ひとしきり降り去りゆきて庭先の雫くひかりて赤き鬼灯
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夏休みという。強いにわか雨が一頻り降り終わりどよつい
た天気。今日は近江八幡で壮行会がある。この不況雲をど
のように祓うかの処方箋は自分なりに出来ているが、具体
的な計画の実行と聞かれれば黙り込むしかないが、これま
で、ず~っとひとりで戦略を練ってやってきたから自信は
充分だ. ^^;。
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ホオズキ(鬼灯、酸漿)は、ナス科ホオズキ属の多年草。
カガチ、ヌカヅキとも言う。原産地は東南アジア、南欧や
アメリカ大陸など温帯に自生している。主に観賞用や食用
として栽培される。淡い黄色の花を6-7月ころ咲か、開花
時期にあわせて日本各地で「ほおずき市」が開催されてい
る。一説に、果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの頬の様子か
ら「頬突き」と呼ばれるようになった。 また、カメムシ
(古名:ホウ、ホオ)がこの植物によく集まって吸汁する
ことから「ホオ好き」と呼ばれるといった説もある。
漢字では「酸漿」「鬼灯」と書く。中国語で小さな赤い提
灯を意味する。中国語では「金灯」「錦灯籠」などとも言
い、英語では Chinese lantern plant と呼ばれる。平安時代よ
り鎮静剤として利用、江戸時代には堕胎剤とされてた。現
在も咳や痰、解熱、冷え性などに効果があるとして、全草
を干して煎じて飲む風習がある地方が存在する。ナス科植
物の例に漏れず、全草に微量のアルカロイドがあり、特に
酸漿根の部分には子宮の緊縮作用があるヒストニンが含ま
れ、妊娠中の女性が服用した場合流産の恐れがある。万葉
集では「思い草」とも呼ばれていた夏の風物詩「ホオズキ」。
花言葉は「自然美」。 グレープ「ほおずき」
鬼灯を口にふくみて鳴らすごと蛙はなくも夏の浅夜を 長塚節
道の辺の 尾花がもとの 思い草 今さらになど ものか思はむ
万葉集(巻10・秋の相聞)/作者未詳
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予定していた映画『アマルフィ 女神の報酬』を明日観る
ことに。ストーリも楽しみだがティレニア海を臨むアマル
フィ海岸の景色に期待、ビバ・シティーへ‘アンディアモ’
(Andiamo;Let us go)。
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大分大学工学部准教授の 天尾豊は、 デンプン溶液から水
素を取り出し電気に変える燃料電池の研究を行っている(
『充電機能を持つバイオマス光燃料電池の開発』)。とい
っても実用化は10年先になるが、いよいよエネルギーフ
リー時代段階に突入の様相をみせる。
未利用資源であるバイオマスを燃料とする「バイオマス光
燃料電池」が開発できれば、革新的エネルギー生産技術に
つながるバイオマス(ショ糖及び麦芽糖)を原料とした光
水素生産反応を応用したバイオマス光燃料電池だ。原理は
陽極に酸化チタン、陰極に白金で構成し、ショ糖を原料に
クロロフィルを光増感剤、酸素をや金属触媒を使い、生物
工学を駆使した光水素生産反応を応用したもので、前実用
段階であるが【起電力】600mV【光電流】0.02mA程
度の発電が可能だという。
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もう少し大きなシステムから言及すると、木質廃材等のネ
グロマスやバイオマスからをグルコース(若しくはアルコ
ール)を製造しそれを原料として光燃料電池で発電するこ
とで二酸化炭素などの温暖化物質の排出を抑制し太陽光に
よるクローズド型発電システムが構築できる。これからは
考えられないことが日本から続々と発明・発見されてくる
と、えら~く楽観 ^^;。
【おまけ:低温蒸し調理法】 guanylic acid
NHKの『ためしてガッテン』を観ていたら30年間低温
蒸し調理法の研究を続けている平山一政元早稲田大学客員
教授の話題が放送されていて思わず感心してしまった。過
熱蒸気調理法も感心したがこれも相当なものだと。早速、
低温蒸し専用電気鍋を購入することに。
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