる
ことを明らかにした。
CATL(寧徳時代新能源科技)は、EV業界を「再構築」すると主張する
新しいナトリウムイオン電池を発売
1️⃣ 関連特許事例
📌特開2025-068352 二次電池 プライムプラネットエナジー&ソリ
ューションズ株式会社(審査中)
【要約】下図14のごとく、第1電極タブ群250は、第1面120の長
手方向において電極体200の中央から第1の側の端部E1側にずれて
配置される。第1面120には、長手方向において電極体200の中央
から第1の側の端部E1とは反対側に位置する第2の側の端部E2側に
注液孔124が設けられる。カバー部材500は、第1部分510と、
一対の第2部分520とを含む。第1部分510は、第1の方向におい
て、注液孔124に対向する。一対の第2部分520は、第1面120
の短手方向において、電極体200を挟持する。電解液の注液性の確保
および電極体における極板間距離の増加の抑制を両立する。
【符号の説明】【0094】
1 二次電池、100 ケース、110 ケース本体、111 第1側面
部、112 第2側面部、112A 第2側面部の一方、113 第1開
口、114 第2開口、115 接合部、120 第1封口板(第1面)、
124 注液孔、125 ガス排出弁、126 封口板接合部、130
第2封口板、135 ガス排出弁、136 封口板接合部、200 電極
体、201 第1電極体、202 第2電極体、210 負極板、210S
負極原板、211 負極芯体、212 負極活物質層、220 第2電極
タブ群、230 負極タブ、240 正極板、240S 正極原板、241
正極芯体、242 正極活物質層、243 正極保護層、244 端部、
250 第1電極タブ群、260 正極タブ、270 セパレータ、300
電極端子、301 正極端子、302 負極端子、400 集電体、400A
電極集電体、400B 負極集電体、500 カバー部材、510 第1
部分、520 第2部分、A 巻回軸、E1 第1の側の端部、E2 第2
の側の端部、L 仮想線。
📌特表2023-548105 ナトリウムイオン電池の負極極片、電気化学装
置及び電子デバイス 寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司(査定不服)
【要約】下図1のごとく、前記負極極片は、負極集電体及び前記負極集
電体の少なくとも一部の表面に形成された炭素材料コーティングを含み、
前記炭素材料コーティングの厚さは10μm以下であり、前記炭素材料
コーティングは、炭素材料及びポリマー接着剤を含む。ナトリウムイオ
ン電池の負極極片、電気化学装置及び電子デバイスを提供する。
図1 ナトリウムイオン電池の負極極片の構成模式図
【発明の効果】
従来技術と比べて、本願は、少なくとも以下の有益な効果がある。
本願により提供されるナトリウムイオン電池の負極極片、電気化学装置
及び電子デバイスは、負極極片の負極集電体の表面に負極活性材料がな
く、初回充電時に負極集電体の表面に金属ナトリウムを堆積することで、
堆積して形成された金属ナトリウムが負極集電体の表面の炭素材料コー
ティングに付着することができ、炭素材料コーティングがナトリウム金
属の堆積による過電位を効果的に降下し、ナトリウム樹状突起の形成を
抑制することができ、電池のサイクル性能の向上に役立つ。放電プロセ
ス中に、金属ナトリウムは、ナトリウムイオンに変換されて正極に戻り、
サイクル充放電を実現することができる。また、炭素材料コーティングは
、ナトリウムイオン電池中のナトリウム金属核形成の動力学的性能を向
上させることができる。金属ナトリウムは、後続のサイクルプロセスで
生成され、ナトリウムイオン電池は初回充電する前に電圧がないため、
ナトリウムイオン電池は、自己放電をせずに長期間保存することができ、
電池が短絡しても電流が生成せず、安全性が極めて高い。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナトリウムイオン電池の負極極片であって、
負極集電体及び前記負極集電体の少なくとも一部の表面に形成された
炭素材料コーティングを含み、前記炭素材料コーティングの厚さは10
μm以下であり、前記炭素材料コーティングは、炭素材料及びポリマー
接着剤を含む、
負極極片。
【請求項2】
(1)前記炭素材料は、メソカーボンマイクロビーズ、黒鉛、天然黒
鉛、膨張黒鉛、人造黒鉛、ガラス状炭素、炭素-炭素複合材料、炭素繊
維、ハードカーボン、多孔質炭素、高配向性黒鉛、三次元黒鉛、カーボ
ンブラック、カーボンナノチューブ及びグラフェンのうちの少なくとも
1種を含み、
(2)前記炭素材料コーティングにおける前記炭素材料の質量比は90
%~99%であり、
(3)前記炭素材料コーティングにおける前記炭素材料の質量比は94
%~97%であり、
(4)前記炭素材料コーティングの厚さは0.3μm~10μmであり、
(5)前記炭素材料コーティングの厚さは1μm~7μmである、
といった条件の少なくとも1つを満たす、
請求項1に記載の負極極片。
【請求項3】
(6)前記負極集電体は、金属箔材、金属発泡集電体、金属網状集電
体、カーボンフェルト集電体、カーボンクロス集電体、カーボンペーパ
ー集電体及び複合集電体のうちの少なくとも1種を含み、
(7)前記負極集電体は、多孔質構造を有し、前記負極集電体は、多
孔質アルミ箔、多孔質銅箔及び多孔質ステンレス鋼箔のうちの少なくと
も1種を含む、 といった条件の少なくとも1つを満たす、 請求項1に
記載の負極極片。
【請求項4】
前記負極極片は、前記炭素材料コーティングの前記負極集電体から離
れる少なくとも一部の表面に形成されたナトリウム金属層をさらに含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載の負極極片。
【請求項5】
前記負極極片における前記ナトリウム金属層の質量含有量は0.1~
1%である、 請求項4に記載の負極極片。
【請求項6】
(8)前記炭素材料は、カルボキシ基、ヒドロキシ基及びエーテル基
から選ばれる少なくとも1種である含酸素基を含み、
(9)前記炭素材料は、含酸素基を含み、前記炭素材料における酸素
原子の質量含有量≧0.1%である、 といった条件の少なくとも1つ
を満たす、 請求項1に記載の負極極片。
【請求項7】
前記ポリマー接着剤は、セルロースナトリウム、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロースナトリウム、ヒドロキシメチルセルロースカリウム、ジア
セチルセルロース、ポリアクリル酸、アルギン酸ナトリウム、スチレン
ブタジエンゴム、アクリルブタジエンゴム、ポリピロール、ポリアニリ
ン、エポキシ樹脂及びグアルドガムのうちの少なくとも1種を含む、
請求項1に記載の負極極片。
以下割愛
「惜春の唄」 森田公一とトップギャラン
1978年/作詞 山上路夫/曲編 森田公一
● 今日の言葉:来るか令和の大災動乱①
春が来ても、鳥たちは姿を消し鳴き声も聞こえない。
春だというのに自然は沈黙している。
レイチェル・カーソン 『沈黙の春』
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