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極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

さて、超臨界の話をしよう。

2011年07月04日 | EMF安全保障







         朝烏 早くな鳴きそ 我が背子が 朝明の姿 見れば悲しも 

          烏とふ 大をそ鳥の まさでにも 来まさぬ君を ころくとぞ鳴く

                                  作者未詳/万葉集

 

  一羽のからすが窓の外の木にとまった。
  それはテッド・ヒューズのからすでもなく、ゴールウェイのからすでもない。
  フロストのでもなく、パステルナークのでもなく、ロルカのからすでもない。
  戦いのあと血にまみれた臓物をむさぼる
  ホメロスのからすでもない。ただのからす。
  どこかぴったりとふさわしい場所にいたこともなければ
  誰かの筆に書きとめられるほどのこともしちゃいない。
  からすはしばらくその枝にとまっていたが
  やがてまた美しく羽ばたいて
  僕の人生から姿を消していった。



                            レイモンド・カーヴァー 
                 『僕のからす』(My crow)村上春樹 訳



同じカラスでも、時間軸の違いを鮮明にし飛翔する。そんなプレスペクティブを台無
しにしてしまいそうな嫌われ烏が、朝からゴミ集積所周辺にたむろし五月蠅いという
カラスがこちら側にはいると、三次元構成する試みを即興的に歌にする。

   
    ころくとぞと 鳴くか朝烏 かしこくも 屋根にかしまし 嫌われ烏   

 

 


 


【アクティブ省エネ 流れをつかめ】

こんなんもの誰でも考えそうなものだがそこはそれ。「コロンブスの卵」だ。いまは
簡易型のスマートメータ(ワットモニター)が市販されているので簡単に検証できる。
ネット上ではエアコンの室外機に水をスプレー噴射するだけで20%の効率アップとい
うことだから、全国の室外機に取り付けるとそれだけで昨年度実績比の20%電力削
できるというから馬鹿にならない。これで、数年間の大きな仕事は確保できる。な
ぜか、室外機だけでなく、ビル丸ごと、工場丸ごと、家まるごと微細水膜を構築すれ
ば、‘ヒートアイランドバリア’が出現するというわけだ。なにも大量の水を噴霧す
る必要はないはずだ。そのためのエンジニアリング・ポイントは3つ、

(1)軽量で配管の引き回しが簡単にできる供給パイプおよびサポート備品の開発
(2)水量を一定にするための制御器の開発
(3)ノズルの目詰まり防止と軽量の圧送ポンプのセット開発

尚、(1)はデコレーションや目隠し、ワンポイントジョイント化などの工夫がいる。
(3)は選択的な省エネポンプの開発ということになる。気化熱を利用し、熱移動速
度を局所的に高めのがその極意。そこに、マイナスイオンの発生で気分爽快というお
まけも付いてくるというわけだ。

 

 

【さて、超臨界の話をしよう。】

ハイテク製品に欠かせないレアアース(希土類)が太平洋の広い範囲で海底の泥の中
に大量に存在すると東京大などの研究チームが発表。採取や精錬しやすい形で存在し
ているとみられ、レアアース問題の解決につながると期待される。4日の英科学誌ネ
イチャー・ジオサイエンス(電子版)に掲載される。 東大の加藤泰浩准教授(地球
資源学)らによると、レアアースが多く存在すると見られるのはハワイ付近と仏領タ
ヒチ付近の計約1100万平方キロを中心とする広い海域。水深3500~6千メー
トルの海底に積もった厚さ2~70メートルの泥に含まれていた。

主に公海だが、日本の排他的経済水域(EEZ)にも存在する可能性があるとみてい
る。推定埋蔵量はこれまで知られている陸地の埋蔵量約1億1千万トンの800倍の
900億トン
とみられ、2キロ四方の埋蔵量で日本の年間需要約3万トンを満たす計
算。技術的には、海底の泥を吸い上げるだけで採取でき、陸地の鉱床のような放射性
元素をほとんど含まず、利用に適するという
。海底で、開発が有望なレアアースの存
在が確認されたのは初めて。




そこで、超臨界装置の出番とみるのが、わが仮想プロジェクトだ(『南西諸島水都構
想Ⅰ
』)。つまり、最大見積もりで6百気圧もの力がかかる海底での状態再現は、こ
の超臨界海水でのテスト装置が欠かせない。そのストレステストを経てそのエンジニ
アリングの安全性が担保できるというものだ。わたしたちの仲間には、半導体製造プ
ロセス開発で得たその工学的経験(知財)があるというわけだ。
 

TLPの概念図

 

コメント
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